最終更新日:2024/06/12
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plantation

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元となった辞書の項目

plantation

(大規模な)農場,栽倍場 / 植林地

このボタンはなに?

その農場は広大な面積をカバーし、さまざまな作物を生産しています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: plantation

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A large farm, especially in a tropical or subtropical country, where crops such as coffee, sugar, and tobacco are grown.

意味(日本語): 大規模な農園、特に熱帯や亜熱帯の地域でコーヒーや砂糖、タバコなどを栽培する農場のことです。

「昔ながらの大農園」をイメージするとわかりやすいかもしれません。歴史的には奴隷労働のイメージが強い場合もあり、アメリカ南部やカリブ海諸国などの文脈でよく使われます。

CEFRレベルの目安: B2 (中上級)

・そこまで頻繁に日常会話に登場する単語ではありませんが、歴史や地理、社会問題に関するトピックで出てくる可能性があります。

活用形


  • 名詞なので、活用形は基本的にありません。複数形は “plantations” です。

  • 動詞形としては “plant” (植える) があります。形容詞として “plantation-style” などの組み合わせで使われる場合もあります。

他の品詞形


  • plant (動詞): to put plants or seeds in the ground to grow. 「植える」の意味。

  • planter (名詞): 作物を植える人、または植木鉢などを指す場合があります。

  • plantation owner (名詞句): プランテーションの所有者。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “plant-” (植える、または植物)

  • “-ation” (名詞化の接尾語で、動作や状態を表す)

“plantation” は「植える行為や結果として形成された場所」というイメージが元になっています。

派生語や関連語


  1. planter

  2. plant

  3. replantation (再植え付け)

  4. plantation economy (プランテーション経済)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ (10個)


  1. “coffee plantation” → コーヒー農園

  2. “sugarcane plantation” → サトウキビ農園

  3. “tea plantation” → 茶畑・茶農園

  4. “tobacco plantation” → タバコ農園

  5. “rubber plantation” → ゴム農園

  6. “plantation owner” → 農園所有者

  7. “plantation workers” → 農園労働者

  8. “to manage a plantation” → 農園を管理する

  9. “historical plantation sites” → 歴史的なプランテーションの場所

  10. “plantation house” → プランテーション跡地の大邸宅


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “plantare” (植える) に由来し、中英語の “plant” を経て派生した形です。16世紀~17世紀頃から “plantation” として「開拓地」「植民地」や「大農園」を意味するようになりました。

  • 歴史的には特にアメリカ南部やカリブ海諸国で大規模に使用され、奴隷労働や強制労働と深い関わりがあります。そのため、「プランテーション」という言葉自体に、社会的・歴史的文脈を伴うことが多いです。

使用時の注意点やニュアンス


  • 文章的・歴史的な文脈でしばしば登場 し、特に奴隷制を連想させる背景があるため、センシティブな文脈で使われることがあります。

  • 観光案内などでは「昔の建築様式を残した大農園」として紹介されたりもします。


4. 文法的な特徴と構文


  • “plantation” は可算名詞 (a plantation / multiple plantations)。

  • 一般的には「場所」を指すため、他動詞・自動詞の区別はなく、動詞としての使い方はありません。

  • 歴史的・文化的文脈や地理的文脈で登場することが多いです。

一般的な構文例


  1. “There used to be many plantations in the southern states.”

    (南部の州にはかつて多くのプランテーションがありました。)


  2. “He inherited a large plantation from his grandfather.”

    (彼は祖父から大きな農園を相続しました。)


  3. “The plantation economy was heavily dependent on slave labor.”

    (そのプランテーション経済は奴隷労働に大きく依存していました。)



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I visited a historic plantation during my trip to Louisiana.”

    ルイジアナ旅行中に歴史的なプランテーションを訪れたんだ。


  2. “My grandmother talked about working on a small plantation when she was young.”

    祖母は若い頃、小さな農場で働いていた話をしてくれたよ。


  3. “I read a novel set on a plantation in the 1800s; it was quite moving.”

    1800年代のプランテーションを舞台にした小説を読んだけど、とても感動的だったよ。


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Our company is considering purchasing land overseas for a new coffee plantation.”

    弊社は海外に新しいコーヒー農園を買収することを検討しています。


  2. “We need to assess the environmental impact before expanding the tea plantation.”

    お茶のプランテーションを拡大する前に環境への影響を評価する必要があります。


  3. “Investors are looking into sustainable plantation models to minimize deforestation.”

    投資家たちは森林破壊を最小限に抑えるサステナブルなプランテーションモデルを検討中です。


学術的・歴史的文脈での例文 (3つ)


  1. “Historically, plantations in the American South were often associated with slave labor.”

    歴史的に、アメリカ南部のプランテーションはしばしば奴隷労働と結びついていました。


  2. “The plantation system significantly influenced the social and economic structures of the region.”

    プランテーション制度はその地域の社会的・経済的構造に大きな影響を与えました。


  3. “Further research on plantation records can shed light on colonial agriculture practices.”

    プランテーションの記録をさらに研究することで、植民地時代の農業形態が明らかになる可能性があります。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “estate” (大邸宅がある広大な土地) - ただし必ずしも農業用とは限らない。

  2. “farm” (小規模から大規模まで幅広い農場) - 一般的な「農場」。

  3. “ranch” (主に家畜飼育用) - プランテーションとはやや異なり、家畜を飼育する場所。

  4. “landholding” (土地所有) - 農場に特化しない、土地保有そのもの。

反意語 (Antonyms)


  • “urban area” (都市部) - 農業領域と対照的な「都市部」「市街地」のニュアンス。

  • はっきりとした対極語はあまりありませんが、農業地帯と対比した「工業地帯」や「都市部」などが文脈上の反対として使われることが多いです。

ニュアンスの違い


  • “plantation” は「単一作物を大規模栽培する歴史的・経済的な背景がある農園・農場」というイメージ。

  • “farm” は農作物だけでなく酪農や家畜など、もっと広い意味での農場を指すことが多いです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /plænˈteɪʃ(ə)n/

  • アメリカ英語: [plæn-tey-shuhn](第2音節「teɪ」の部分にアクセント)

  • イギリス英語: [plæn-tay-shuhn] ほぼ同じですが、地域によって母音がやや異なる場合があります。

  • 「plan-」と「-ta-」の間の音をはっきりと発音すると伝わりやすいでしょう。

  • よくある間違いは “plant” と “station” が混ざったように聞こえてしまうことなので、/plæn/ と /-teɪ-/ をはっきり区切るのがコツです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “plantation” を “planatation” や “plantasion” と書き間違えないように注意。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語はほとんどありませんが、“plantation” そのものに近い語は少ないため、音の区切りを意識しましょう。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などの日常ビジネス英語や観光英語ではあまり頻出しませんが、歴史や文化、地理関連の長文やリスニングパートで出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「plant (植物を植える)」+「-ation (こと、もの)」と連想すると「植物を大量に植える大規模な場所」と覚えやすいです。

  • アメリカ南部の広大な「綿花畑」や「コーヒー畑」をイメージすると記憶に残りやすいでしょう。

  • 歴史的背景や社会問題と結びつけてイメージすると、単語のインパクトが強くなり、忘れにくくなります。


以上が “plantation” の詳細解説です。長い歴史的背景を持ち、特に社会・歴史の文脈で頻出する単語です。ぜひ理解を深め、使用時にはそのニュアンスや背景を意識してみてください。

意味のイメージ
plantation
意味(1)

(大規模な)農場,栽倍場

意味(2)

植林地

学術英単語(NAWL) / リスニング問題

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