最終更新日:2025/11/30

〈U〉〈C〉不足, 欠乏 / 〈C〉不足高

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元となった辞書の項目

shortage

名詞

〈U〉〈C〉不足, 欠乏 / 〈C〉不足高

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解説

1. 基本情報と概要

単語: shortage

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): a situation in which there is not enough of something that is needed

意味(日本語): 何か必要なものが不足している状態、足りない状態

「shortage」は、「不十分であること」「不足していること」という意味を持つ名詞です。たとえば「水不足」「人手不足」「資金不足」のように、量や数が足りない、という場面で使われます。日常会話からビジネスまで幅広い文脈で用いられます。

活用形: 名詞ですので、基本的には単数形 “shortage”、複数形 “shortages” として扱われます。動詞や形容詞などに変化させることは通常ありませんので、活用はほとんど意識しなくてよいでしょう。

他の品詞例:


  • 形容詞 “short” 「短い、不足した」

  • 名詞 “shortness” 「短さ、不足」

  • 動詞としては “to shorten” 「短くする、縮める」 があり、これは “short” が語幹となった派生形です。

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • A1(超初心者)や A2(初級)の段階ではあまり使わないかもしれませんが、B1(中級)頃からニュースや文章で目にする機会が増えます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “short” — 「短い」「不足している」

  • 接尾語: “-age” — 状態や性質を名詞化する役割を持つ

この形から、「不足している状態」という意味を表すことができます。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “water shortage” → 水不足

  2. “food shortage” → 食糧不足

  3. “labor shortage” → 労働力不足

  4. “shortage of funds” → 資金不足

  5. “staff shortage” → 人員不足

  6. “critical shortage” → 深刻な不足

  7. “temporary shortage” → 一時的な不足

  8. “acute shortage” → 重大な、不安を煽るような不足

  9. “face a shortage” → 不足に直面する

  10. “address the shortage” → 不足問題に対処する


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「short(短い)」から派生し、古フランス語や中英語の名詞化「-age」の影響を受けて、16世紀前後から使われ始めたと考えられています。

  • ニュアンス: 「必要なものや必要量が揃わない切迫感」を含みます。多くの人に影響を及ぼす場合(電力不足、水不足など)に使われると深刻さを伴いやすいです。

使用時の注意点:


  • カジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。

  • 口語で使っても問題ありませんし、公文書やビジネス文書でも利用されます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • “There is a(n) [形容詞] shortage of 〇〇.”

    例: “There is a serious shortage of water in this region.”

  • “We are facing a shortage of 〇〇.”

    例: “We are facing a shortage of qualified workers.”

その他イディオムや表現


  • “to deal with a shortage” (不足に対処する)

  • “to run short of …” (…が不足し始める)── こちらは動詞 “run” と “short” を組み合わせた表現

文法上のポイント:


  • 可算名詞 (a shortage / shortages) です。

  • 不可算名詞の “lack” とよく混同されますが、 “shortage” は「不足という事態をもつ1つの名詞」として扱えます。


5. 実例と例文

1) 日常会話での例文 (3つ)


  1. “There’s a shortage of toilet paper at the store right now.”

    (今、その店ではトイレットペーパーが不足しているよ。)


  2. “We have a shortage of plates. Could you wash some?”

    (お皿が足りないんだけど、いくつか洗ってくれる?)


  3. “Because of the shortage of parking spots, I had to park far away.”

    (駐車スペースが不足していて、遠くに停めないといけなかった。)


2) ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “We are currently facing a severe shortage of skilled engineers.”

    (現在、熟練エンジニアの深刻な不足に直面しています。)


  2. “The shortage of raw materials has caused production delays.”

    (原材料の不足が生産の遅延を引き起こしています。)


  3. “Due to a budget shortage, we need to reduce our expenses.”

    (予算不足のため、出費を削減する必要があります。)


3) 学術的・専門的な文脈での例文 (3つ)


  1. “A global shortage of semiconductor chips has impacted multiple industries.”

    (半導体チップの世界的な不足が多くの産業に影響を与えている。)


  2. “The research paper examines the long-term effects of water shortage on agriculture.”

    (その研究論文は農業における水不足の長期的影響を検証している。)


  3. “Economic analysts predict a continued shortage of affordable housing in major cities.”

    (経済アナリストは、大都市で手ごろな価格の住宅不足が続くと予測している。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “lack” (不足)


    • 「量や数が足りない」という点では似ていますが、 “lack” は不可算名詞として使われやすいです。

    • 例) “We lack the necessary tools.” / “There is a lack of necessary tools.”


  2. “deficit” (赤字、不足)


    • どちらかというと財政や経済的文脈で使われ、「赤字」「不足額」を強調します。

    • 例) “The company reported a deficit of $2 million.”


  3. “scarcity” (不足、希少性)


    • ものが極めて少ないこと、希少性を強調する際に使われます。

    • 例) “Water scarcity is a pressing issue in arid regions.”


反意語


  1. “abundance” (豊富さ)

  2. “plenty” (十分な量、たくさん)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈʃɔːr.tɪdʒ/ (アメリカ英語), /ˈʃɔː.tɪdʒ/ (イギリス英語)

  • アクセント: 第1音節 “SHOR-” に強勢があります。

  • よくある誤り: “short + age” を安易に区切ってしまい “short-AGE”(ショーテージ)と発音してしまうケース。正しくは「ショー(r)ティッジ」と、短い “i” の音を入れます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “shortage” の “a” を抜かして “shortge” と書いてしまう間違いが発生しやすいので注意。

  • “lack” との混同: “lack” は不可算名詞または動詞としても使える( “We lack resources.” / “There is a lack of resources.”)のに対し、 “shortage” は主に可算名詞です。

  • TOEICや英検での出題傾向: ビジネスメールや経済ニュースなどの英語でよく登場するため、TOEICリーディング、ビジネス英語の文脈などで目にする可能性があります。文章中で「不足の原因や対策」を問う問題が出されることが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「空っぽの棚」「不足している棚のイラスト」を視覚的に思い浮かべると覚えやすいです。

  • テクニック: 語幹 “short” → 「短い/足りない」、そこに “-age” (状態)で「不足状態」というイメージで組み合わせると覚えやすいでしょう。

  • スペリングのポイント: “short” + “age” だが、t と a をちゃんとつなげる意識で “short-age”。


以上が名詞 “shortage” の詳細な解説です。日常会話からビジネス、ニュース記事など、幅広く使える便利な単語ですので、ぜひご活用ください。

意味のイメージ
shortage
意味(1)

不足,欠乏;〈C〉不足高

TOEIC英単語(TSL) / 英訳 / 4択問題

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