resemble
1. 基本情報と概要
単語: resemble
品詞: 動詞 (他動詞)
- 英語の意味: to look like or be similar to someone or something
- 日本語の意味: 「〜に似ている」「〜と類似している」
「resemble」は「A が B に似ている」という意味で使われる動詞です。外見や性質など、何らかの点でAとBが類似しているときに使う表現で、ややフォーマルあるいは文語的なニュアンスがあります。
活用形:
- 現在形: resemble
- 過去形: resembled
- 過去分詞: resembled
- 現在分詞・動名詞: resembling
- 現在形: resemble
他の品詞への派生例:
- 名詞形: resemblance (類似、相似)
- 形容詞形: なし (ただし “resemblant” という形容詞がまれに見られます)
- 名詞形: resemblance (類似、相似)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- B2: 日常会話だけでなく、少し抽象度の高いトピックでも表現に使える単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: “re-”
- 一般に「再び」「後ろ向き」などを表す接頭語ですが、この単語の場合は、フランス語からの借用により、もともとの語形から継承している形であり、“re-” が直接「再〜」の意味を持つわけではありません。
- 一般に「再び」「後ろ向き」などを表す接頭語ですが、この単語の場合は、フランス語からの借用により、もともとの語形から継承している形であり、“re-” が直接「再〜」の意味を持つわけではありません。
語幹: “sembl-”
- フランス語の “sembler” (〜のように見える) に由来しています。
派生語や類縁語:
- resemblance: 名詞で「類似」や「似ている点」を表す。
- assemble: 動詞で「組み立てる」「集める」の意味(スペルは似ていますが意味と語源が異なります)。
- resemblance: 名詞で「類似」や「似ている点」を表す。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ (10例)
- closely resemble – (非常に似ている)
- strongly resemble – (強く似ている)
- bear a (striking) resemblance to – (〜に(驚くほど)似ている)
- resemble each other – (お互いに似ている)
- somewhat resemble – (やや似ている)
- appear to resemble – (〜に似ているように見える)
- resemble in character – (性格が似ている)
- resemble physically – (外見が似ている)
- resemble one’s parents – (両親に似ている)
- resemble an earlier version – (以前のバージョンに似ている)
- closely resemble – (非常に似ている)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古フランス語 “resembler” に由来し、さらにラテン語の “similis”(似た)と関連があります。中英語を経て現在の形になりました。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 「resemble」は少しフォーマル寄り、もしくは文語的に響きがあり、日常会話では “look like” が好まれることも多いです。
- 強く「似ている」ことを客観的に述べる際に使います。
- 「resemble」は少しフォーマル寄り、もしくは文語的に響きがあり、日常会話では “look like” が好まれることも多いです。
口語 or 文章表現 / カジュアル or フォーマル:
- どちらかといえば文語的でフォーマル寄りですが、日常会話でも使うことがあります。
- 堅苦しい印象はありませんが、インフォーマルな会話では “look like” や “similar to” がより一般的です。
- どちらかといえば文語的でフォーマル寄りですが、日常会話でも使うことがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 文型: 他動詞として使われ、「A resembles B」のように目的語を必要とします。
- 例: “She resembles her mother.” (彼女は母親に似ている)
- 例: “She resembles her mother.” (彼女は母親に似ている)
- 進行形・受動態: 通常、進行形 (resembling) は頻繁には使われませんが、動名詞としては “resembling” が使われる場合もあります。受動態 (is resembled by) はかなり稀です。
- イディオム:
- 特に決まったイディオムは少ないですが、名詞形 “bear a resemblance to” がややイディオム的に使われます。
- 特に決まったイディオムは少ないですが、名詞形 “bear a resemblance to” がややイディオム的に使われます。
- フォーマル/カジュアル:
- フォーマルな文脈・文章でよく見かける表現です。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“You really resemble your grandfather in that old photo.”
(あの古い写真では、本当におじいちゃんにそっくりだね。)“People say I resemble my sister, but I don’t really see it.”
