refreshment
名詞 “refreshment” を徹底解説
1. 基本情報と概要
英語: refreshment
日本語: 軽い飲食物、息抜き、元気回復
品詞: 名詞 (countable / uncountable どちらの用法もあり)
意味(日本語でのやさしい説明)
「refreshment」は、主にパーティーや会議の休憩時間などに出される、軽い食べ物や飲み物・スナックを指す言葉です。また、そこから転じて心理的・肉体的な「元気回復」や「休息」といった意味合いもあります。たとえば、「休憩時間にちょっとしたrefreshmentを取る」といった表現で、息抜きや体力回復をするための行為や軽食をイメージできます。
活用形・関連形
- 名詞: refreshment (単数形/不可算的用法), refreshments (複数形/可算的用法)
例) “refreshment” は抽象的に「元気回復、息抜き」を示す場合などに使われる。
例) “refreshments” は具体的な「軽い飲食物」として複数形をとる場合が多い。 - 派生形:
- 動詞: refresh (元気づける、リフレッシュする)
- 形容詞: refreshing (気分をさわやかにする)
- 動詞: refresh (元気づける、リフレッシュする)
CEFRレベル: B2(中上級)
やや抽象的ニュアンスも含む名詞で、日常会話からビジネス、フォーマルな場面まで幅広く使われるため、中上級レベルといえます。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹 (root): fresh
- 接頭語 (prefix): re- (再び)
- 接尾語 (suffix): -ment (名詞化する)
「re- + fresh + -ment」という構成で、「再び新鮮にすること」というニュアンスを持ちます。そこから転じて、「元気回復の手段」「軽い飲食」などを表すようになりました。
他の単語との関連性(派生語など)
- refresh (動詞): ~を元気づける、さわやかにする
- refresher (名詞): 復習用のコース・講座、または気分転換になる軽い飲み物や飲食物
- refreshing (形容詞): さわやかな、気分を一新させる
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- light refreshments(軽い飲食物)
- serve refreshments(軽食を出す)
- refreshments will be provided(軽食が用意されます)
- refreshments table(軽食のテーブル)
- refreshment break(休憩時間における軽食・ドリンク)
- for one’s refreshment(~の気分転換のために)
- refreshments area(軽食コーナー・休憩スペース)
- offer refreshments(飲み物や食べ物などを提供する)
- provide refreshments(軽食などを出す)
- a source of refreshment(元気を回復させる源)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「refresh」はラテン語由来ではなく、中世フランス語や古フランス語あたりから英語に取り入れられたとされ、「re-(再び)+ fres(新鮮な)」が語源と考えられています。
- 「-ment」は名詞化の接尾辞で、「状態・行為・結果」を意味し、「refreshment」=「新鮮さを取り戻すもの」として形成されました。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 「refreshments」を複数形で使うときは、「(集まりなどの場で出される)軽食・飲み物」の具体物を表します。
- 口語・文章ともに使われますが、ビジネスやフォーマルな場面で「refreshments will be served」といった形でよく見かけます。
- 「refreshment」という単数形をやや抽象的に使うと、「気分のリフレッシュ」「元気回復」といった意味合いが強まります。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (countable / uncountable)
- 不可算名詞:抽象的に「元気回復」を示す場合。
- 可算名詞(複数形refreshments):具体的に「軽食」や「飲み物」を示す場合。
- 不可算名詞:抽象的に「元気回復」を示す場合。
一般的な構文やイディオム
- “Refreshments will be served in the lobby.”
- 会議やイベントでよく使われる表現。
- 会議やイベントでよく使われる表現。
- “A short break for refreshment.”
- 休憩をとることの比喩的表現。
- 休憩をとることの比喩的表現。
- “He found refreshment in nature.”
- 自然の中で気分や体力が回復する。
使用シーンの特徴:
- フォーマル / ビジネス: 休憩時の飲食提供に言及するとき
- カジュアル / パーティー: 軽いパーティードリンクやスナックを示すとき
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “Let’s take a quick break for some refreshment.”
「ちょっと休憩して軽く何か飲み食いしようよ。」 - “Do you have any refreshments at home? I’m starving.”
「家に何か軽食ある? おなかペコペコなんだ。」 - “I feel much better after some refreshment.”
