最終更新日:2025/12/05
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元となった辞書の項目

receipt

名詞

〈C〉領収書(証) / 〈C〉《複数形で》(取引の)受取高,収入金額 / 〈U〉(…を)受け取ること,(…の)受領《+of+名》 / 〈金・品物〉‘の'領収書(証)を出す / 〈請求書〉‘に'領収の署名をする,受領済みと書く

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この購入には領収書が必要です。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: receipt

品詞: 名詞 (countable noun)

発音レベル: 目安として CEFR B1(中級): 日常生活やビジネスなどで比較的よく登場し、初級以上の学習者には馴染みがある単語です。

意味(英語)


  1. A written statement proving that money, goods, or services have been received.

  2. The act of receiving something.

意味(日本語)


  1. 受取証、領収書:何かを購入したり、サービスを受けたりしたときに受け取る書面のことです。

  2. 受け取り:何かを受け取る行為を指す場合もあります。

「レシート」は、買い物や支払いをしたときに受け取る紙切れのイメージで使われることが多いです。どこで買ったのか、いくら支払ったのかを証明するための文書なので、日常的にもビジネスでもよく使われます。

活用形


  • 複数形: receipts

※receiptは名詞ですが、古い用法では動詞として使われることもありました(現在はあまり一般的ではありません)。

他の品詞形


  • 動詞形: ほとんど使用されないため、学習者としてはあまり意識しなくて大丈夫ですが、古英語では「~を受け取る」の意味で“to receipt”とも使われたことがありました。

  • 関連する動詞: “receive” (意味: 受け取る)


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “ceipt”はラテン語由来の “recepta” (受け取られたもの) に関連

  • 接頭語: “re-” は「再び」や「後ろへ」を意味する接頭語ですが、「receipt」の場合、直接 “re-(再び)” の意味を持つわけではなく、ラテン語起源で“recipere” (受け取る)に含まれていた形式が変化したとされています。

  • 接尾語: 現代英語では明確な接尾語はありませんが、フランス語 “receite” から借用され、つづりの最後の “pt” は歴史的な綴りの名残りです。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “ask for a receipt”


    • 日本語: レシートを要求する


  2. “keep the receipt”


    • 日本語: レシートを保管する


  3. “issue a receipt”


    • 日本語: 領収書を発行する


  4. “get a receipt”


    • 日本語: レシートを受け取る


  5. “receipt of payment”


    • 日本語: 支払いの受領


  6. “request a receipt”


    • 日本語: レシートを求める


  7. “proof of receipt”


    • 日本語: 受領の証明


  8. “digital receipt”


    • 日本語: 電子レシート


  9. “receipt number”


    • 日本語: レシート番号


  10. “original receipt”


    • 日本語: 元のレシート(原本)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中世英語の “receite” は古フランス語の “receite” に由来し、それはさらにラテン語の “recipere”(受け取る)から派生しています。

  • 歴史的使用: 古くは「処方(レシピ)や処方箋」を意味する語として使われることもありましたが、現代では主に「領収書」という意味で定着しています。

  • ニュアンス: 合法的・公式的な証明という、ややかしこまった響きがあります。日常会話からビジネスシーンまで幅広く使用されますが、口頭では「レシートでいいよ」のようにカジュアルに言われることも多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun):


    • “a receipt” / “some receipts” のように可算で使います。


  • 一般的な構文:


    • “I always ask for a receipt when I shop online.”

    • “Could you please issue a receipt for this purchase?”


  • 使用シーン:


    • フォーマル・カジュアルどちらでも使用されます。ビジネス文書で “receipt of goods” などと書かれる一方、日常でも “I’ve lost my receipt.” といった言い回しで使われます。



5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “Could I get a receipt with that?”


    • (それにレシートを付けてもらえますか?)


  2. “I always keep my receipts in case I need to return something.”


    • (何かを返品する必要があるかもしれないので、いつもレシートは取っておきます。)


  3. “I lost the receipt, so I couldn’t exchange the item.”


    • (レシートをなくしてしまったので、その商品を交換できませんでした。)


ビジネス (3例)


  1. “Please send us a receipt for the payment made last week.”


    • (先週行った支払いの領収書を送付してください。)


  2. “We have attached the receipt for your reference.”


    • (ご参考までに、領収書を添付いたしました。)


  3. “Confirm the receipt of the goods before issuing an invoice.”


    • (請求書を発行する前に、商品を受領したことを確認してください。)


学術的・フォーマル (3例)


  1. “Upon receipt of your application, we will begin the review process.”


    • (あなたの申請の受領後、審査プロセスを開始いたします。)


  2. “The receipt of the grant significantly contributed to the research project.”


    • (その助成金の受領は研究プロジェクトに大きく貢献しました。)


  3. “We acknowledge receipt of the manuscript and will revert with feedback.”


    • (原稿を受領したことをここに認め、後ほどフィードバックをお送りします。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “invoice” (日本語: 請求書)


    • 受け取る前に支払いを請求するときに使われる文書。


  2. “proof of purchase” (日本語: 購入証明)


    • レシートのように購入を証明するが、特定の書式を指すわけではなく広い意味。


  3. “sales slip” (日本語: 販売伝票)


    • レシートとほぼ同じ意味だが、店舗内で使われる書類を指す場合が多い。


反意語


  • 厳密な反意語はありませんが、文脈上では “expenditure without proof” (証明なしの支出) のように「領収・証明がない状態」を示すフレーズが対になる場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /rɪˈsiːt/

  • アクセント位置: 2音節目の “ceipt” (i: の部分) に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 両者とも /rɪˈsiːt/ で大きな違いはありません。

  • よくある間違い: “p” を発音しない (綴りにはpが含まれますが、無音). “receipt” は “[ rɪ-シート ]” のように発音し、[ re-sei-pt ] のように読まない点に注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “reciept”や “receit”と書き間違えやすい。正しくは“r-e-c-e-i-p-t”。

  • 同音異義語との混同: “recipe” (レシピ) と混同する人が多い。発音も似ていますが、“receipt”は /rɪˈsiːt/、 “recipe”は /ˈrɛsɪpi/ となり、語頭とアクセント位置で異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、受領や会計に関する文脈でよく登場します。スペルと発音がずれやすいので注意が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “re*ceipt*” の中には “c-i-p” という文字が残っており、実際の音は “rɪ-siːt”。発音しない “p” に気をつける!

  • 「お金を受け取った」というイメージで、動詞 “receive” とつながりを感じて覚えると良いでしょう。

  • 「レシートを受け取る(receive)」とセットで覚えるとイメージしやすいです。


以上が名詞 “receipt” の詳細な解説です。買い物やビジネスのシーンで必ず使う単語なので、しっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
receipt
意味(1)

〈C〉領収書(証)

意味(2)

〈U〉(…を)受け取ること,(…の)受領《+of+

意味(3)

〈金・品物〉‘の'領収書(証)を出す

意味(4)

〈請求書〉‘に'領収の署名をする,受領済みと書く

意味(5)

〈C〉《複数形で》(取引の)受取高,収入金額

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