permanently

1. 基本情報と概要

単語: permanently

品詞: 副詞 (adverb)

活用形: 形容詞の “permanent” に副詞を表す接尾語 “-ly” が付いた形

意味 (英語)

• “In a way that lasts forever; for all time.”

意味 (日本語)

• 「永続的に」「ずっと」「永久に」
  
  「一度そうなったら変わらないで続く、というニュアンスの単語です。“常に変わらない状態” を言いたいときに使います。」

CEFRレベルの目安: B2（中上級）

文書や会話で登場しやすく、永続性や不変性を示す文脈で使われるため、日常会話のみならずビジネスや学術的なシーンでもよく目にします。

ほかの品詞形

• 形容詞: permanent（例: “a permanent job”）
  


• 名詞: permanence（例: “the permanence of an agreement”）

2. 語構成と詳細な意味

• 語幹: “perman-”
  


• 形容詞: “permanent” + 副詞化接尾語: “-ly” → permanently

「permanent」は「永続的、半永久的」という意味を持ちます。それに “-ly” が付くことで、動詞や形容詞を修飾する状態を表す副詞となっています。

関連語や派生語

• permanence (名詞): 永続性
  


• impermanent (形容詞): 永久ではない、一時的な

よく使われるコロケーション・関連フレーズ10選

1. stay permanently（永遠にとどまる）
   


2. permanently damaged（永久的に損傷した）
   


3. permanently closed（永久閉鎖の）
   


4. permanently established（恒久的に確立された）
   


5. remain permanently（常に残る）
   


6. permanently stored（永久保存された）
   


7. be scarred permanently（永久的に傷が残る）
   


8. be altered permanently（永久に変えられる）
   


9. relocate permanently（永住する / 永久に引っ越す）
   


10. permanently banned（永久追放される / 永久禁止された）

3. 語源とニュアンス

「permanent」の語源はラテン語の “permanēre” （per-「完全に」＋ manēre「とどまる」）に由来します。

「何かがずっと同じ状態で続く」というイメージが強いため、「一時的ではない」「戻る可能性がない」といったニュアンスを伴います。

• 使用する状況・ニュアンス
  
  
  
  • 口語・文章ともに使えるため、日常会話でもビジネス文書でも幅広く使われます。
    
  
  
  • 事態が「修復不可能である」と感じさせる場合にも使われることが多いです。
    
  
  


• カジュアル/フォーマル
  
  
  
  • フォーマルな文脈（契約書、学術論文）でも使われやすい。
    
  
  
  • 日常的な会話でも問題なく使用可能。
  
  

4. 文法的な特徴と構文

• 副詞(val) + 動詞 / 形容詞 / 他の副詞 によって、「どのように何かが起こるか」を修飾します。
  


• たとえば “He permanently left the group.” のように動詞 “left” を修飾します。

例：一般的な構文

1. S + V + permanently
   
   
   
   • “He left permanently.”（彼は永遠に去った）
     
   
   


2. S + be + permanently + 形容詞
   
   
   
   • “She is permanently disabled.”（彼女は永久的な障害を負っている）
     
   
   

使用シーン

• ビジネス上では “The branch was permanently closed.” のように公文書でもよく使われる。
  


• カジュアルにも “I’m permanently done with this!”（もう絶対にこれとは縁を切る！）のように使われます。

5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文

1. “I lost my keys permanently; I’ve looked everywhere!”

   
   
   • 「鍵を完全になくしちゃったみたい。どこ探しても見つからないの。」
   
   



2. “My friend moved to Canada permanently last year.”

   
   
   • 「友達は去年、カナダに永住することにしたんだ。」
   
   



3. “He permanently deleted the photos by mistake.”

   
   
   • 「彼は間違って写真を完全に消去しちゃったんだ。」
   
   

(2) ビジネスシーンでの例文

1. “The company will permanently shut down its outdated factory next month.”

   
   
   • 「会社は来月、その古い工場を完全に閉鎖する予定です。」
   
   



2. “We have permanently revised our policy to ensure better data security.”

   
   
   • 「より良いデータセキュリティを確保するため、当社は方針を恒久的に変更しました。」
   
   



3. “The decision to lay off employees was made permanently, with no plans to rehire.”

   
   
   • 「従業員を解雇する決定は最終的であり、再雇用の予定はありません。」
   
   

(3) 学術的な文脈での例文

1. “Chronic conditions can permanently affect one’s health if not treated properly.”

   
   
   • 「慢性疾患は適切に治療されないと、永久的に健康に影響を及ぼす可能性があります。」
   
   



2. “Once coral reefs are destroyed, they may be permanently lost.”

   
   
   • 「いったんサンゴ礁が破壊されると、永久に失われる可能性があります。」
   
   



3. “The archaeological site was permanently preserved by the government.”

   
   
   • 「その遺跡は政府によって恒久的に保存されました。」
   
   

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. forever（永久に）
   


2. for good（永遠に、二度と戻らないニュアンス）
   


3. indefinitely（終わりが定められていない）
   


4. perpetually（いつも絶え間なく）
   


5. eternally（永遠に）

• “permanently” と “indefinitely” の違い:
  
  “permanently” は「完全に終わりがなく決定的」というニュアンス。
  
  “indefinitely” は「終了時期が決まっていないが、ずっと続くかはわからない」というニュアンス。

反意語 (Antonyms)

1. temporarily（暫定的に、短期的に）
   


2. momentarily（すぐに、一瞬）

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号(IPA): /ˈpɜː(r).mən.ənt.li/
  
  
  
  • アメリカ英語: [ˈpɝː.mə.nənt.li]
    
  
  
  • イギリス英語: [ˈpɜː.mə.nənt.li]
    
  
  


• 強勢(アクセント): “per” の部分に第一アクセント。
  


• よくある発音の間違い: “per-ma-nent-ly” と区切って発音するときに、母音が曖昧になりやすいので注意。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “pErmanently” → “pArmanently” などの母音違い。
  


• 類似単語との混同: “indefinitely” と誤用されないように、文脈で「絶対に変わらないかどうか」をよく考えてください。
  


• TOEIC・英検など試験: 長文読解やリスニングで、状態をはっきり説明する文脈で出題される可能性が高いです。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• イメージ: “permanent” = “髪のパーマ (perm)” は固定化するイメージ → “ずっと形が残る”。この “perm” の部分が「残る」というニュアンス。
  


• 覚え方のコツ: 「ずっと」「変わらない」のイメージを常に一緒に思い出すと、意味が定着しやすいでしょう。
  


• 発音のポイント: アクセントが “per-” にあるため、最初の “per” をはっきり強調し、語末 “-ly” は軽めに発音します。

以上が “permanently” の詳細な解説です。活用形やコロケーションまで理解し、日常会話やビジネス、学術的文書などで適切に使えると表現の幅が広がります。ぜひ活用してみてください。