元となった辞書の項目
overtime
解説
1. 基本情報と概要
英語: overtime
日本語: 残業、定められた労働時間を超えて働くこと
「overtime」は、通常の労働時間を超えて勤務する時間や、延長された試合時間などを指す名詞です。日本語では「残業」や「超過勤務時間」という意味で使われます。「仕事で決められた時間を超えて働いたり、スポーツの試合で規定時間終了後にさらに延長された時間」のニュアンスをもつ単語です。
- 品詞: 名詞 (また、形容詞や副詞としても使われることがあります)
- 活用形: 名詞なので、基本的には数を表す場合に複数形 overtimes を使うことはあまりありませんが、文脈によっては使われる場合があります。
他の品詞例:
- 形容詞: “overtime pay” (残業代の)
- 副詞: “He worked overtime.” (彼は残業をした)
- 形容詞: “overtime pay” (残業代の)
CEFRレベル: B1(中級)
- 理由: 日常のビジネスや会話でよく使われる表現なので、中級レベルで身につけておきたい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: “time” (時間)
- 接頭語: “over-” (上回る、超過する)
- “over” には「〜を超えて」「上回って」という意味があり、「time」と組み合わさって「定められた時間を超えて」という意味を生み出しています。
- “over” には「〜を超えて」「上回って」という意味があり、「time」と組み合わさって「定められた時間を超えて」という意味を生み出しています。
- 派生語や類縁語:
- “overtime pay” (残業代)
- 動詞的表現としては「to work overtime」(残業する) などが挙げられます。
- “overtime pay” (残業代)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- work overtime : 残業する
- overtime pay : 残業代
- overtime hours : 残業時間
- overtime rate : 残業賃金率
- mandatory overtime : 義務的な残業
- put in overtime : 残業をする(extraのニュアンスで「頑張って残業をする」)
- overtime request : 残業申請
- overtime limit : 残業の上限
- overtime policy : 残業に関する会社の方針
- overtime shift : 残業シフト/超過勤務時間帯
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- 「over(超えて)」+「time(時間)」が組み合わさってできた英単語で、そのまま「定められた時間を超える」という意味が起源です。
- 「over(超えて)」+「time(時間)」が組み合わさってできた英単語で、そのまま「定められた時間を超える」という意味が起源です。
- 歴史的な使われ方:
- 元々は労働時間以外にも、スポーツの延長戦など「規定時間の延長」を表す意味でも用いられています。
- 元々は労働時間以外にも、スポーツの延長戦など「規定時間の延長」を表す意味でも用いられています。
- ニュアンス・使用時の注意点:
- ビジネスシーンで使う場合は、基本的に「残業」を指し、ややフォーマル・カジュアル問わず、広く使われます。
- スポーツにおいては、試合の延長戦を指すため、ややカジュアルですが、公式の場面でも「overtime」はよく使われます。
- ビジネスシーンで使う場合は、基本的に「残業」を指し、ややフォーマル・カジュアル問わず、広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての使用:
- 通常は不可算名詞として扱われることが多く、「He did a lot of overtime last month. (彼は先月たくさん残業した)」のように使います。
- 文脈によっては「overtimes」という形で複数形が使われることもありますが、一般的ではありません。
- 通常は不可算名詞として扱われることが多く、「He did a lot of overtime last month. (彼は先月たくさん残業した)」のように使います。
- 形容詞的用法:
- “overtime pay”(残業代)のように、別の名詞を修飾します。
- “overtime pay”(残業代)のように、別の名詞を修飾します。
- 副詞的用法:
- “He worked overtime. (彼は残業をした)” のように使用されます。
- “He worked overtime. (彼は残業をした)” のように使用されます。
- 構文例:
- “(someone) work(s)/worked overtime.”
- “to do overtime” と表現されることもあります。
- フォーマル・カジュアルを問わず、「残業」という意味合いで使えます。
- “(someone) work(s)/worked overtime.”
