最終更新日:2025/02/25
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ancestor

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元となった辞書の項目

ancestor

名詞

(一人の)先祖,祖先(forefather) / (事物の)原型,先駆 / (生物の)原型種

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私の先祖は勇敢な戦士でした。

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解説

以下では、「ancestor」という名詞をできるだけ詳細に解説していきます。マークダウン形式でまとめているので、学習に活用してみてください。


1. 基本情報と概要

英単語: ancestor

品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

意味(英語): a person in your family who lived a long time ago

意味(日本語): 先祖、祖先

「ancestor」は、自分の家系図でいうところの“昔の世代の家族”を指します。例えば、ひいおじいちゃんやひいひいおばあちゃんなど、現代を生きていない家族のことです。「家系やルーツをさかのぼったときに、その人の血筋を受け継いでいる存在」を表すニュアンスがあります。

活用形


  • 単数形: ancestor

  • 複数形: ancestors

他の品詞形


  • ancestral (形容詞): 「祖先に関する」「先祖伝来の」という意味


    • 例: ancestral home(先祖伝来の家)


推定CEFRレベル


  • A2(初級)〜B1(中級)程度

    家族や歴史についてなど、生活に密接して使われる言葉なので、初級〜中級レベルでよく目にします。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源: ラテン語の “antecessor” に由来し、“ante” (before) + “cedere” (to go) から生まれた言葉です。古フランス語 “ancestre” が英語に取り入れられて “ancestor” となりました。


    • “ante” → 前

    • “cess/ced” → 進む

    • “-or” → 人を表す名詞の語尾


よく使われるコロケーションと関連表現(10個)


  1. family ancestors(家系の祖先)

  2. distant ancestors(はるか昔の祖先)

  3. trace one’s ancestors(自分の先祖をたどる)

  4. honor one’s ancestors(先祖を敬う)

  5. ancestral heritage(先祖からの遺産や遺産文化)

  6. worship ancestors(先祖を崇拝する)

  7. ancestral line(先祖の系統)

  8. common ancestor(共通の祖先)

  9. ancient ancestors(古代の先祖)

  10. pay homage to ancestors(先祖に敬意を表する)


3. 語源とニュアンス

語源

先述の通り、ラテン語 “antecessor” (前を行く人)→ 古フランス語 “ancestre” → 中英語 “ancestor” を経て現代英語になりました。「先に生きていた」「道を切り開いた」という歴史的なニュアンスが感じられます。

ニュアンス・感情的な響き


  • 家族や血縁、文化、伝統とのつながりを強調する文脈で使われます。

  • あまりカジュアルな言葉ではなく、フォーマルやセミフォーマルな場面を含め、日常会話でも文化や歴史に関連してよく出てくる単語です。

使用シーン


  • 歴史の話、家系図の話、家族のルーツの説明など

  • フォーマルから日常会話まで幅広く使われますが、結婚式のスピーチや歴史論文など、やや改まった場でもよく用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “an ancestor,” “three ancestors” のように数えられます。

  • フォーマル・セミフォーマルどちらにも使われます。カジュアルな会話でも問題なく使用できます。

一般的な構文


  1. (人) + be + the ancestor of + (誰/何)


    • 例: “He is the ancestor of all modern elephants.”


  2. (人) + trace + one’s ancestors back to + (時代/場所)


    • 例: “I traced my ancestors back to the 18th century.”


イディオム

特に “ancestor” を中心としたイディオムはあまり多くはありませんが、「祖先崇拝 (ancestor worship)」などの表現は、人類学や文化人類学で重要です。


5. 実例と例文

日常会話の例文


  1. “I love learning about my ancestors and where they came from.”

    (自分の先祖と、彼らがどこから来たのか知るのはとても楽しい。)

  2. “My grandma told me stories about our ancestors who lived in the countryside.”

    (おばあちゃんが田舎に住んでいた先祖について話をしてくれた。)

  3. “Our family tradition is to visit the graves of our ancestors every year.”

    (毎年、私たちの家族は先祖のお墓参りをするのが慣習です。)

ビジネスシーンの例文


  1. “Our company’s founders are considered the ancestors of modern digital marketing.”

    (弊社の創業者たちは、現代のデジタルマーケティングの礎を築いた先駆者と見なされています。)

  2. “The board meeting started with a brief mention of the company’s ancestors and their vision.”

    (取締役会議は、会社の先人とそのビジョンを簡単に紹介するところから始まった。)

  3. “We honored the company’s ancestors who established the core values we still follow today.”

    (私たちは、今日まで受け継いできた核となる価値観を確立した先人たちに敬意を表しました。)

学術的な例文


  1. “Anthropologists study human ancestors to understand the evolution of social structures.”

    (人類学者は社会構造の進化を理解するために人類の先祖を研究する。)

  2. “Many believe that the artist’s style was inspired by ancient ancestors and their cultural expressions.”

    (その芸術家のスタイルは、古代の先祖と彼らの文化表現から影響を受けたと多くの人が考えている。)

  3. “It is hypothesized that a single common ancestor gave rise to all mammalian species.”

    (ひとつの共通の祖先から、すべての哺乳類が進化したという仮説があります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. forefather(父祖)


    • より男性的・古めかしい響きがある。


  2. predecessor(先行者)


    • 同じ地位や役職において前任だった人・者を指すことが多い。


  3. progenitor(祖先)


    • 学術的、ややフォーマルな雰囲気が強い。


反意語 (Antonyms)


  • descendant(子孫)


    • 祖先の逆で、後の世代、子孫を表す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号)


    • イギリス英語: /ˈæn.ses.tər/

    • アメリカ英語: /ˈæn.ses.tɚ/


  • アクセント(強勢): 最初の “an” の部分に強勢があります。

  • 発音の違い:


    • イギリス英語は「ター(tər)」のように聞こえ、アメリカ英語は「ター(ɚ)」で r の発音がやや強めに聞こえます。


  • よくあるミス: “ancestor” の “c” を濁らせて “an-ces-tor” となりやすいので注意。実際は “an-ses-tor” のように発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “ancester” と “c” を “s” にしてしまうミスや、最後の “-or” を “-er” と書いてしまうミスなどが多いです。

  2. 発音混同: “ansistor” と読んでしまう人もいるので、母音と子音の位置に意識しましょう。

  3. 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、形の似た “ancestor” と “descendant” を混同しないように。

  4. 試験対策: TOEICや英検などでは、家族構成や歴史、文化に関するトピックで出題される場合があります。語い問題やリーディング問題で見かけることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ancestor” = “anc + est + or” → “anc” は “ancient” を連想すると覚えやすいです。

  • 「昔の人を先に行った人」と捉え、“ancient” のように“古い”と結びつけると、先祖を意味するイメージがつかみやすいです。

  • 家系図や家族アルバムなどをビジュアルでイメージすると、記憶に残りやすいでしょう。


少し長くなりましたが、以上が名詞「ancestor」の詳細な解説です。ルーツや歴史、伝統に関連する場面でよく使われる単語なので、ぜひ会話や文章を書くときに活用してみてください。

意味のイメージ
ancestor
意味(1)

(一人の)先祖,祖先(forefather)

意味(2)

(事物の)原型,先駆

意味(3)

(生物の)原型種

学術英単語(NAWL) / 発音問題

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