最終更新日:2024/06/17
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pulse

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元となった辞書の項目

pulse

名詞

〈C〉脈拍 / (一般に,規則的な)鼓動,律動 / (電気の)パルス / 豆類【動/自】脈を打つ,鼓動する

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私はマラソンを走っている間、鼓動が速まっているのを感じることができました。

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解説

名詞「pulse」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: pulse

日本語: 脈拍、鼓動(心臓の打つリズムや拍)、または豆・豆科の植物の種子(特に食品として)などを指す

品詞: 名詞 (countable/uncountable 両方の用法があります)


  • “脈拍”として使われる場合は可算名詞(a pulse)/不可算的な使い方(fast pulse など)両方あり。

  • “豆類”として使われる場合は可算名詞(複数形で “pulses” として「豆類全般」)。

活用形:


  • 単数形: pulse

  • 複数形: pulses


例: I can feel my pulse racing. (脈拍が速くなっているのを感じられる)

例: Lentils and beans are types of pulses. (レンズ豆やインゲン豆などは豆類にあたる)


他の品詞形:


  • 動詞形 “to pulse” (鼓動する、脈打つ)

    例: My heart was pulsing after the intense workout.

CEFR レベルの目安: B2(中上級)

心臓の鼓動を指す「脈拍」という意味は医療や日常会話でもよく使われます。また「豆類」という意味でも食品関連で目にする単語です。複数の意味を持つため、中級〜中上級レベルの学習者には有用で、B2 目安としています。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: puls-

  • 接頭語・接尾語: 特になし


    • 「pulse」は接頭語や接尾語がついて大きく変化する単語ではありません。


詳細な意味


  1. 脈拍 (heartbeat)

    心臓が鼓動して血液を循環させるときのリズムや拍動のこと。手首や首などで触れることができます。

  2. 豆類 (legumes)

    豆やレンズ豆、ヒヨコ豆など、豆科植物の乾燥種子を指す食品用語としても使われます。


「脈拍」という意味では、体の鼓動に対して使われる、わりと日常的な単語です。医療の文脈でも、「脈を測る」「脈が速い・遅い」などの表現に使われます。

「豆類」という意味は、栄養や食生活の文脈で使われることが多いです。


よく使われるコロケーション(10個)


  1. take (one’s) pulse – (人の)脈拍を測る

  2. feel (one’s) pulse – (人の)脈を感じる

  3. check the pulse – 脈拍をチェックする

  4. slow pulse – 遅い脈拍

  5. rapid pulse – 速い脈拍

  6. pulse rate – 脈拍数

  7. pulse pressure – 脈圧

  8. soak pulses overnight – 豆類を一晩水に浸す

  9. cook pulses – 豆類を料理する

  10. dried pulses – 乾燥した豆類


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “pulsus” (打つこと、衝撃) から派生。さらに “pellere” (押す、打つ) に遡るといわれています。

歴史的使用:


  • 古英語から中世英語を経て、「脈の鼓動」を指す医学用語として広く使われてきました。

  • 食品としての「pulse」は古くから穀物・豆類を指しており、特にヨーロッパでは基本的な食料としての意味合いが強かったといわれます。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 医学や健康診断など、半ば専門的な文脈でもよく使われる一方、日常的にも「脈を測る」という意味でよく登場します。

  • 「豆類」の意味は栄養学や料理などの分野で使われるため、会話のテーマによって意味が変わることに注意が必要です。

  • フォーマル/カジュアル問わず使用可能ですが、医療の文脈ではややフォーマルに聞こえることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞:


    • 「心臓の鼓動」という意味でも「豆類」という意味でも、可算名詞として扱う場合が多いです。

    • 「脈拍」は「your pulse, my pulse」のように所有格を伴うことが多く、また “a strong/weak/rapid/sluggish pulse” のように形容詞が前につきやすいです。


  • 動詞 (to pulse):


    • 自動詞として用いられ、「脈打つ」「振動する」という意味を持ちます。

    • 例: The music pulsed through the speakers.


