最終更新日:2025/11/20

肯定した,同意の / 実際的な,積極的な,建設的な / 《補語にのみ用いて》確信のある,自信のある / (事が)疑問の余地がない,明確な;(言葉が)はっきりした / 《名詞の前にのみ用いて》《話》全くの,文字どおりの / (生体の反応が)陽性の / (数が)正の,プラスの;(気電が)陽の;(写真で)陽画の / (形容詞・副詞の比較変化で)原級の

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元となった辞書の項目

positive

形容詞

肯定した,同意の / 実際的な,積極的な,建設的な / 《補語にのみ用いて》確信のある,自信のある / (事が)疑問の余地がない,明確な;(言葉が)はっきりした / 《名詞の前にのみ用いて》《話》全くの,文字どおりの / (生体の反応が)陽性の / (数が)正の,プラスの;(気電が)陽の;(写真で)陽画の / (形容詞・副詞の比較変化で)原級の

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解説

1. 基本情報と概要

単語: positive

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): having a good or useful quality; showing optimism, certainty, or affirmation.

意味(日本語): 「良い」「前向きな」「肯定的な」というニュアンスを持ち、態度や考え方がプラス思考であることを表します。たとえば、「前向きな姿勢ですね」「肯定的なフィードバックでした」のように、相手を励ましたり良いものだと示す際に使われる単語です。

活用形の例: 形容詞なので直接の時制変化はありませんが、比較級・最上級として下記のように変化します。


  • 比較級: more positive

  • 最上級: most positive

他の品詞形


  • 名詞形: positivity (ポジティビティ) - 「前向きさ」「肯定的であること」

  • 副詞形: positively (ポジティブに)

CEFRレベル目安: B1(中級)

(理由: 日常会話や文章など幅広い場面で登場し、前向きな態度や肯定的な状態を表すときに多用されるため)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: posit- (もともと「置く」を意味するラテン語 “ponere” に由来)

  • 接尾語: -ive (形容詞を作る働きをする)

「positive」は「置く」「設定する」というイメージから派生して、「確実に置かれた→確立した・揺るぎない」というニュアンスに発展し、「肯定的な」「プラス方向の」といった含みを持つようになりました。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. positive attitude(前向きな態度)

  2. positive result(良い結果 / 陽性判定)

  3. positive feedback(肯定的なフィードバック)

  4. positive outlook(前向きな見通し・考え方)

  5. positive reinforcement(正の強化、ほめるなど)

  6. positive influence(良い影響)

  7. positive experience(ポジティブな経験)

  8. positive identification(確証できる身元確認)

  9. test positive(検査で陽性となる)

  10. positive proof(決定的な証拠)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語で「置く」を意味する “ponere” から派生した “positus” が形容詞化され、“positivus”(確定した、確かな)へ変化したとされています。

  • 英語では「確かにある」「疑いなく肯定的」というニュアンスを経て、「前向き」「プラス思考」といった意味合いで一般的に定着しました。

使用時の注意点


  • 「positive」は日常会話だけでなくビジネスシーン、学術的な場面でも頻繁に登場します。

  • 感情を表す際に「ポジティブ」と言った場合、カジュアルにもフォーマルにも使える便利な形容詞です。

  • 「陽性判定」の意味もあるため、医療や検査分野では「test positive」のように使われるときは「肯定的」「良い」というより、「反応が出た」「検査結果が陽性だった」という意味合いになります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞(adjective)なので、名詞を修飾するか、補語の位置で使用されます。

  • 可算/不可算の区別: 形容詞なのでこの区別はありませんが、名詞形にする場合は “positivity” は不可算名詞で扱われることが多いです。

  • よくある構文例:


    • be positive about + 名詞/動名詞(〜について前向きである)

    • 例: “I’m positive about starting a new project.”

    • remain/keep/stay positive(前向きな状態を保つ)

    • 例: “Let’s stay positive and do our best.”



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I always try to remain positive no matter what happens.”

