最終更新日:2025/09/09

〈U〉選ぶこと, 《...から》選び出すこと《from, out of, among ...》 / 〈C〉《...から》選び抜かれた人(もの) 《from, of ...》 / 《単数形で》(商店などの)品揃え / 〈U〉淘汰

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元となった辞書の項目

selection

名詞

〈U〉選ぶこと, 《...から》選び出すこと《from, out of, among ...》 / 〈C〉《...から》選び抜かれた人(もの) 《from, of ...》 / 《単数形で》(商店などの)品揃え / 〈U〉淘汰

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解説

以下では、名詞「selection」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語

• selection

品詞

• 名詞 (noun)

意味(英語・日本語)

• 英語: The act of choosing something or someone from a group; a range of things or people chosen for a particular purpose.
• 日本語: 選択すること、選び抜かれたもの、または選ばれた品々。例えばレストランのメニューからランチを選ぶ場合にも使えますし、商品カタログから選び抜かれた品揃えを表す時にも使う表現です。

「selection」は、何かの中から特定のものを「選び抜いた結果」や「選択そのもの」を表すときに使われます。日常的には「商品ラインナップ」や「音楽のセレクション」などに使われるため、初心者にもよく目にする比較的身近な単語です。

活用形

名詞なので、原形 “selection” のまま形が変わることはありません。

• 単数形: selection

• 複数形: selections

他の品詞形

• 動詞: select (選ぶ)

• 形容詞: selective (選択的な)

• 形容詞: selected (選ばれた)

CEFRレベル目安

• B1(中級)程度

日常会話や少しフォーマルなシーンでもよく使う単語なので、中級程度の学習者から上級にかけて活用できる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 語幹: “lect” ← ラテン語の “legere” (選ぶ)

• 接頭語: “se-” (離して、離れたところへ)

• 接尾語: “-tion” (動詞が名詞になる形: ~すること、行為)

ラテン語の “legere(レゲレ)” には「読む・集める・選ぶ」などの意味があり、これが “select” や “collect” などの語幹にもつながっています。

代表的なコロケーション(10個)


  1. wide selection / 幅広い選択肢

  2. random selection / 無作為抽出

  3. good selection / 豊富な品揃え

  4. natural selection / 自然選択 (生物学用語)

  5. job selection process / 採用選考プロセス

  6. selection criteria / 選考基準

  7. user selection / ユーザーが選んだもの

  8. selection of wines / ワインの品揃え

  9. careful selection / 注意深い選定

  10. large selection / 大量のセレクション (種類が豊富なときなど)

これらの表現は日常英会話やビジネスシーン、小売業界など、幅広い場面で使われます。


3. 語源とニュアンス

語源

• ラテン語の “selectio” (選びとること) に由来。

• “se-” (離れて) + “legere” (読む、選ぶ) という組み合わせが語源で、“区別して選ぶ” というニュアンス。

ニュアンスと使用時の注意

• 何かを全体から特定のものに絞るというニュアンスが強い。

• 日常的には「選んだもの・品揃え」の意味で便利に使えます。

• 紙面上でも口語でもどちらでも見かけますが、内容によってはややかしこまった響きになる場合もあります(「セレクション」というカタカナ語のイメージ)。

フォーマル / カジュアル

• フォーマルな文章やビジネス文書:選考プロセス (selection process) など

• カジュアルな会話:音楽や商品のセレクション、レストランのメニュー など


4. 文法的な特徴と構文

文法的特徴

• 名詞(可算名詞): a selection, the selection, some selections などの形を取る。

• 単数・複数両方で使われる。単数で「一つの選択・品揃え」、複数で「いくつかの選択肢・いろんなセレクション」というニュアンス。

よく使われる構文・イディオム


  1. make a selection of 〜 (〜を選択する)


    • “We need to make a selection of the best candidates.”


  2. have a wide selection of 〜 (〜が豊富に取り揃えられている)


    • “They have a wide selection of books at the new library.”