(みんな私が妹に似ているって言うんだけど、あんまりピンとこないの。)“Doesn’t that dog resemble the one we had as kids?”
(あの犬、子どもの頃に飼っていた犬に似ていない?)
ビジネスシーンでの例文
“Our new brand logo resembles the previous design too closely.”
(新しいブランドロゴが前のデザインにあまりにも似すぎています。)“The start-up’s business model appears to resemble that of its main competitor.”
(そのスタートアップのビジネスモデルは、主要な競合企業に似通っているようです。)“This marketing strategy doesn’t resemble anything we’ve tried before.”
(このマーケティング戦略は、これまでに試してきたものとは似ても似つかないですね。)
学術的/専門的な文脈での例文
“The experimental results resemble those in previous research studies.”
(実験結果は過去の研究事例に類似しています。)“Their approach resembles a classical model in theoretical physics.”
(彼らのアプローチは理論物理学の古典的なモデルに似ています。)“The symptoms closely resemble those of influenza, necessitating further tests.”
(症状はインフルエンザに非常によく似ており、さらなる検査が必要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- look like (〜のように見える)
- ニュアンス: 最もカジュアル。具体的に外見に対してよく使われる。
- ニュアンス: 最もカジュアル。具体的に外見に対してよく使われる。
- be similar to (〜に類似している)
- ニュアンス: 外見以外にも性質や性格、構造的な面で似ていることを表す。
- ニュアンス: 外見以外にも性質や性格、構造的な面で似ていることを表す。
- take after ((家族など)に似る)
- ニュアンス: 親や祖先に似ているときによく使われる口語表現。
- ニュアンス: 親や祖先に似ているときによく使われる口語表現。
- mirror (〜を映すようにそっくり)
- ニュアンス: 特に外見や動作がそっくりであるイメージが強い。
反意語
- differ from (〜と異なる)
- contrast with (〜と対照をなす)
- be unlike (〜らしくない・〜とは違う)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /rɪˈzɛmbl/
- アメリカ英語: [ri-ZEM-bəl]
- イギリス英語: [ri-ZEM-bl](アメリカ英語と大きな差異はありません)
- アメリカ英語: [ri-ZEM-bəl]
アクセント: “re-ZEM-ble” のように、第2音節 “zem” に強勢があります。
よくある発音の間違い:
- “re sam ble” と [sæm] っぽく発音してしまうまちがい。
- 語尾の [-bəl] が[-boo] のようになりがちな点。
- “re sam ble” と [sæm] っぽく発音してしまうまちがい。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “resemble” と “assemble” または “resemble” と “resembled” を混同しないように注意。
- 前置詞を付けない: 「resemble to 〜」とは言いません。「resemble」「A resembles B」の形だけで成立します。
- TOEIC・英検などの出題傾向:
- 語い問題や長文読解で、「〜に似ている」という形で登場することが多いです。
- 正しく使えるかどうかを問う設問よりは、文脈中の語い理解がメインです。
- 語い問題や長文読解で、「〜に似ている」という形で登場することが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源から覚える: “resemble” の “sembl” は「似る」という意味を持つラテン系語根 “simil-” から来ています。
- イメージ例: たとえば “similar” と連想し、「似たもの(similar)に戻る(re)=resemble」とイメージすると覚えやすいかもしれません。
- 勉強テクニック:
- “look like” を一段上の表現に置き換えたいときに “resemble” を意識して練習すると自然に身につきます。
- 書き取りの練習ではスペルと発音(/rɪˈzɛmbl/)を同時に意識すると間違いが減ります。
- “look like” を一段上の表現に置き換えたいときに “resemble” を意識して練習すると自然に身につきます。
学習の際は、「A resembles B.」という独立した構文で覚えるのがポイントです。フォーマル気味に「似ている」と言いたいときに使えるため、TOEICや英検などの読解でも、見かけたらすぐ意味がわかるようにしておくと役立つでしょう。
(人が)《...に》をたとえる《to》
…‘に'似ている,‘と'共通点がある(受動態や進行形にできない)《in》