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)
- “I can’t go out tonight because I have to work overtime.”
(今夜は残業があるから出かけられないんだ。) - “She’s exhausted from all the overtime this week.”
(彼女は今週の大量の残業で疲れ切っているよ。) - “They often pay extra for overtime hours.”
(残業時間にはよく割増賃金が支払われるよ。)
ビジネスシーン(ややフォーマル)
- “Our company introduced a new overtime policy last month.”
(弊社は先月、新しい残業ポリシーを導入しました。) - “I need your approval to work overtime on this project.”
(このプロジェクトで残業するために、あなたの承認が必要です。) - “Please submit the overtime request form before the end of the day.”
(残業申請書を今日中に提出してください。)
学術的または公式な文脈
- “A study on employee health indicates that excessive overtime can lead to burnout.”
(従業員の健康に関する研究によると、過度な残業は燃え尽き症候群につながる可能性がある。) - “Overtime regulations are strictly enforced in this country to protect workers’ rights.”
(この国では、労働者の権利を守るために残業規制が厳しく適用されている。) - “The survey data revealed a correlation between overtime hours and work-related stress.”
(その調査データは、残業時間と仕事に関連するストレスとの相関関係を明らかにした。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- extra hours(追加の勤務時間)
- 「そのまま追加の時間」という意味合いで、フォーマル度は低め。
- 「そのまま追加の時間」という意味合いで、フォーマル度は低め。
- extended hours(拡張された時間帯)
- お店の営業延長などでよく使われる。職場の残業にも使えるがややフォーマルな響き。
- お店の営業延長などでよく使われる。職場の残業にも使えるがややフォーマルな響き。
- after-hours work(就業時間後の仕事)
- “overtime” ほど定番ではないが、似た意味合いを持つ。
反意語
- regular working hours(通常の労働時間)
- off-duty(勤務時間外、非番)
オフィスの通常勤務が「regular working hours」、それ以外で働くのが「overtime」と覚えておくとわかりやすいでしょう。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA(アメリカ英語): /ˈoʊvərtaɪm/
- IPA(イギリス英語): /ˈəʊvətaɪm/
- アクセント位置: 最初の “o” にアクセントが来ます (o-VER-time)。
- よくある発音ミス:
- 「オバタイム」などと「b(バ行)」で発音してしまうケースがありますが、“o” の母音を意識して “over” をはっきり発音してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “overtime” (誤: “over time” と分けてしまう)
- “over time” とスペースを入れると、「時が経つにつれて」という全く別の意味になります。
- “over time” とスペースを入れると、「時が経つにつれて」という全く別の意味になります。
- 同音異義語との混同:
- “over time”(時とともに)との混同
- “over time”(時とともに)との混同
- 試験対策:
- TOEIC や英検などでビジネス用語として出題されることが多いです。
- 「残業の状況に関わる広告やメール文面」などの設問で問われる場合があります。
- TOEIC や英検などでビジネス用語として出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ:
- “over” (超える) + “time” (時間) → 「決められた時間を超える」という簡単な連想で覚えやすいです。
- “over” (超える) + “time” (時間) → 「決められた時間を超える」という簡単な連想で覚えやすいです。
- 覚え方のヒント:
- スペルを「over + time」として「残業しすぎて時間が“over”してしまう」とイメージすると混同しにくいでしょう。
- スペルを「over + time」として「残業しすぎて時間が“over”してしまう」とイメージすると混同しにくいでしょう。
- 勉強テクニック:
- ビジネス英語で頻出する単語なので、実際の職場やニュース記事から例文を探し、「work overtime」「overtime pay」の形で覚えるのがおすすめです。
以上が名詞「overtime」の詳細解説です。会社での残業やスポーツの延長戦など、さまざまな場面で使われる単語なので、ぜひ覚えてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
超過勤務(時間) / 超過勤務手当
意味(2)
(勝負が決まらない時の)延長時間,延長戦