  3. be spoilt/spoiled for choice (選択肢が多くて迷う)


    • 厳密には “selection” という単語を含みませんが、「選択肢が多すぎる」という類似表現として一緒に覚えておくと便利。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “They have a great selection of desserts here. I can’t decide!”

    (ここはデザートの品揃えがすごいね。どれにするか迷うよ!)

  2. “I like your selection of music for the party. It’s so lively!”

    (パーティーにぴったりな音楽のセレクションだね。とっても盛り上がるよ!)

  3. “We need a good selection of snacks for movie night.”

    (ムービーナイトには、いい感じのスナックを揃えたいよね。)

ビジネス (フォーマル寄り)


  1. “Our HR department has a clear selection process for new employees.”

    (人事部では、新入社員を採用するための明確な選考プロセスがあります。)

  2. “We should present the client with a selection of design concepts.”

    (クライアントには、複数のデザイン案を提示するべきです。)

  3. “They offer a wide selection of financial services, including mortgages.”

    (彼らは住宅ローンを含む幅広い金融サービスを提供しています。)

学術的 (アカデミック)


  1. “Natural selection is a key concept in evolutionary biology.”

    (自然選択は進化生物学における重要な概念です。)

  2. “A random selection method was used to eliminate bias.”

    (偏りをなくすために無作為抽出法が用いられました。)

  3. “The selection of samples was based on specific criteria.”

    (サンプルの選定は特定の基準に基づいて行われました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. choice (選択)


    • 「選択する行為・選択肢」の意味。よりカジュアルに「チョイス」として日常会話で使われる。


  2. option (選択肢)


    • 選択できる一つひとつの可能性を示すときに使う。ビジネスや技術文書でも多用される。


  3. pick (選ばれたもの・選ぶ)


    • 口語的に「ピックする・選ぶ」の意味。より気軽に用いられる表現。


  4. assortment (詰め合わせ・取り合わせ)


    • 選んだもののまとまりを強調するときに使われることが多い。


反意語


  1. rejection (却下・拒否)


    • 「選ばない」ことを強調する場合などに使われる。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)

• アメリカ英語: /səˈlɛkʃən/ または /sɪˈlɛkʃən/

• イギリス英語: /sɪˈlɛkʃən/

強勢(アクセント)の位置

• 第二音節 “-lec-” にアクセントが置かれます → se-LEC-tion

よくある発音の間違い

• “select” と似ているため「セレクチョン」などと発音しがちですが、しっかり /ʃən/ の音で終わらせるのがポイント。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • “sellection” と “l” を重ね書きしてしまう間違いが多い。正しくは “selection”。


  2. 同音異義語との混同:


    • 特に紛らわしい同音異義語はありませんが、「select(動詞)」の派生でスペルを混同しやすいので注意。


  3. 試験対策:


    • ビジネス関連や学術的文章で頻出。TOEICや英検などでは “selection process” や “selection criteria” がコロケーションとして出題される可能性がある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「select(選ぶ)」+「-tion(行為を表す名詞の接尾辞)」というイメージ。

• “Select” でまず「セレクトする」と覚え、それが名詞化したものが “Selection”。

• 「セレクション=3つ以上のものから選んだ集まり」という図式で覚えておくとわかりやすい。


名詞「selection」は、「選択」や「選ばれたもの」という意味合いで非常に汎用性が高く、日常会話からビジネス、学術まで幅広く使われる単語です。コロケーションも豊富なので、ぜひ実践的に覚えるとコミュニケーションの幅が広がります。

意味のイメージ
selection
意味(1)

〈U〉《時にA~》選ぶこと,選抜,選出;(…から)選び出すこと《+from(out of, among)+

意味(2)

〈C〉(…から)選び抜かれた人();(…の)抜粋,選集《+from(of)+

意味(3)

〈C〉《単数形で》(商店などの)品揃え

意味(4)

〈U〉淘汰(とうた):natural selection自然淘汰

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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