最終更新日:2025/11/24

〈U〉〈C〉好み / 好みの物を選ぶ権利,優先権 / 〈C〉好みのもの / 〈U〉〈C〉選好

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元となった辞書の項目

preference

名詞

〈U〉〈C〉好み / 好みの物を選ぶ権利,優先権 / 〈C〉好みのもの / 〈U〉〈C〉選好

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解説

1. 基本情報と概要

単語: preference

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): a greater liking for one alternative over another or others

意味(日本語): 「好み」「優先されるもの」などの意味を持つ言葉です。


「preference」は、「複数の選択肢の中でどれを好むか」「どれを優先したいか」を表すときに使われる名詞です。たとえば、「私はコーヒーより紅茶が好き」のように、自分の好みや優先度を示す場面で用いられます。


活用形

名詞なので基本的には活用はありませんが、派生形として以下が挙げられます。


  • prefer (動詞): 好む

  • preferable (形容詞): より好ましい

  • preferably (副詞): 望ましい形で、できれば

  • preferred (形容詞 / 動詞の過去分詞形): 好まれる、優先される

CEFRレベル


  • B2 (中上級): 日常英会話からビジネス会話まで、ある程度幅広い文脈で使われる可能性がある単語です。(A1=超初心者, A2=初級, B1=中級, B2=中上級, C1=上級, C2=最上級)


2. 語構成と詳細な意味


  • 語根: 「prefer」(好む)

  • 接尾語: 「-ence」(ラテン語由来の名詞を作る接尾語)

「prefer」はラテン語の“praeferre”(前に運ぶ、優先する)が語源で、そこに名詞化の接尾語「-ence」が付いて「preference」となったと考えられています。


よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. personal preference(個人的な好み)

  2. strong preference(強い好み)

  3. have a preference for ~(~を好む/~に好みがある)

  4. express a preference(好みを示す/好みを表明する)

  5. indicate a preference(好みを示す)

  6. consumer preference(消費者の好み)

  7. preference order(優先順位)

  8. give preference to ~(~を優先する)

  9. personal taste and preference(個人的嗜好と好み)

  10. show a preference for ~(~に好みを示す)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “praeferre”(前に運ぶ、優先する)から来たとされています。

  • “pre-” (前に) + “ferre”(運ぶ)という組み合わせで、「前に押し出す=優先させる」というイメージです。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「preference」は、あくまで「他と比べて、より好き」「より望ましい」という程度の柔らかい意味合いです。強制力がある「must」や「require」のような表現よりは、もう少しライトな「好み」や「優先度」を表しています。

  • ビジネスから日常会話まで幅広く使われますが、比較的フォーマルな文脈やアンケート調査などでもよく見かけます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞として使われ、複数形は「preferences」となります。

    例: “We all have different preferences.”(私たちはそれぞれ異なる好みを持っている)

  • 一般的に以下の前置詞とよく結びつきます:


    • preference for ~ (~に対する好み)

    • preference over ~ (~より優先する好み)

    • preference to ~ (文脈によっては~に対する優先)


一般的な構文例


  • (someone) has a preference for something

  • Between A and B, my preference is A

  • (someone) shows a preference for ~

フォーマル / カジュアル


  • 日常会話(カジュアル)でも使えますが、統計データや公的文書、ビジネスレポート(フォーマル)でも頻用されるため、場面を問わずに使える柔軟な単語です。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I have a preference for sweet foods over spicy ones.”

    (私は辛いものよりも甘いもののほうが好きです。)


  2. “Do you have any preference for dinner tonight?”

    (今夜の夕食について、何か好みはある?)


  3. “My preference would be to stay at home rather than go out.”

    (外出するよりも家にいるほうが好きです。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “We should respect each client’s preference when suggesting new products.”

    (新製品を提案するときは、各顧客の好みを尊重すべきです。)


  2. “Please submit your seating preference for the conference by Friday.”

    (会議での座席希望を金曜日までに提出してください。)


  3. “The survey results indicate a strong preference for online meetings.”

    (調査結果はオンライン会議への強い好みを示しています。)


学術的な文脈での例文


  1. “The study aims to measure consumer preference in various demographic groups.”

    (この研究はさまざまな人口統計グループにおける消費者の好みを測定することを目的としています。)


  2. “Researchers explored students’ preference for different learning styles.”

    (研究者たちは、学生たちのさまざまな学習スタイルに対する好みを調査しました。)


  3. “Our findings suggest that personal preference significantly influences decision-making.”

    (私たちの調査結果は、個人的な好みが意思決定に大きく影響することを示唆しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. liking(好み)


    • 「ざっくり好きであること」を表す。ややカジュアル。


  2. inclination(気質・性向)


    • 好みに近いが、ややフォーマルで「傾向・性向」のニュアンスを含む。


  3. taste(好み、嗜好)


    • 芸術・ファッションなどで「趣味嗜好」の意味合いが強い。


  4. choice(選択)


    • 選ぶ行為自体に焦点があり、好みよりは「選択肢から選ぶ」ニュアンス。


反意語


  • dislike(嫌悪、好まないこと)

  • aversion(嫌悪感、強い避けたい気持ち)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈprɛf.ər.əns/ (アメリカ英語), /ˈpref.ər.əns/ (イギリス英語)

  • アクセント: 最初の “pref” の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語では /prɛf/ と “e(ɛ)” がはっきりと発音され、イギリス英語でもほぼ同様ですが、地域によっては「プレフレンス」のようにやや短く聞こえることがあります。

  • よくある間違いとして「プ○ファレンス」と “fa” のように発音してしまうことが挙げられます。実際には「プ (pref)」のような音です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • 「preference」の「-ence」の部分を -ancepreferance)と間違えることが多いので注意してください。


  2. 同音異義語との混同


    • 「prefer + ence」でできた言葉で、似た音の単語は少ないですが、動詞のprefer(好む)と混ざってスペルを誤る人がいます。


  3. 前置詞の使い方


    • “preference for” と “preference over” の使い分けに慣れましょう。


  4. 試験対策


    • TOEICや英検では、アンケートや意見を聞く設問で「preference」という語がよく出ます。「あなたの好みは何ですか?」と問う文章で出題される可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “prefer” に “-ence” を付けるだけと考えると覚えやすいです。「好み(prefer)+名詞化」で“preference”となるイメージ。

  • スペルのポイントは「-ence」の部分を確実に覚えること。

  • 語源をイメージすると、「前に差し出したいほど“好む”」という意味合いで、「他よりも前に持ってきたい選択肢」が“preference”というストーリーで覚えると印象が強くなります。


以上が、名詞 “preference” の詳細な解説です。日常からビジネス、学術的な文脈まで使える便利な単語なので、ぜひマスターしてみてください。

意味のイメージ
preference
意味(1)

〈U〉〈C〉好み

意味(2)

〈U〉〈C〉好みの物を選ぶ権利;優先権

意味(3)

〈C〉好みのもの

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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