最終更新日:2025/11/17

(警告・指示・情報などを伝える)信号,合図 / (…の)きっかけ,動機,導火線《+for+名》

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元となった辞書の項目

signal

名詞

(警告・指示・情報などを伝える)信号,合図 / (…の)きっかけ,動機,導火線《+for+名》

このボタンはなに?

信号が赤に変わったので、私は車を停めました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: signal

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味(英語):

A message or indication that sends information or warning, often through sound, light, or other means.

意味(日本語):

音や光などを使って情報や合図を送るもののことです。何かが起こることや次にすべきことを知らせたり、注意を促したりする際に使われる名詞です。「信号」や「合図」という意味を持ち、交通信号のように物理的な信号を指すだけでなく、比喩的に「(何かを)示すきっかけ」「サイン」というニュアンスでも使われます。

「signal」は「何かを知らせる」「指示する」ときに使われるので、相手に行動を促しやすい単語でもあります。


  • 活用形: 名詞のため、基本的に「signals(複数形)」が変化形です。

  • 他の品詞例:


    • 動詞: to signal (合図を送る)

    • 形容詞: この単語の形容詞形は一般的に “signal” のまま形容詞としてはあまり使われませんが、文脈により、「信号の〜」を signal として形容詞的に表す表現は可能です。


CEFRレベルの目安:


  • B1(中級): 一般的な合図やメッセージとして使い、日常会話やニュースでもよく登場します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭語: なし

  • 語幹: “sign-” (印/記号)

  • 接尾語: “-al” (形容詞化・名詞化を示す場合がある)

関連語や派生語:


  • sign (名詞: 記号、看板)、または (動詞: 署名する)

  • signature (名詞: 署名)

  • signaler (名詞: 合図を送る人、信号手など)

  • signalling / signaling (動名詞・形容詞: 合図を送ること、信号を発する)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. receive a signal(信号を受け取る)

  2. send a signal(信号を送る)

  3. a clear signal(明確な合図)

  4. a warning signal(警告信号)

  5. lost signal(信号が途切れた・届かない)

  6. signal strength(信号の強度)

  7. traffic signal(交通信号)

  8. signal failure(信号の不具合)

  9. digital signal(デジタル信号)

  10. signal an intention(意図を示す)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の “signum”(印、合図)が変化し、中世フランス語を経て英語に取り入れられました。「印」「象徴」を示すことから派生し、何らかの手がかりを与える「合図」として使われるようになりました。

ニュアンスや使用上の注意:


  • 多くの場合、物理的・直接的な合図(ライトや音、旗など)を指すことが多いですが、比喩的に「経済が好調のサイン」「メンバーからの合図」として、人々の行動や状況を示すサインとしても使えます。

  • 文章でも口語でも幅広く使用されますが、ややフォーマル寄りのニュアンスがあり、文書・レポートなどでもよく登場します。


4. 文法的な特徴と構文

可算名詞/不可算名詞:


  • 通常は可算名詞として扱い、「a signal」「many signals」のように冠詞や複数形がつきます。

  • 不可算名詞としてはあまり扱われませんが、場合によっては「信号(全体としての概念)」に近いイメージで使われることもあります。

一般的な構文やイディオム:


  • “to give a signal” : 合図を与える

  • “to pick up a signal” : 信号を受信する / 何らかのサインに気づく

  • “to interpret a signal” : 信号やサインを解釈する

  • “mixed signals” : 矛盾する合図(相手が混乱するような行動やメッセージ)

フォーマル/カジュアルな使い分け:


  • 口語では「sign」と混同される場合もありますが、より技術的・専門的な場面では「signal」を使用する頻度が高いです。

  • ビジネスや学術文脈でも「経済指標」「科学的な信号」など多用されます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話で使う例文


  1. “I lost the signal on my phone when I went into the tunnel.”

    (トンネルに入ったら携帯の電波が切れちゃったんだ。)


  2. “He gave me a signal to start filming the event.”

    (彼はイベントの撮影を始めろと合図を送ってくれたんだ。)


  3. “Could you signal me when it’s my turn to speak?”

    (私の番になったら合図してもらえますか?)


(2) ビジネスで使う例文


  1. “We need a clear signal from management before proceeding with the project.”

    (プロジェクトを進める前に、経営陣から明確なサインが必要です。)


  2. “The market’s reaction was a strong signal that we should revise our strategy.”

    (市場の反応は、私たちが戦略を見直すべきだという強い合図でした。)


  3. “This report will send a significant signal to our investors about our growth potential.”

    (このレポートは、当社の成長可能性について投資家に重要なシグナルを与えるでしょう。)


(3) 学術的な文脈で使う例文


  1. “Researchers analyzed the brain’s electrical signals to study the patient’s condition.”

    (研究者たちは患者の状態を調べるために脳の電気信号を分析しました。)


  2. “The satellite continuously transmits signals back to the ground station.”

    (人工衛星は常に地上局に向けて信号を送信しています。)


  3. “We derived the signal-to-noise ratio to evaluate the clarity of the data.”

    (データの明瞭度を評価するためにS/N比(信号対雑音比)を算出しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. hint (ヒント)


    • より控えめな合図や示唆。「signal」ほど明確ではない小さなサインを示す。


  2. cue (キュー)


    • 演劇や映画などで「合図」という意味。日常会話でも「合図を出す」という文脈で使われる。


  3. sign (サイン、記号、手がかり)


    • より広義に「記号」「掲示板のサイン」「体の症状のサイン」など、必ずしも「合図」と限らない。


反意語(Antonyms)


  • 直接的な反意語はありませんが、文脈上「noise(ノイズ)」が「signal」と対比されることがあります。たとえば「signal-to-noise ratio」のように、「信号」と「ノイズ」を対比して用います。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA):


  • 米: /ˈsɪɡ.nəl/

  • 英: /ˈsɪɡ.nəl/

どちらも同じように “シグナル” で、第一音節 “SIG” にアクセントがあります。

よくある発音の間違い:


  • /ˈsɪɡ.nəl/ の /nəl/ の部分を /nɔːl/ と発音するなど、母音を誤る場合があります。

  • つづりを “singnal” のように “n” を重ねてしまうスペルミスも起こりやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “signal” の中間に “g” があるのを見落として “signal” → “singal” などと誤記する。

  • 意味の取り違え: “sign” と混同して、「署名」を意味するのか「合図」を意味するのか混乱しないように。

  • TOEIC・英検などの試験出題でのポイント:


    • 実際に出題される場合は「交通信号」「通信信号」の文脈や、比喩的な「市場のサイン」といった用法が問われやすい。

    • 「signal for~」や「send a signal to~」など、前置詞の使い方やコロケーションを問う問題が出やすいです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “sign” + “-al” で「サイン(印)になるもの」をイメージすると覚えやすいです。

  • 交通信号(traffic signal)を思い浮かべれば、音や光で何かを「知らせる」イメージが得られます。

  • “signal” という単語を見ると「小さなSign(サイン)ですぐにActions(行動)につなげられる」という連想で覚えるのも一案です。


以上が名詞 “signal” の詳細解説です。日常生活からビジネス、学術まで幅広く使われる単語なので、用法やコロケーションをしっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
signal
意味(1)

(警告・指示・情報などを伝える)信号,合図

意味(2)

(…の)きっかけ,動機,導火線《+for+

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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