最終更新日:2025/12/03

〈C〉花びん / (装飾用の)つぼ

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元となった辞書の項目

vase

名詞

〈C〉花びん / (装飾用の)つぼ

このボタンはなに?

花瓶には美しい花がいっぱい入っていました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: vase

品詞: 名詞 (countable noun)

活用形:


  • 単数形: vase

  • 複数形: vases

英語での意味: A container, usually decorative, used for holding cut flowers or for ornament.

日本語での意味: 花瓶。花や装飾用に使われる容器のことです。部屋の飾り付けの際にお花を生けたり、インテリアとして置いたりするイメージの単語です。

「vase」には動詞形や形容詞形はほぼ存在しません。派生形としては「vase」のまま形を変えず、「vases」で複数形になる程度です。

CEFRレベル: A2 (初級)

A2は、日常の簡単な単語や表現を理解できるレベルを想定しています。「vase」は生活空間でよく目にするため、初級の段階で目にする機会がある単語です。


2. 語構成と詳細な意味

「vase」は、接頭語・接尾語・語幹ともに明確な分解要素がなく、単独で成立している語です。

関連語や類縁語


  • 「vessel」(容器)

  • 「urn」(壷、特に灰を納める壷)

よく使われるコロケーション(10個)


  1. ceramic vase (陶器の花瓶)

  2. glass vase (ガラスの花瓶)

  3. tall vase (背の高い花瓶)

  4. decorative vase (装飾的な花瓶)

  5. flower vase (花を生ける花瓶)

  6. place flowers in a vase (花瓶に花を生ける)

  7. expensive vase (高価な花瓶)

  8. antique vase (アンティークの花瓶)

  9. vase arrangement (花瓶に生けるアレンジメント)

  10. break a vase (花瓶を割る)


3. 語源とニュアンス

語源: フランス語の vase に由来し、それ以前はラテン語で「容器」を表す vas にさかのぼります。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「花瓶」として素朴なイメージから、芸術的・装飾的で高価なオブジェのイメージまで幅広く使われます。

  • 口語でも文章でもよく使われ、カジュアルからフォーマルまで場面を選びません。

  • 美術的に凝ったデザインのものや、装飾品としてのニュアンスを伝えたいときにも使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (Countable noun): a vase / two vases / many vases

  • 一般的な構文例:


    • “(Someone) put flowers in a vase.”

    • “(Something) was displayed in an ornate vase.”


使用シーン:


  • フォーマル: 結婚式やパーティなどできれいに花を生ける「vase」として登場

  • カジュアル: 家で花を飾るとき、割れるかもしれないので気をつける、というような日常会話


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Where should I put this vase?”

    (この花瓶、どこに置きましょうか?)


  2. “I accidentally knocked over the vase and broke it.”

    (うっかり花瓶を倒して割ってしまったよ。)


  3. “I love the color of that glass vase on your table!”

    (テーブルの上のガラスの花瓶の色が素敵ね!)


ビジネスシーンでの例文


  1. “We decided to gift the retiring employee an antique vase as a token of appreciation.”

    (退職される社員への感謝の印として、アンティークの花瓶を贈ることにしました。)


  2. “Our company lobby is decorated with a large vase of fresh flowers every week.”

    (当社のロビーは、毎週大きな花瓶に生けた生花で飾られています。)


  3. “Could you arrange a vase of flowers for the reception desk?”

    (受付に花瓶を一つ置いておいてもらえますか?)


学術的な文脈での例文


  1. “Archaeologists discovered a rare vase dating back to the 6th century.”

    (考古学者は6世紀にさかのぼる珍しい花瓶を発見しました。)


  2. “The study examines the evolution of vase designs in ancient Greek pottery.”

    (本研究では、古代ギリシャの陶器における花瓶のデザインの変遷を考察します。)


  3. “This museum showcases a variety of Ming dynasty vases in its Chinese ceramics exhibit.”

    (この博物館では、中国の陶磁器コレクションで明王朝の花瓶を多数展示しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. jar (瓶)


    • ジャムや調味料を入れる実用的なイメージ。


  2. vessel (容器)


    • 広義の「容器」であり、花瓶に限定しない。


  3. urn (壷)


    • 飾り壷や灰を収める壷など用途が限定的。


  4. pitcher (ピッチャー)


    • 主に液体(飲み物など)を注ぐための容器。装飾用のイメージは薄い。


反意語

明確な反意語はありませんが、「vase」が装飾向けなら、単なる「箱 (box)」のように中に収納するイメージとは真逆の用途かもしれません。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語(AmE): /veɪs/ または /veɪz/

  • イギリス英語(BrE): /vɑːz/

強勢位置: 単音節なので特に強勢位置を示す必要はありませんが、/veɪs/ あるいは /vɑːz/ 全体が一拍で発音されます。

よくある間違い:

アメリカ英語では /veɪs/ や /veɪz/ が多く、イギリス英語では /vɑːz/ と発音されることが多いため、混乱しやすい単語です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “vase” のスペリングの間違い: “vace” と書いてしまったり、 “base” と混同したりする人がいます。

  • 発音ゆれ: AmEとBrEで発音が異なるので、聞き取りのときに混乱しないよう注意しましょう。

  • 試験での出題: TOEICや英検などでは、ビジュアル問題や語彙問題の選択肢で「vase」の意味を問われる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “vase” を「花を挿す(生ける)容器」とイメージすると、花やインテリアとセットで覚えやすいです。

  • スペリングは「v-a-s-e」であり、「vessel」の「v」と同じイメージで「容器」を連想すると覚えやすいかもしれません。

  • 発音はアメリカ英語とイギリス英語で大きく異なるため、ドラマや映画で耳にする発音との違いを比べてみるのもよい学習方法です。

以上が「vase」の詳しい解説です。ぜひ実際の会話や文章で使ってみてください。

意味のイメージ
vase
意味(1)

花びん;(装飾用の)つぼ

TOEIC英単語(TSL) / 英訳 / 4択問題

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