    (何が起きても、いつもポジティブでいようと心がけています。)


  2. “You have such a positive vibe. It makes everyone feel good.”

    (あなたはすごくポジティブな雰囲気を持っていて、みんなが元気になります。)


  3. “Let’s stay positive and figure out a solution together.”

    (前向きに考えて、一緒に解決策を見つけましょう。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Our new marketing strategy has received a lot of positive feedback.”

    (私たちの新しいマーケティング戦略は、多くの肯定的なフィードバックを得ています。)


  2. “The CEO emphasized the importance of maintaining a positive work environment.”

    (CEOは、ポジティブな職場環境を維持する重要性を強調しました。)


  3. “We should highlight the positive outcomes of the last quarter in the presentation.”

    (プレゼンでは、前四半期の良い成果を強調すべきです。)


学術的・専門的な文脈での例文


  1. “The study found a positive correlation between exercise and mental health.”

    (その研究では、運動とメンタルヘルスの間に正の相関があることが分かりました。)


  2. “A positive result in this experiment supports our initial hypothesis.”

    (この実験でのポジティブな結果は、私たちの最初の仮説を裏付けるものです。)


  3. “Positive reinforcement proved effective in improving student performance.”

    (肯定的な強化によって、学生の成績が向上することが証明されました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. optimistic(楽天的な)

  2. hopeful(希望に満ちた)

  3. confident(自信に満ちた)

  4. upbeat(陽気な)

  5. encouraging(励みになる)


  • いずれも「前向き」「上向きの心情」という意味合いを持ちますが、


    • “optimistic” は将来に対して楽天的であるニュアンス

    • “confident” は自分自身や状況に対して確信を持っているニュアンス

    • “positive” は「肯定的」「良い方向への見方」を示すやや広いイメージ


反意語 (Antonyms)


  1. negative(否定的な)

  2. pessimistic(悲観的な)


  • いずれも「否定的」「後ろ向き」な意味合いを表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • イギリス英語(BrE): /ˈpɒz.ɪ.tɪv/

    • アメリカ英語(AmE): /ˈpɑː.zə.tɪv/


  • アクセント: 最初の音節 “po” に強勢があります。

  • 発音の違い: イギリス英語では “ポズィティヴ” に近く、「o」がやや短め、アメリカ英語では “パーザティヴ” のように「ɑː」音が強めに発音されることがあります。

  • よくある間違い: “positiv” (eが抜ける) とスペリングを間違える、あるいは “positif” と書いてしまうケースがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルは “p-o-s-i-t-i-v-e” と「i」が2回入ることに注意。(posi-t-i-ve)

  • 「陽性判定」のようなヘルスチェックや医療文脈での “positive” は、「良い」という意味ではなく「検査結果が陽性だった」という意味です。文脈によってはポジティブ = “good” と単純に結びつかない場合があります。

  • TOEICや英検などでも、ビジネス文脈で “positive attitude” や “positive impact” が登場することが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ポジティブに“ポーズ”をとる」とイメージするとスペリングの途中にある “posi-” を思い出しやすいかもしれません。

  • “positive” は「前に置く/進める」というイメージもあるため、何かを置いて進み続けるポジティブ思考を連想すると覚えやすいです。

  • 気分が沈んだときに自分に「ポジティブ!」と声をかけると、そのまま英単語を何度も耳や口にする練習になります。


以上が形容詞 「positive」 の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術的な領域でも幅広く使われる重要な単語なので、ぜひ押さえておきましょう。

意味のイメージ
positive
意味(1)

肯定した,同意の

意味(2)

実際的な,積極的な,建設的な

意味(3)

《補語にのみ用いて》確信のある,自信のある

意味(4)

《名詞の前にのみ用いて》《話》全くの,文字どおりの

意味(5)

(生体の反応が)陽性の

意味(6)

(数が)正の,プラスの;(気電が)陽の;(写真で)陽画の

意味(7)

(形容詞・副詞の比較変化で)原級の

意味(8)

(事が)疑問の余地がない,明確な;(言葉が)はっきりした

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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