最終更新日:2025/11/30

【名/U/C】言い換え,言い直し

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元となった辞書の項目

restatement

【名/U/C】言い換え,言い直し

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彼女の最近の演説は、広く公表された彼女の見解の再表明に過ぎなかった。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語

restatement

品詞(Part of Speech)

・名詞 (noun)

意味(英語)

“The act of stating something again or differently, often for clarification or emphasis.”

意味(日本語)

「あることを再度、もしくは違った表現で述べること。明確にしたり強調したりするときに使われます。」

たとえば、相手の発言を少し言い換えてもう一度言うときや、提案の内容を改めて分かりやすく提示しなおすときに使われる単語です。ビジネスの場面でも、議論が混乱しないように「再度まとめる」意味で使われます。

活用形


  • restatement(名詞)


    • 通常は可算名詞として用いられますが、その文脈によって不可算的にも使われます。


  • restate(動詞) → restates, restated, restating

他の品詞例


  • 動詞:restate(改めて言う、言い直す)

CEFRレベルの目安:B2(中上級)

「restatement」は、ある程度複雑な文脈で使われるため、B2レベル(中上級)として扱われることが多いです。英語の論理的・抽象的な議論に慣れ始めた学習者向きです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • re-(接頭辞):再び、もう一度

  • statement(語幹):主張・述べたこと

「re-」が「もう一度」という意味を持ち、「statement」が「述べること」を指します。そのため、「restatement」は「もう一度述べること」となります。

派生語・類縁語


  • restate(動詞):言い直す、再度述べる

  • statement(名詞):述べられた内容、陳述

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. a formal restatement(正式な再表明)

  2. official restatement(公式の再提示)

  3. restatement of policy(政策の再表明)

  4. restatement of argument(論点の再提示)

  5. restatement in simpler terms(より簡単にした再度の言い直し)

  6. subtle restatement(微妙なニュアンスの再表明)

  7. direct restatement(直接的な再度の言及)

  8. restatement of the facts(事実の再提示)

  9. restatement in writing(書面における再度の述べ直し)

  10. restatement for clarity(明確化のための再度の言い直し)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「re-」(再び) + 「statement」(陳述)

    → 「もう一度(別の言い方で)述べること」という意味を持つようになりました。

歴史的な使われ方

法律文書や公的文書では、誤解を防ぐために念入りに「再表明」する必要があります。学術・ビジネスの分野でも議論の明確化のためによく使われます。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 相手に内容を再確認させる意味合いが強いです。

  • 「言い換え」「まとめ直し」という、整理された感覚を与えます。

  • ビジネスシーンや学術的シーンで使われることが多く、フォーマルまたはセミフォーマルな響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文

文法上のポイント


  • 通常は可算名詞(例:make a restatement, provide a restatement)ですが、文脈によっては「restatement」という行為自体を不可算に扱うことがあります。

  • 動詞形は “to restate” で、他動詞として目的語をとり、「~を言い直す/再度述べる」という形で使用します。

一般的な構文


  • “This report is a restatement of …”(この報告書は~の再表明です)

  • “Could you restate your position on …?”(~についてのあなたの立場を再度お示しいただけますか?)

イディオム的用法

特定のイディオムはあまりありませんが、よく “to make a restatement” と言い、「再度述べる」「再度説明する」という表現をします。

使用シーン


  • ビジネス:プレゼンや会議での再確認

  • アカデミック:論文やレポートでの論点の再度のまとめ

  • 日常会話ではあまり多用されませんが、丁寧に言い直したい時に使う可能性があります。


5. 実例と例文

A. 日常会話(カジュアルシーン)


  1. “I think a quick restatement of our plan might help everyone understand.”

    (計画をざっと言い直すことで、みんなの理解が深まりそうだよ。)


  2. “Let me try a restatement of what you just said to be sure I get it right.”

    (あなたが今言ったことを確認するために、少し言い直してみますね。)


  3. “A restatement of the rules could prevent confusion later.”

    (規則をもう一度まとめ直しておけば、後で混乱しなくなるかも。)


B. ビジネスシーン(フォーマル/セミフォーマル)


  1. “Our manager provided a clear restatement of the company’s goals at the meeting.”

    (上司は会議の中で、会社の目標を明確に再度示しました。)


  2. “In light of recent events, we need a restatement of policy to address new challenges.”

    (最近の出来事を踏まえ、新たな課題に対処するには政策の再提示が必要です。)


  3. “Before proceeding, let’s have a restatement of the main points for clarity.”

    (先に進む前に、主要なポイントを明確にするために再度まとめ直しましょう。)


C. 学術的な文脈(アカデミック)


  1. “The introduction offers a restatement of the problem for emphasis.”

    (序論では問題点を強調するために再表明がなされています。)


  2. “A concise restatement of the hypothesis will guide the discussion more effectively.”

    (仮説を簡潔に再提示すると、議論をより的確に導くでしょう。)


  3. “The restatement of the results clearly shows the significance of the findings.”

    (結果の再表明は、その発見の重要性を明確に示しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. rephrasing(言い換え)


    • より口語的で、繊細な意味を変えずに単語を置き換えるイメージ。


  2. reiteration(繰り返し述べること)


    • 同じ内容を強調のために繰り返す表現に近く、説明というよりは「繰り返し」。


  3. recap / recapitulation(要約・まとめ)


    • 主に要点に絞ってまとめるイメージ。再述よりも「まとめ直し」に近いニュアンス。


反意語(Antonyms)


  • omission(省略):述べるのではなく、あえて省くこと

  • silence(沈黙):何も言わないこと


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語(AE):/ˌriːˈsteɪtmənt/

  • イギリス英語(BE):/ˌriːˈsteɪtmənt/

最初の “re” の部分に軽くアクセントを置き、「re-STAYT-ment」のように「-state-」のところで強めに言います。


  • 「t」の発音が早口になると曖昧に聞こえる場合があり、はっきりと “t” を意識するとクリアに伝わります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “restatement” のスペルミス


    • たとえば “re-statement” とハイフンを入れた語形は一般的ではありません。


  • “restate” と “restate(s)” “restate(d)” “restating” など、動詞形の活用を混同しないように注意してください。

  • 同音異義語ではありませんが、「restate」と「restart」など、“re-” で始まる動詞との混同には気をつけましょう。

  • TOEICなどのビジネス英語関連の資格試験では、会議や報告書に関する文脈の中で出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「re-」=「もう一度」、「statement」=「述べること」という分かりやすいイメージを思い浮かべましょう。「もう一度言い直す、もう一度説明する」というシーンを頭に描くと覚えやすいです。

  • 「レポートやプレゼンで大事な点をもう一回整理し直す行為」として覚えると実践的です。

  • 「まとめ直し」というニュアンスで「頭の中で再構成して伝え直す」というイメージを持つと、理解しやすいでしょう。


以上が “restatement” の詳細解説です。「再表明」や「言い直し」として、ビジネスや学術的な場面で非常に便利な単語です。ぜひ使いながら覚えてみてください。

意味のイメージ
restatement
意味(1)

言い換え,言い直し

TOEIC英単語(TSL) / 英訳 / 4択問題

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