最終更新日:2024/06/12
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particle

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元となった辞書の項目

particle

名詞

〈C〉粒子 / 小片,(ごく)少量,微量 / 不変化詞

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その粒子はとても小さいです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: particle

品詞: 名詞 (countable noun / 可算名詞)

意味 (英語): A tiny piece or fragment of something, often referring to a very small portion of matter.

意味 (日本語): 微小な粒、または極めて小さい部分を指す単語です。「粒子」や「小さな断片」という意味で、日常会話でも科学の文脈でも使われます。

「particle」という単語は、「ごく小さな粒や断片」という感覚を表すときに用いられます。たとえば、ほこりのような微細なものから、物理学で扱われる原子や素粒子のようなものまで幅広く指すことができます。

学習者にも使いやすい単語ですが、文脈によっては科学的なニュアンスが強まることがありますので、理系の文脈や日常の文脈で使い分けるとよいでしょう。

活用形・他の品詞


  • 名詞としてのみ一般的に使われる形:「particle」(単数形) / 「particles」(複数形)

  • 他の品詞例:同じ綴りで形容詞や動詞としての用法は一般的ではありません。

CEFRレベル目安: B2 (中上級)


  • 日常会話においてはA2やB1レベルでも取り上げられる可能性がありますが、「particle」という語はやや専門的な場面も含む単語のため、全体としてはB2あたりのレベルに相当すると考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: part (部分、分割されたものを表すラテン語系の語根)

  • 接尾語: -icle (「小さなもの」の意味を示すラテン語系の縮小辞)

「particle」は「部分」を意味する“part”に、小さいものを示す“-icle”が加わり、「小さな部分(粒子)」という意味を形成しています。

派生語や類縁語


  • partial (形容詞: 部分的な)

  • particular (形容詞: 特定の、特有の)

  • partition (名詞/動詞: 仕切り、分割する)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. dust particle


    • (ほこりの粒)


  2. tiny particle


    • (小さな粒子)


  3. subatomic particle


    • (亜原子粒子)


  4. particle physics


    • (粒子物理学)


  5. aerosol particle


    • (エアロゾル粒子)


  6. food particle


    • (食べ物の微小片)


  7. charged particle


    • (帯電粒子)


  8. quantum particle


    • (量子粒子)


  9. particle size


    • (粒子の大きさ)


  10. particle board


    • (パーティクルボード – 木材のくずから作った板)



3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「particula」(小さな部分)から来ています。

  • 「part」(部分)が語幹であり、「-icle」は小さいものを表す縮小辞です。

歴史的な使用


  • 古フランス語や中世英語を経由し、最終的に英語の「particle」として定着しました。

  • 特に科学の発展とともに、物理学・化学分野で「粒子」や「微粒子」としての用法が普及しました。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 科学研究や物理学の分野では非常に正確な意味で「粒子」を指すことが多いです。

  • 日常会話で使うときは、単に「小さなかけら」や「ほこりの粒」というライトなニュアンスでも使われます。

  • フォーマル・インフォーマルどちらでも使用できますが、意味が科学的になるほどフォーマル寄りになります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun)


    • a particle, two particles, many particles のように数えられます。


一般的な構文やイディオム


  • “(something) breaks into particles”


    • 何かが粒子(断片)に砕け散る


  • “particles of (dust/sand/food, etc.)”


    • ほこりや砂、食べ物の微粒などを指す定番表現


フォーマル / カジュアル


  • 日常会話(カジュアル)で使う場合は「dust particle」などの限定的な表現が中心です。

  • 科学論文や講義(フォーマル)では「subatomic particles」「quantum particles」など、専門的な用法が多くなります。


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル) の例文


  1. “There’s a particle of dust on your glasses.”


    • 「メガネにほこりの粒が付いているよ。」


  2. “I found a tiny particle of sand in my shoe.”


    • 「靴の中に小さな砂の粒があったんだ。」


  3. “Could you clean up those particles of food on the table?”


    • 「テーブルの上の食べかす(粒)を片付けてくれる?」


ビジネスシーン (ややフォーマル) の例文


  1. “We need to ensure that no foreign particles contaminate the product.”


    • 「製品に異物(粒子)が混入しないよう、注意が必要です。」


  2. “The new filter system can remove even the tiniest particles from the water.”


    • 「この新しいフィルターシステムは、水中の極めて小さな粒子でも除去できます。」


  3. “During transport, small particles of dust might accumulate in the packaging.”


    • 「輸送中にほこりの小さな粒子が包装にたまる可能性があります。」


学術的文脈 (フォーマル・専門的) の例文


  1. “Particle physics explores the fundamental constituents of matter at the subatomic level.”


    • 「粒子物理学は、物質の最も基本的な構成要素を亜原子レベルで探求する学問です。」


  2. “The scientists detected a previously unknown particle in their accelerator experiments.”


    • 「科学者たちは、加速器実験で未知の粒子を検出しました。」


  3. “Observing molecular particles can help us understand complex chemical reactions.”


    • 「分子粒子を観察することで、複雑な化学反応を理解する一助となります。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. fragment (欠片)


    • 「大きめな破片」を指すことが多く、「particle」のほうがより小さいイメージ。


  2. speck (小さいしみ、粒)


    • 視覚的に小さい点やしみを強調するときに使われやすい。


  3. bit (小片)


    • かなりカジュアル。「particle」よりも幅広い文脈で使える。


反意語


  • whole (全体)


    • 「particle」が「小さな断片」を意味するのに対して、「whole」は「全体」「完全体」を意味します。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /ˈpɑːr.tɪ.kəl/

  • イギリス英語: /ˈpɑː.tɪ.kəl/

強勢 (アクセント)


  • “par” の部分にアクセントが置かれます (PAR-ti-cle)。

よくある発音の間違い


  • 「パーティカル」と「パートゥカル」のあいまいな発音になりやすい点に注意。

  • 母音の「i」の部分があいまいになり “par-tuh-cull” のようになりがちです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: particle を “partical” と間違えることがあります。

  2. 同音異義語: 特にはありませんが、部分を意味する「part」と混同して使うと誤用につながるので文脈に注意。

  3. 理科や物理で出題される: TOEICや英検ではあまり頻出単語ではありませんが、専門分野や長文読解に出てくる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「part (部分) + icle (小さいもの)」と分解してイメージすると、すぐに「小さな部分」という意味を思い出せます。

  • 「粒子物理学 (particle physics)」という専門用語を覚えると、「particle = 粒子」というイメージが強く残るでしょう。

  • 「小さなパーツ (part)」をイメージして「パーティクル」と覚えると、意味とのひもづけが簡単になります。


以上が名詞「particle」の詳細解説です。ちょっとしたほこりや微小な断片から科学分野まで幅広く使われる便利な単語なので、ぜひ覚えておきましょう。

意味のイメージ
particle
意味(1)

小片,(ごく)少量,微量

意味(2)

粒子

意味(3)

不変化詞(冠詞・前置詞・接続詞・感嘆詞など語形変化のない語);小詞,小辞

学術英単語(NAWL) / リスニング問題

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