最終更新日:2025/11/14
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有害な

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元となった辞書の項目

harmful

形容詞

有害な

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有害な化学物質にさらされると、重篤な健康影響が出る可能性があります。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: harmful

品詞: 形容詞 (adjective)

意味 (英語): causing or likely to cause harm

意味 (日本語): 害を及ぼす、または及ぼしそうな

「harmful」は、「有害な」「害を与える可能性がある」という意味を持つ形容詞です。例えば、化学物質や行為などが身体や環境に悪影響を与えるときに「harmful」と言います。日常会話では「体に悪い」「危険な」というニュアンスを伝えたいときによく使われます。

活用形


  • 比較級: more harmful

  • 最上級: most harmful

他の品詞形


  • 名詞: harm (害)

  • 動詞: harm (害を与える)

  • 副詞: harmfully (有害に)

  • 形容詞(反意語): harmless (無害な)

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級): ある程度英語でコミュニケーションができる方が、環境問題や健康などの話題で用いる際に頻出する単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: harm (「害」、「傷つける」という意味)

  • 接尾語: -ful (「〜でいっぱいの、〜の特性をもつ」という意味)

「harmful」は「害を内包する状態」を表す形容詞です。

関連語・派生語・類縁語


  • harm (名詞/動詞): 害(を与える)

  • harmless (形容詞): 無害な

  • harmfully (副詞): 有害に

  • harmfulness (名詞): 有害性

よく使われるコロケーション (共起表現) 10個


  1. harmful chemicals (有害な化学物質)

  2. harmful substances (有害物質)

  3. potentially harmful (潜在的に有害な)

  4. harmful effects (有害な影響)

  5. harmful consequences (有害な結果)

  6. harmful side effects (有害な副作用)

  7. harmful to human health (人間の健康に有害な)

  8. harmful practice (有害な慣行・行為)

  9. harmful radiation (有害な放射線)

  10. harmful stereotypes (有害な固定観念)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 「harm」は古英語の「hearm」から由来し、「隙間を作る」「不利益をもたらす」といった意味を含みます。

    • 「-ful」は古英語で「満ちた」「特性を持つ」という意味を持ちます。


このように「harmful」は「害をもたらす性質をもつ」というニュアンスになります。

ネガティブな状況や対象を説明するときに使用され、会話でも書き言葉でも幅広く用いられます。カジュアルにもフォーマルにも使える便利な形容詞ですが、場面によっては「detrimental (有害な)」「injurious (有害な)」など、より硬い意味合いの単語が選ばれることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞の前に置いて「(名詞) + is harmful」のように叙述で使うこともできます。


    • 例: This chemical is harmful to the environment.

    • 例: Harmful chemicals are banned by law.


  • 他動詞/自動詞の区別は不要ですが、元となる動詞「harm」には他動詞的な用法(誰か/何かを害する)があります。


  • 「harmful」は可算・不可算名詞を問わず、修飾対象が「害につながるもの」であれば幅広く使われます。



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “That cleaning solution might be harmful to your skin, so wear gloves.”

    (その洗剤は肌に有害かもしれないから、手袋を着けた方がいいよ。)


  2. “Eating too much junk food can be harmful to your health.”

    (ジャンクフードを食べすぎると健康に悪いよ。)


  3. “Try not to spread harmful rumors about people.”

    (人について有害な噂を広めないようにしてね。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “We need to ensure this product is not harmful to consumers before launching it.”

    (発売前に、この製品が消費者に有害でないことを確認しなければなりません。)


  2. “The new regulations target harmful emissions from factories.”

    (新しい規制は工場からの有害排出物を対象としています。)


  3. “Prolonged exposure to harmful substances can lead to serious health issues.”

    (有害物質への長期的な曝露は深刻な健康問題につながる可能性があります。)


学術的/アカデミックな文脈の例文 (3つ)


  1. “Studies show that certain pesticides are harmful to biodiversity and ecosystems.”

    (ある研究によれば、一部の農薬は生物多様性や生態系に有害であるとされています。)


  2. “Researchers are examining the harmful effects of noise pollution on urban wildlife.”

    (研究者たちは都市の野生生物に対する騒音公害の有害な影響を調査しています。)


  3. “This paper discusses the harmful impact of microplastics on marine organisms.”

    (本論文では、マイクロプラスチックが海洋生物に与える有害な影響について論じます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. detrimental (有害な)


    • 「harmful」よりややフォーマルで、健康や環境への重大な悪影響を強調するニュアンス

    • 例: “Lack of sleep can have a detrimental effect on productivity.”


  2. damaging (損害を与える)


    • 直接的に物理的・精神的な損傷を与えるイメージ

    • 例: “The storm had damaging effects on the farmland.”


  3. injurious (傷つける、有害な)


    • やや古風でフォーマルな響き

    • 例: “The chemical was found to be injurious to human tissue.”


  4. noxious (有害な、毒のある)


    • 特にガスや化学物質など「毒性」や「有害性」を強調

    • 例: “Noxious fumes were released from the factory.”


反意語


  • beneficial (有益な)

  • harmless (無害な)

  • helpful (助けになる)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /ˈhɑːrmfəl/ (ハームフル)

    • イギリス英語: /ˈhɑːmfʊl/ または /ˈhɑːmfəl/


  • アクセント: 最初の音節 “harm” に強勢があります。


  • よくある間違い: 母音を曖昧にしたり “rm” の部分を発音しにくくて「ハムフル」や「ハーミフル」となりがちです。rの音やmの音を確実に発音するように注意してください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “harmful” の “m” の後に「-ful」と書く点に注意。「harmfull」と綴らないように気をつけましょう。

  • 同音異義語との混同: “harmful” と “harmless” で述語部分を誤って逆に使わないように注意が必要です。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、環境問題や健康管理に関する文章でよく目にする可能性が高いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「harm + ful = 害が満ちている」→「有害な」と、接尾語 “-ful” のイメージを覚えるとよいでしょう。

  • 「harmful」は「危険そうなイメージ」を連想できる写真やシーン(毒マークや真っ赤な警告サインなど)と結びつけて暗記するのも効果的です。

  • 自然や健康を毀損する「害」というキーワードを覚えることで、派生語「harmless (無害な)」との対比もはっきりし、混同が減ります。


以上が、形容詞「harmful」の詳細解説です。環境問題や健康リスクなどを表す際に頻出の単語なので、ぜひ覚えておきましょう。

意味のイメージ
harmful
意味(1)

有害な,害になる

TOEIC英単語(TSL) / 和訳 / 単語カード問題

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