「軽く何か口にしてリフレッシュしたら、ずっと気分が良くなったよ。」
ビジネスシーンでの例文
- “Refreshments will be provided during the coffee break.”
「コーヒーブレイクの間に軽食が提供されます。」 - “Please join us in the lounge for refreshments and networking after the seminar.”
「セミナー終了後、休憩ラウンジで軽食をとりながら交流をしましょう。」 - “We need to budget for refreshments at the conference.”
「会議の軽食の予算を見積もる必要があります。」
学術的・フォーマルな文脈での例文
- “Refreshments will be served following the lecture on campus sustainability.”
「キャンパスの持続可能性に関する講義の後に軽食が出ます。」 - “Academic conferences often include refreshments in the registration fee.”
「学会では registration fee に軽食代が含まれていることが多いです。」 - “A short period of refreshment between sessions may enhance participant engagement.”
「セッションとセッションの合間の短い息抜き時間が参加者の集中力を高めるかもしれません。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- snack(スナック、軽食)
- 「refreshments」は複数のスナックや飲み物を総称して言うことが多い。
- 「refreshments」は複数のスナックや飲み物を総称して言うことが多い。
- treat(おやつ、ちょっとした贈り物)
- 「refreshment」よりは「ご褒美」のニュアンスを伴うことがある。
- 「refreshment」よりは「ご褒美」のニュアンスを伴うことがある。
- sustenance(食糧、栄養)
- よりフォーマルかつ学術的な響きで、生命維持のための食糧を意味する。
- よりフォーマルかつ学術的な響きで、生命維持のための食糧を意味する。
- pick-me-up(口語的に元気を出す飲み物・食べ物)
- 「refreshment」よりくだけた言い方。コーヒーなどに「pick-me-up」と使うことが多い。
反意語(Antonyms)
- 特に「飲食物」という意味の反意語ではありませんが、あえて挙げるなら “hunger(空腹)” や “fatigue(疲労)” が「リフレッシュ」「元気回復」と対立した意味合いを持ちます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- 米: /rɪˈfrɛʃmənt/
- 英: /rɪˈfrɛʃmənt/
アクセント:
- 第2音節「-fresh-」にアクセントがあります (re-FRESH-ment)。
アメリカ英語とイギリス英語での違い:
- 大きな違いはほとんどありませんが、米音では「r」の発音がやや強めです。
よくある発音ミス:
- アクセントの位置を “re” に持ってこないように注意する(× RE-fresh-ment ではなく、○ re-FRESH-ment)。
- 「ment」の部分を /mənt/ ではなく /ment/ と発音してしまうミスもあるので、弱音化に気を付ける。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「refreshment」は「re*fresh*ment」と書きます。途中の “sh” を抜かしたり、“-ment” を忘れたりしないこと。
- 同音異義語との混同: 「refinement(洗練)」や「replenishment(補充)」など、似た形の単語と混同しないように注意。
- TOEIC・英検など試験対策:
- ビジネスシーンで「refreshments will be served」というフレーズはリスニング・リーディング問題にもよく出てきます。
- イベントや会議の案内文を読むときに、この単語を知らないと内容を取り違える恐れがあります。
- ビジネスシーンで「refreshments will be served」というフレーズはリスニング・リーディング問題にもよく出てきます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「re(再び)+ fresh(新鮮な)+ ment(こと)」→「再び新鮮にすること」。休憩時に軽く食べたり飲んだりして元気回復できるイメージを結びつけると覚えやすいです。
- スペリングのポイントは “re-fresh-ment” と分割して覚えると間違いにくくなります。
- 一般的なビジネス文書で「Refreshments will be provided.」というフレーズをイメージすれば、確実に覚えられるでしょう。
以上が、名詞 “refreshment” の詳細解説です。軽い飲食物としての具体的な場面から、抽象的な「元気を回復する行為」を表す場面まで、幅広く使える便利な単語なので、ぜひ覚えて使いこなしてください。
〈C〉元気を回復させるもの
〈U〉(ばく然と)飲食物;《複数形で》軽い飲食物,軽食
〈U〉元気回復,気分爽快(そうかい);元気を回復した状態