最終更新日:2025/02/25
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clever

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元となった辞書の項目

clever

形容詞

リコウな,頭のよい,才気のある,気のきいた / 器用な,じょうずな(skillful)

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解説

1. 基本情報と概要

単語: clever

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): intelligent, quick to understand or learn, showing quick-thinking skills.

意味(日本語): 賢い、利口な、物覚えが早い。

「物事を素早く理解したり、問題を上手に解決したりできる、頭の回転の速さや機転の良さを指すときに使われる単語です。」


  • 活用形:


    • 原級: clever

    • 比較級: cleverer

    • 最上級: cleverest


  • 他の品詞形:


    • 名詞形: cleverness (賢さ)

    • 副詞形: cleverly (賢く、巧みに)


  • CEFRレベル目安: B1(中級)


    • B1: 日常会話でも使われるレベルで、ちょっとしたニュアンスも伝えやすい単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成: 「clever」ははっきりとした接頭語・接尾語を含まない単語です。

  • 派生語や類縁語:


    • cleverly (副詞):「賢く」「巧みに」

    • cleverness (名詞):「賢さ」「機知」


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


    1. a clever idea(うまい考え)

    2. a clever trick(巧妙なトリック)

    3. a clever solution(賢い解決策)

    4. a clever plan(巧みな計画)

    5. clever marketing(巧妙なマーケティング)

    6. a clever device(工夫された装置)

    7. clever at math(数学が得意な)

    8. too clever by half(賢すぎて鼻にかけている、抜け目なさがにじむ)

    9. a clever play on words(言葉遊びが巧みな)

    10. a clever response(機転の利いた返事)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語(Middle English)の方言表現から来たとされ、もとは「器用な」「手先が器用な」といった意味合いがあるとされています。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    • 「clever」は、単に学力や頭の良さを示すだけでなく、機転の良さや創造的な賢さを表すことが多いです。

    • イギリス英語では「賢い、利口な」という一般的でポジティブな意味で比較的よく使われますが、アメリカ英語では文脈によっては「ひねくれた、要領の良い」などのニュアンスを含むこともあります。

    • カジュアルなシーンでもフォーマルなシーンでも、幅広く使える形容詞です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として:


    • 主語を修飾する場合: “He is clever.”

    • 名詞を修飾する場合: “She came up with a clever idea.”


  • 使用シーンの傾向: カジュアルからフォーマルまで幅が広い。

  • イディオム例:


    • “too clever by half” = 「利口ぶりすぎる」「賢すぎてかえって扱いづらい」



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “You’re so clever! How did you solve that puzzle so quickly?”

    (すごく頭がいいね!どうやってそんなに早くパズルを解いたの?)


  2. “My little sister is clever at board games.”

    (私の妹はボードゲームが得意なんです。)


  3. “That was a clever way to save money on groceries.”

    (食料品代を節約する、うまい方法だね。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “He proposed a clever marketing strategy for the new product.”

    (彼は新商品のために巧妙なマーケティング戦略を提案しました。)


  2. “Your presentation was very clever. It engaged everyone from the start.”

    (あなたのプレゼンはとても巧みでした。最初から皆を惹きつけていましたね。)


  3. “It was a clever move to partner with that well-known brand.”

    (あの有名ブランドと提携するのは賢明な手だったよ。)


(3) 学術・専門的な文脈での例文


  1. “His hypothesis on quantum computing was quite clever, though it lacked enough data.”

    (彼の量子コンピューティングに関する仮説は非常に巧みだが、データが十分ではなかった。)


  2. “A clever algorithm can drastically reduce computational complexity.”

    (巧妙なアルゴリズムは計算の複雑さを大幅に削減することができる。)


  3. “The researcher’s clever approach to gathering field data saved both time and resources.”

    (その研究者の巧みなフィールドデータ収集方法は、時間とリソースの両方を節約した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. smart(頭の良い)


    • 「頭の回転が速い・知能が高い」ニュアンス。アメリカ英語では一般的に「賢い」とよく使われる。


  2. bright(聡明な)


    • 「未来が明るい」「見込みがある」側面を強調する場合にも使われる。


  3. intelligent(知的な)


    • 「知能が高い」とストレートに表現する際に用いられる。フォーマルな文脈にも合う。


  4. quick-witted(機転が利く)


    • 「瞬時に対処して切り返しがうまい」というニュアンス。


  5. resourceful(問題解決能力が高い)


    • 「問題解決力に優れている」ことを強調。


反意語


  • foolish(愚かな)

  • dim(ぼんやりした)

  • dull(鈍い)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • イギリス英語 (BrE): /ˈklɛv.ə(r)/

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈklɛv.ɚ/


  • 強勢(アクセント): “cle” の部分(第1音節)にアクセントがあります。

  • よくある間違い: “cleaver” (肉用の包丁) と混同されがちですが、スペルと意味が異なります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “cleaver” と誤って書くと「包丁」の意味になるので注意。

  • 同音異義語との混同: “cleaver” は発音が似ていますが意味が違います。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などでは、派生語の “cleverly” や “cleverness” が出題されることもあります。

    • 比較級・最上級(cleverer, cleverest)のスペル確認も必要です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “clover” (クローバー) に少し似ていますが、clover(幸運を象徴)とは又違った意味。「クローバーが幸運をもたらす⇒頭を使わずにラッキーになる」というイメージとは正反対で、脳を使って問題を解決するのが “clever”。

  • 覚え方: “Clever” の “C” は “Creative” の “C” と覚えると、創造的な頭の良さをイメージしやすいでしょう。


以上が形容詞 “clever” の詳しい解説です。日常会話からビジネスまで、幅広いシーンで使える便利な単語なので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
clever
意味(1)

リコウな,頭のよい,才気のある,気のきいた

意味(2)

器用な,じょうずな(skillful)

学術英単語(NAWL) / 発音問題

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