最終更新日:2025/11/12

〈U〉《...を》汚すこと, 《...が》汚されていること《of ...》 / 汚染物質

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元となった辞書の項目

pollution

名詞

〈U〉《...を》汚すこと, 《...が》汚されていること《of ...》 / 汚染物質

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解説

1. 基本情報と概要

単語: pollution

品詞: 名詞 (不可算名詞)

意味(英語): The presence or introduction of harmful or poisonous substances into the environment.

意味(日本語): 有害な物質が環境中に放出され、周囲を汚染することを指します。

「水や空気、大地などが汚されてしまう状況を表すときに使われる単語です。環境問題を考える上で非常によく使われる表現です。」


  • 活用形: この単語は名詞で、不可算名詞ですので「pollutions」とは言いません。常に「pollution」として扱い、冠詞や複数形の扱いに注意が必要です。

  • 他の品詞例:


    • 動詞: pollute (例: They pollute the river. 「彼らは川を汚染している。」)

    • 形容詞: polluted (例: polluted air 「汚染された空気」)

    • 名詞(派生形): pollutant (「汚染物質」)


  • CEFR目安: B2(中上級)

    「環境問題に関する議論などを理解したり、専門的な話題に使われる単語です。日常会話でも使われますが、少し専門的な印象があります。」



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: pollut-

  • 接尾語: -ion(名詞を作るために使われる接尾語)

関連語や派生語


  • pollute (動詞)

  • polluted (形容詞)

  • pollutant (名詞: 汚染物質)

  • pollution-free (形容詞句: 汚染のない)

よく使われるコロケーション(10例)


  1. air pollution(大気汚染)

  2. water pollution(水質汚染)

  3. environmental pollution(環境汚染)

  4. noise pollution(騒音公害)

  5. light pollution(光害)

  6. reduce pollution(汚染を減らす)

  7. combat pollution(汚染と戦う・対策する)

  8. cause pollution(汚染を引き起こす)

  9. serious pollution(深刻な汚染)

  10. prevent pollution(汚染を防ぐ)

「こうしたコロケーションを通して、具体的にどのような汚染なのかを説明するときに便利です。」


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の polluere(汚す、汚染させる)が語源とされています。古くから「清浄なものを汚す」という意味合いで使われてきました。

  • 歴史的使用: 主に産業革命以降、環境問題としての「汚染」を意味する用法が広まりました。

  • ニュアンスや注意点: 「pollution」は公害や環境汚染など、かなり深刻なトーンを伴います。基準を超えると健康被害にもつながるため、日常だけでなくビジネス、学術論文などフォーマルな場面でも頻繁に用いられます。カジュアルな会話でも使われることがありますが、文脈としては環境問題に限定されやすいです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞: 「a pollution」や「pollutions」という形は原則として使わず、「much pollution」「a lot of pollution」などの形をとります。

  • 一般的な構文:


    1. [subject] + cause + pollution


      • 例: Factories cause pollution.(工場が汚染を引き起こす。)


    2. reduce + [type of] + pollution


      • 例: We should reduce air pollution.(大気汚染を減らすべきだ。)


    3. be exposed to + pollution


      • 例: People in the city are exposed to a lot of pollution.(都市の人々は多くの汚染にさらされている。)



  • 使用シーン: 環境問題や公害対策の話題など、少しフォーマルな文脈から日常会話レベルまで幅広く使用されます。規制や政治的議論とも絡みやすい単語です。



5. 実例と例文

日常会話(3例)


  1. “I’m worried about the pollution in our neighborhood.”

    (近所の汚染について心配しているんだ。)

  2. “Is the pollution here worse than in your hometown?”

    (ここでの汚染はあなたの地元よりもひどいの?)

  3. “We should do something about the lake pollution before it gets worse.”

    (湖の汚染がこれ以上ひどくなる前に何とかしないといけないね。)

ビジネス(3例)


  1. “Our company has a plan to reduce air pollution by investing in new technology.”

    (私たちの会社は新しい技術に投資して大気汚染を減らす計画があります。)

  2. “Pollution control measures are part of our corporate social responsibility.”

    (汚染防止策は、当社の企業の社会的責任の一部です。)

  3. “We faced legal issues due to water pollution caused by our factory.”

    (工場による水質汚染が原因で法的問題に直面しました。)

学術的な文脈(3例)


  1. “The research aims to quantify the health impacts of particulate pollution.”

    (この研究は、粒子状物質による汚染が健康に与える影響を数値化することを目的としています。)

  2. “Several studies have linked air pollution to respiratory diseases.”

    (いくつかの研究は、大気汚染を呼吸器疾患と関連付けています。)

  3. “Controlling soil pollution is critical for sustainable agriculture.”

    (土壌汚染を抑制することは、持続可能な農業のために不可欠です。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. contamination(汚染)


      • より幅広く「混入による汚染」を意味し、環境以外にも食品や血液などに混入した場合にも使います。


    2. defilement(汚損)


      • 宗教的・道徳的な汚れというニュアンスが強い表現です。


    3. taint(汚染、汚点)


      • 何かを「損なう」というニュアンスが強い軽めの表現です。



  • 反意語


    • 明確な反意語(名詞)としては「purity(純粋さ)」が考えられます。状態として汚染がない、きれいな状態を表します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /pəˈluː.ʃən/


    • アメリカ英語: [pə-lúː-shən]

    • イギリス英語: [pə-ljúː-shən] (大きな違いはありませんが、母音の発音がやや異なる場合があります。)


  • 強勢(アクセント): 「lu」の部分に強勢があります。


  • よくある間違い: スペル上 “l” と “u” の位置や「-tion」の発音を間違えやすいです。「ポルーション」や「ポリューション」に近い音にならないように注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “pollution” を “polluton” や “polution” と誤記しやすいので注意。

  2. 冠詞の使い方: 不可算名詞なので「a pollution」とは言えません。「a type of pollution」は可。

  3. 他の不可算名詞との混同: 同じように不可算名詞の “information” や “advice” と同じ扱いになれずに混乱する例があります。

  4. 試験傾向: TOEICや英検などでは、環境保護に関する文章で頻繁に登場します。特に「原因と結果」や「対策」など、文章中で理由説明するパートに出やすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源をイメージ: 「pollu-」=汚す → 「-tion」=状態や結果。「汚す行為の結果」=汚染状態と覚える。

  • スペリングのポイント: 「pollu + tion」の区切りを意識。

  • ストーリーで覚える: 「工場の煙(pollute)→空気に有害物質がたまる(pollution)」という流れでイメージすると理解しやすいです。

「pollution」という単語は環境問題を考えるときに必須の単語です。「空気や水、音、光などさまざまな汚染がある」とイメージすれば、より記憶に残りやすくなります。ぜひ実際のニュースや記事等で多く目に触れ、使い方を確認してください。

意味のイメージ
pollution
意味(1)

(…を)汚すこと,汚染すること;(…が)汚されていること《+of+

意味(2)

汚染物質(地域)

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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