よくある構文・イディオム:


  • take one’s pulse: 医療・看護の現場で頻出の表現。

  • have one’s finger on the pulse of ~: 「〜の最新動向をしっかり把握している」「〜の動きを見守っている」というイディオム表現。

    例: She has her finger on the pulse of the tech industry. (彼女はテック業界の動向をしっかり把握している)


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “Could you feel my pulse? I think it’s racing.”

    「私の脈を触ってみてもらえる? すごく速い気がするんだけど。」

  2. “I love making soups with lentils and other pulses.”

    「レンズ豆やほかの豆類を使ってスープを作るのが大好きなんだ。」

  3. “My doctor always checks my pulse during the check-up.”

    「健康診断のときに医師はいつも私の脈拍を測るよ。」

(B) ビジネスシーンでの例文


  1. “Let’s keep our finger on the pulse of consumer trends.”

    「消費者の動向を常に把握しておこう。」

  2. “We need to measure the pulse of the market before launching this product.”

    「この製品を投入する前に、市場の動きを計測する必要がある。」

  3. “The board is checking the company’s financial pulse regularly.”

    「取締役会は定期的に会社の財務状況をチェックしている。」

(C) 学術的な文脈での例文


  1. “The amplitude of the pulse wave decreases over distance from the heart.”

    「脈波の振幅は心臓からの距離に応じて減少する。」

  2. “Pulses, such as lentils and chickpeas, are rich sources of protein.”

    「レンズ豆やヒヨコ豆などの豆類は良質のタンパク源である。」

  3. “Researchers monitored the subject’s pulse rate under various stress conditions.”

    「研究者たちはさまざまなストレス条件下で被験者の脈拍数を観察した。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (脈拍の意味)


  1. heartbeat (ハートビート) – 心臓の鼓動そのものを強調する表現。より生々しい印象。

  2. throb (ズキズキと脈打つ) – 痛みを伴うような脈打ちや、強い鼓動を表すときに使われやすい。

  3. beat (鼓動) – もっとも単純に「打つこと」を示す。

類義語 (豆類の意味)


  1. legumes (豆科植物) – 学術・栄養分野で使われる公式っぽい言い方。

反意語


  • (脈拍に対する直接の反意語はないが)


    • stillness (静止) – 脈動や鼓動のない状態

    • silence (沈黙) – 音がない状態



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /pʌls/

  • アクセント: 1 音節なので特にアクセントは指定されませんが、/pʌls/ の母音 /ʌ/ に注意します。

  • アメリカ英語: [パルス](/pʌls/)

  • イギリス英語: [パルス](/pʌls/)

    ほぼ違いはありません。

  • よくある発音の間違い: “pulse” の /l/ が抜けたり、/pʊl/ と発音されるなど。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 意味の混同: 「脈拍」と「豆類」という 2 つの大きく異なる意味を持つので文脈で判断する。

  2. スペルミス: “palse” や “puls” のような間違いが起こりやすい。

  3. “pulse” と “plus” の混同: スペルが似ているため、混乱しないよう注意。

  4. 試験対策:


    • TOEIC や英検などでも、「health check」や「food & nutrition」の話題で出題される可能性あり。

    • 会話問題で「take one’s pulse」のフレーズが出てくる場合がある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 脈をイメージする: 手首に指を当てて「ドクンドクン」を感じるイメージを思い浮かべる。

  • 豆のイメージ: lentils(レンズ豆)やbeans(インゲン豆)を思い描くと、「あ、pulse って豆類の意味もあるんだ」とセットで覚えられる。

  • スペリングのポイント: 「pu + l + se」。l をしっかり入れて発音も意識すると覚えやすい。


以上が名詞「pulse」の詳細解説です。医療や食、ビジネス上の比喩表現など、多方面で目にする単語なので、文脈を見極めつつ活用してください。

意味のイメージ
pulse
意味(1)

《通例単数形で》脈はく

意味(2)

(一般に,規則的な)鼓動,律動

意味(3)

(電気の)パルス

意味(4)

(一般的な)傾向

意味(5)

脈を打つ,鼓動する

学術英単語(NAWL) / 発音問題

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