最終更新日:2025/12/03

〈C〉(アンケート調査などの) 回答者, 応答者 / (特に離婚裁判の)被上訴人,被告,被告人

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元となった辞書の項目

respondent

名詞

〈C〉(アンケート調査などの) 回答者, 応答者 / (特に離婚裁判の)被上訴人,被告,被告人

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解説

以下では、英単語 “respondent” をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味 (英語)

“Respondent” refers to a person who responds to something, especially someone who answers a survey, questionnaire, or is referred to as a defendant or the person being responded to in a legal case.

意味 (日本語)

「回答者」や「被告」、または「返答をする人」を指します。アンケートや調査で答える人、または裁判手続きなどで訴えられた側を指す専門的文脈でも使われます。

「誰かからの問いかけに答える人」というニュアンスで、主にアンケートや面接調査などで実際に答えを提供する側の意味として使われるほか、法律用語としても「被告人(答弁する側)」を表します。

品詞と活用形


  • 品詞: 名詞 (countable: 可算名詞)

  • 活用形: 名詞なので活用はありませんが、複数形は “respondents” となります。

他の品詞形


  • respond (動詞) : 返答する

  • response (名詞) : 返答、回答、反応

  • responsive (形容詞) : 反応の良い、すぐ返答する

  • responsibly (副詞) : 責任感をもって

CEFRレベル目安


  • B2(中上級)

    「respondent」は日常生活やビジネス、法律など専門的な場面でも使われ、単語としての頻度はやや専門寄り。中上級レベルの学習者向けです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “respond” (返答する)

  • 接尾語: “-ent” (形容詞や名詞を作る接尾語。「〜する人・もの」を表すことが多い)

派生語や類縁語


  • respond (動詞)

  • response (名詞)

  • responder (名詞:反応者、応答する人)

  • responsive (形容詞)

  • responsible (形容詞:責任感のある) など

よく使われるコロケーションや関連フレーズ (10個)


  1. survey respondents → アンケート回答者

  2. interview respondents → インタビュー回答者

  3. the respondent in a case → ある裁判の被告

  4. anonymous respondents → 匿名回答者

  5. the majority of respondents → 回答者の大多数

  6. the respondent’s feedback → 回答者のフィードバック

  7. male/female respondents → 男性・女性回答者

  8. respondents’ demographics → 回答者の人口統計

  9. respondents’ opinions → 回答者の意見

  10. respond to a questionnaire → アンケートに答える (動詞 “respond” を使用した関連フレーズ)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “respondēre” (返答する)が由来。

  • “respond” は「返答する」という意味で使われ、名詞形である “respondent” は「返答者、答える側」を示すようになりました。

ニュアンス


  • 一般的には、アンケート・調査などで「答える人」を表す中立的でフォーマルな印象の単語です。

  • 法律文脈では “the respondent” として裁判で訴えられた側を意味し、やや専門的・フォーマルな響きがあります。

使用時のシーン


  • 口語: アンケートスタッフや研究者同士の会話で使う場合もあり。

  • ビジネスでのレポートや学術論文、法律文書など、比較的フォーマル・専門的な場面で頻出。「回答者」として統計報告や調査結果の文脈でよく出てきます。

  • カジュアルな日常会話で「respondent」という単語を使う機会は少なめです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable) のため “a respondent” / “the respondent” / “respondents” などで使われます。

  • 法律用語として “the respondent” という形で特定の人を指示する場合が多いです。

  • “respondent” を修飾する形容詞(e.g., “anonymous,” “primary,” “majority of”)と一緒に使われることが多いです。

一般的な構文


  • “X% of respondents answered…” → 「回答者のX%が〜と答えました」

  • “Most respondents indicated that…” → 「ほとんどの回答者は〜を示しました」

  • “The respondent filed a motion to dismiss.”(法的文脈で)→ 「その被告は棄却の申し立てを行いました」


5. 実例と例文

日常会話


  1. “We got a few respondents for our quick poll on social media.”

    (SNSでの簡易アンケートに数人の回答者がいたの。)

  2. “Who were the respondents in yesterday’s questionnaire?”

    (昨日のアンケートの回答者は誰だった?)

  3. “I asked some friends to act as respondents for my informal survey.”

    (ちょっとした調査のために友達に回答者になってもらったよ。)

ビジネス文脈


  1. “We need at least 100 respondents to have reliable data.”

    (信頼できるデータを得るには少なくとも100人の回答者が必要です。)

  2. “The feedback from our survey respondents is crucial to improving our product.”

    (アンケート回答者のフィードバックは、製品改善にとても重要です。)

  3. “The respondents indicated a strong preference for the new design.”

    (回答者は新しいデザインを強く支持していました。)

学術的な文脈


  1. “Each respondent provided detailed comments about the experiment.”

    (各回答者は実験について詳細なコメントを提供しました。)

  2. “Before analyzing the data, we categorized the respondents by age group.”

    (データを分析する前に、回答者を年齢層ごとに分類しました。)

  3. “This paper discusses the demographics of the survey respondents in detail.”

    (この論文では、アンケート回答者の人口統計について詳しく論じています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “participant” (参加者)


    • 一般的にイベントや研究などに参加する人を指す。一方、“respondent” は「質問に答える人」という点で焦点が違います。


  2. “interviewee” (インタビューされる人)


    • “respondent” と同じように「答える側」だが、“interviewee” は主にインタビュー設定に限られます。


反意語(直接の反意語は稀)


  • “questioner” / “investigator” / “researcher” (質問者・調査する人)


    • “respondent” は答える側を強調し、これらは「質問をする側」です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記


    • イギリス英語 (BrE): /rɪˈspɒn.dənt/

    • アメリカ英語 (AmE): /rɪˈspɑːn.dənt/


  • アクセントは “-spond-” の部分に置かれます。

  • よくある間違い: “res-pon-dent” の音節を「レスポンデント」としっかり発音することで誤りを避けましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “respondant” とつづってしまう誤りが起こりやすいので注意。(正しくは “respondent”)

  • “response” (返答) と “respondent” (返答者) を混同しないように意識する。

  • 法律用語では被告を指すことがあるため、単なる “回答者” とは文脈が異なる場合がある。

  • TOEICや英検などでは、ビジネス文書やアンケートに関する読解問題で登場しやすい単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “respond”(返答する)に“+ ent”で「返答する人」。

  • 「リスポンド(返事)する人」というイメージを頭に残すと覚えやすいです。

  • 法律の文脈では「訴えに対して返答する人(被告)」というニュアンス。

  • スペリングは “respondent” の “e” の位置に注意する。語尾は “-dent” で終わることを意識するとミスが減ります。

以上が “respondent” に関する詳細解説です。アンケートや調査結果の報告書、法律書類でよく目にする単語ですので、この機会にぜひ覚えておきましょう。

意味のイメージ
respondent
意味(1)

(アンケート調査などの) 回答者, 応答者

意味(2)

(特に離婚裁判の)被上訴人,被告,被告人

TOEIC英単語(TSL) / 英訳 / 4択問題

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