〈U〉無線,無線電信 / 〈U〉《the wireless》《英》ラジオ[放送,番組];〈C〉ラジオ[受信機] / 無線[電信,電話,電報]の / 《英》ラジオの
wireless
1. 基本情報と概要
英単語: wireless
品詞: 形容詞(場合によっては名詞としても使用される)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2: 「日常会話レベルを超えて、より専門的・複雑な話題にも対応できる」レベル
意味(英語)
- wireless: using radio waves or other forms of electromagnetic signals instead of wires or cables to transmit data or communication.
意味(日本語)
- 「有線(ワイヤ)を使わずに、無線電波などを用いてデータや通信を行うこと」という意味です。
例えば、無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth、スマートフォンの通信などがこれに当たります。ケーブルにつながなくても通信ができる、というニュアンスの単語です。
活用形
- 形容詞: wireless(比較級・最上級の形は通常使われません)
- 副詞形: wirelessly(例: The device connects wirelessly.)
- 名詞形: wireless(古風な用法として「ラジオ」を指す場合あり)
例: In older British English,
a wirelesscould meana radio.
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- wire(針金・電線) + -less(「〜がない」の意味を持つ接尾語)
- この組み合わせにより、「電線(線)がない」という意味が生まれています。
関連語
- wire: 「電線」
- wirelessness: 「無線であること」(ただしあまり一般的じゃない)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- wireless network → 「無線ネットワーク」
- wireless connection → 「無線接続」
- wireless device → 「無線デバイス」
- wireless technology → 「無線技術」
- wireless router → 「無線ルーター」
- wireless signal → 「無線信号」
- wireless mouse → 「ワイヤレスマウス」
- wireless keyboard → 「ワイヤレスキーボード」
- wireless access point (AP) → 「無線アクセスポイント」
- wireless carrier → 「無線通信事業者」(携帯キャリアなど)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「wire(電線)」と「-less(〜がない)」の結合。19世紀末〜20世紀初頭に、電信やラジオ通信が始まった時代に「空中線(アンテナ)で送受信する=線がない」という意味で使われるようになりました。
ニュアンス・使用時の注意
- 現代では「無線の」「ワイヤレスの」という意味で、技術的文脈や日常でもよく用いられます。
- フォーマル・カジュアル両方のシーンで使われる一般的な語ですが、ビジネスやテクノロジー関連で多用されることが多いです。
- 英国では古い表現で「a wireless」が「ラジオ受信機」を指す場合がありましたが、現代ではあまり使われません。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞用法が中心:「wireless device」「wireless technology」のように、名詞を修飾します。
- 名詞用法(古めかしい用法):「He turned on the wireless.」(=彼はラジオをつけたよ)。現代ではほとんど聞かれません。
一般的な構文/イディオム
- “Wireless connectivity”: 「無線接続性」
“Go wireless”: 「無線化する」「ワイヤレスに移行する」
- 例: “Many offices are looking to go wireless.”
フォーマル/カジュアル:
- フォーマル: ビジネスや技術関連の文書などで「wireless communication」を使う
- カジュアル: 日常会話でも「This is a wireless mouse」と普通に言う
- フォーマル: ビジネスや技術関連の文書などで「wireless communication」を使う
可算名詞/不可算名詞の区別は、形容詞として使われることが多いため、あまり問われません。ただし「a wireless(ラジオ)」としては可算名詞扱いになります。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“I just bought a wireless mouse, so I don’t have to deal with tangled cables anymore.”
- 「ワイヤレスマウスを買ったから、もうケーブルが絡まる心配がないよ。」
“Do you have a wireless speaker? We could play music from our phones.”
- 「ワイヤレススピーカー持ってる?スマホから音楽を流せるよ。」
“My phone automatically connects to the wireless network when I get home.”
- 「家に帰ると、スマホが自動的に無線ネットワークに接続するんだ。」
ビジネスシーンでの例文
“Many companies are upgrading to wireless networking solutions to increase flexibility in the workspace.”
- 「多くの企業が作業場所での柔軟性を高めるために、無線ネットワーキングソリューションにアップグレードしています。」
“Could you ensure the wireless router is set up properly for the conference room?”
- 「会議室のワイヤレスルーターが正しく設定されているか確認してもらえますか?」
“We need a secure wireless connection for confidential communications.”
- 「機密通信のために安全な無線接続が必要です。」
学術的な文脈での例文
“Recent studies have focused on optimizing wireless protocols to reduce signal interference.”
- 「最近の研究では、信号干渉を減らすための無線プロトコルの最適化に注目が集まっています。」
“The evolution of wireless communication has radically improved global data transfer speeds.”
- 「無線通信の進化は、世界的なデータ転送速度を劇的に向上させました。」
“This paper examines the security vulnerabilities in existing wireless sensor networks.”
- 「本論文では、既存の無線センサーネットワークにおけるセキュリティ上の脆弱性について検討しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
cordless(コードレス)
- 日本語: 「コードがない」
- 主に家庭用デバイス(コードレス電話機など)に使用。wirelessより家庭用・シンプルなニュアンスがある。
- 日本語: 「コードがない」
untethered(アンテザード)
- 日本語: 「繋がれていない」「束縛されない」
- tech文脈で使われることもあるが、より広い意味で使える。
- 日本語: 「繋がれていない」「束縛されない」
radio(無線/ラジオ)
- 日本語: 「ラジオ」
- 通信方式としての「無線」としても使われるが、現代では機器(ラジオ受信機)の意味が強い。
- 日本語: 「ラジオ」
反意語
- wired(有線の)
- 日本語: 「有線の」
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈwaɪər.ləs/
- アクセント: 「wire」の部分に強勢がきます( “wire-less” )。
- アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い:
- 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「r」の音がよりしっかり発音される傾向があり、イギリス英語では「r」がやや弱めになる傾向があります。
- 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「r」の音がよりしっかり発音される傾向があり、イギリス英語では「r」がやや弱めになる傾向があります。
- よくある発音の間違い: 「ワイヤーレス」と「ワイアレス」の中間で、rとlの滑らかな発音が難しいところです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 「wireless」のスペルミス: “wireliss” や “wirless” などと間違えやすい。
- 同音異義語ではありませんが、音として「ワイヤー」と「ワイヤレス」を混同しないように注意。
- 「wireless」と「Wi-Fi」は同義ではありません。Wi-Fiは「無線LAN方式のひとつ」で、wirelessは一般的な「無線」という概念です。
- 試験対策(TOEIC・英検など)では、テクノロジー関連の文脈で「wireless communication」「wireless router」などが選択肢に出たり、リスニング問題に登場したりすることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「wire(線) + -less(〜がない)」=「線がない」 というイメージを強く持つと覚えやすいです。
- スペルは「wire + less」なので、間に「e」が続くことを意識しておくとスペルミスを防げます。
- 技術の進歩で「ケーブル不要になった」イメージを持つと、身近なデバイス(スマートフォン、スピーカー、マウスなど)に結びつけて覚えやすいでしょう。
これらのポイントを押さえると、「wireless」という単語の意味と使い方を幅広く理解できます。日常からビジネスや学術的な場面まで幅広く使われる単語なので、実際のコミュニケーションでもぜひ使ってみてください。
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〈U〉《the wireless》《英》ラジオ[放送,番組];〈C〉ラジオ[受信機]
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