最終更新日:2025/02/25
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dictionary

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元となった辞書の項目

dictionary

名詞

辞書,辞典,字引き

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解説

以下では、名詞“dictionary”をできるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: dictionary

品詞: 名詞 (countable noun)

意味 (英語): A reference book (or an online resource) that lists words in alphabetical order and provides definitions, pronunciations, usage examples, and other information.

意味 (日本語): 単語をアルファベット順に並べ、その語の意味や発音、使い方などを解説した参考書やオンラインリソースのことです。主に言語学習や文章作成・調べ物の際に使用する、非常に基本的かつ重要な道具です。


こういうときに使う:わからない単語の意味を調べるときや、確かなスペル(つづり)を確認したいときに使われる便利なツールです。


活用形


  • 単数形: dictionary

  • 複数形: dictionaries

品詞変化


  • 形容詞的に使われる例: “dictionary form” (辞書形), “dictionary entry” (辞書の見出し) など

CEFRレベル (目安): A2(初級)~B1(中級)


  • A2(初級): 「辞書」という単語は、語学学習の初期段階でよく使われる基本的な名詞です。

  • B1(中級): 語彙としてはすでに定着しているはずですが、文中で他の派生語(dictionary entryなど)と合わせて理解するレベルといえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • dic(語幹): 「言う、話す」というラテン語由来(ラテン語の“dicere” = to say)

  • -tion(接尾語的要素): 行為・状態を表す名詞を作る要素

  • -ary(接尾語的要素): 「~に関するもの・場所」などを表す形容詞・名詞の語尾

関連語や派生語など


  • lexicon(名詞): 語彙一覧、専門語彙集

  • glossary(名詞): 専門用語や特定の分野用語の簡単な解説リスト

  • thesaurus(名詞): 同義語・類義語を集めた辞典

よく使われるコロケーション(共起表現)10個


  1. online dictionary(オンライン辞書)

  2. pocket dictionary(ポケット辞書)

  3. bilingual dictionary(バイリンガル辞書)

  4. monolingual dictionary(単一言語辞書)

  5. dictionary entry(辞書の見出し)

  6. dictionary definition(辞書の定義)

  7. dictionary publisher(辞書の出版社)

  8. visual dictionary(ビジュアル辞典)

  9. dictionary form(動詞の辞書形)

  10. dictionary attack(コンピュータセキュリティの「辞書攻撃」)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「dicere(言う)」がもととなった“dictionarium”から派生した英単語です。15世紀頃から「単語や文句をまとめた書物」という意味で使われています。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 「辞書」は基本的にフォーマル・カジュアルを問わず広く使える語です。

  • 多くの場合、紙の辞書のイメージがありますが、オンラインリソースやアプリなどを含めて「dictionary」と呼ぶこともよくあります。

  • 口頭で言う場合でも特に硬い印象はなく、日常的・一般的な単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞 (countable noun)


    • 例: “I have three dictionaries at home.”(家に辞書が3冊あります)


  2. 構文例


    • “to look up a word in the dictionary” : 語を辞書で調べる

    • “according to the dictionary” : 辞書によれば



  • フォーマル・カジュアルを問わず頻繁に用いられます。

  • 学術文献でも、ビジネス文書でも、カジュアルな会話でも使われる可算名詞ですので定冠詞・不定冠詞・複数形を適切に使うように注意してください。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Could you pass me the dictionary? I want to check the spelling.”

    (辞書を取ってくれない?スペルを調べたいの。)

  2. “Whenever I encounter a new word, I look it up in the dictionary.”

    (新しい単語に出会ったらいつも辞書で調べるんだ。)

  3. “I forgot my dictionary at home, so I’m using an online one.”

    (辞書を家に忘れたから、オンライン辞書を使っているよ。)

ビジネスでの例文


  1. “We should consult an industry-specific dictionary for accurate terminology.”

    (正確な用語を使うために、その業界専門の辞書を参照するべきだ。)

  2. “Our company is planning to create an internal dictionary of technical terms.”

    (我が社では社内用の技術用語辞書を作る予定です。)

  3. “Please ensure all new hires have access to a bilingual dictionary for reference.”

    (新入社員がバイリンガル辞書を参照できるようにしてください。)

学術的な文脈での例文


  1. “A historical dictionary provides insights into the evolution of a language.”

    (歴史的辞書は言語の進化を理解する手掛かりとなる。)

  2. “They compiled a comprehensive dictionary of Middle English as part of the research project.”

    (研究プロジェクトの一環として、中英語の包括的辞書を編纂した。)

  3. “The linguistic field greatly benefits from comparative dictionaries across various languages.”

    (言語学の分野は、さまざまな言語を比較した辞書から大きな恩恵を受ける。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. lexicon(レキシコン)


    • 意味: ある言語や専門分野の「単語の総体」

    • 違い: 「辞書」というより「語彙そのもの」を指すことが多い。


  2. glossary(用語集)


    • 意味: ある特定の分野や書物に出てくる専門用語のリストと定義

    • 違い: 一般的な単語というより、“特定分野の用語集”というニュアンスが強い。


  3. wordbook(単語集/単語帳)


    • 意味: 単語とその説明を並べたもの

    • 違い: 辞書ほど詳しくなく、学習用に意味や訳をまとめた簡易的なものを指す場合が多い。


反意語


  • 厳密な「反意語」はありませんが、“dictionary”と対になる単語としては“thesaurus”が比較によく挙げられます。


    • thesaurus: 類義語や反意語などを探すための辞典



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号):


    • アメリカ英語: /ˈdɪkʃəˌnɛri/

    • イギリス英語: /ˈdɪkʃən(ə)ri/


  • 強勢(アクセント)の位置: 最初の “dic-” の部分に強勢がきます。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 発音の細部(/ˌnɛr/ vs. /n(ə)r/)に若干の違いがありますが、どちらも第一アクセントは “dic” の位置です。


  • よくある発音ミス: “dic-sho-na-ry” の部分が曖昧になり、/dɪkʃənəri/ が /dikʃnri/ になったり、母音が抜け落ちることがあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “dictonary” (cが抜ける), “dictionaly” (aが混入) などはよくある間違いです。

  2. 同音異義語との混同: “dictionary”と混同されるような同音異義語はあまりありませんが、「dic~」で始まる他の英単語 (e.g., “dictation”) と混乱しないようにしましょう。

  3. 試験対策: TOEICや英検などでは、特に「単語を辞書で調べる」というフレーズや「dictionary skills(辞書活用能力)」が出題される場合があります。

  4. 記事やレポートでの使い方: “According to the dictionary, …” と引用表現としてよく使われます。フォーマルな文書でも日常的な文書でも使える汎用性の高い単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “dic-”は“言う”というラテン語由来の意味を持つので「言葉を説明する本」とイメージすると覚えやすいです。

  • スペリングのコツ: “dic–tion–ary” と3つのパートに分割して覚えます。“dic” + “tion” + “ary” と唱えるのも有効です。

  • 勉強テクニック: 実際に辞書を引きながら発見した新単語をノートにまとめたり、自分だけの“personal dictionary”を作るのも語彙力アップに役立ちます。


以上が、名詞“dictionary”の詳細な解説です。日常生活から学術的な場面まで幅広く活用する重要語であり、「言葉の世界を広げるためのツール」として覚えておくとよいでしょう。

意味のイメージ
dictionary
意味(1)

辞書,辞典,字引き

学術英単語(NAWL) / 発音問題

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