最終更新日:2025/11/20

(商品などの)種類,品質《+of+名》 / 商標,銘柄 / (家蓄・商品などに付けて所有主・品質などを示す)焼き印,焼きごて / (昔罪人に押した)烙印(らくいん);汚名 / 《文》燃えさし

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元となった辞書の項目

brand

名詞

(商品などの)種類,品質《+of+名》 / 商標,銘柄 / (家蓄・商品などに付けて所有主・品質などを示す)焼き印,焼きごて / (昔罪人に押した)烙印(らくいん);汚名 / 《文》燃えさし

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解説

名詞 brand の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語: brand

日本語: ブランド(特定の商品や企業を印象づける名称・マークなど)

「brand」という単語は、企業や商品を他と区別するための名称やイメージを指すときに使われます。「ブランドのイメージを作る」「有名ブランドを扱う」などのように、商品の価値や特徴をまとめて表現する言葉として日常会話やビジネスシーンでよく出てきます。


  • 品詞: 名詞 (countable noun)

  • 活用形: 名詞なので、通常は複数形 (brands) をとることがあります。


    • 単数形: brand

    • 複数形: brands


他の品詞の形


  • 動詞 (to brand): 「焼き印を押す」「ブランド化する」という意味で使われます。


    • 例: to brand cattle(家畜に焼き印を押す), to brand a product(製品をブランディングする)


  • 「branding」は動名詞や形容詞的に使われ、ブランディングやブランド戦略を指します。


    • 例: branding strategy(ブランド戦略)


CEFR レベル目安


  • B2(中上級): ビジネスや日常生活でもよく出てくる概念ですが、マーケティングや経営、広告の分野になると少し専門性が高いため、中上級レベルでもしっかり把握しておくと良いでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成

「brand」は、もともと古英語の “brand”(燃えている木片)に由来していますが、現代では明確な接頭語・接尾語がついているわけではありません。

詳細な意味


  1. (主な意味) 商品や企業の名称、イメージ

    企業や商品を特徴づけ、他と区別するための名称やロゴ、イメージを含む概念。広告やマーケティングの文脈でよく用いられます。

  2. (やや古い意味) 焼き印

    家畜などに焼き印を押して所有者を示す行為や、その焼き印自体を指す意味があります(現代では主に動詞としての “to brand” に残っています)。

関連する派生語や類縁語


  • branding (n.): ブランディング(ブランド戦略やブランドイメージ創出の行為や手法)

  • branded (adj.): ブランド(名)を持った、あるいは焼き印が押された

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. brand name(ブランド名)

  2. global brand(世界的ブランド)

  3. brand identity(ブランド・アイデンティティ)

  4. brand loyalty(ブランド忠誠心)

  5. brand image(ブランドイメージ)

  6. brand awareness(ブランド認知度)

  7. brand recognition(ブランドの認知)

  8. brand ambassador(ブランド大使)

  9. brand management(ブランド管理)

  10. brand new(まったく新しい)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “brand” は「燃えている木片」を意味し、そこから「焼き印をつける」という行為を示すようになりました。さらに、「焼き印=所有者の証」に転じて、現在は企業や商品の「印象を示すもの」というビジネス的な意味へ発展してきました。

ニュアンス・使用時の注意


  • マーケティングや広告分野では非常に重要な用語です。

  • 「ブランド力」や「ブランディング戦略」といった文脈では専門用語寄りになります。

  • 「brand new」のように「全く新しい」という口語表現にも使われます。

  • ビジネス文脈で使われるときは、フォーマルなニュアンスが強めですが、日常会話でも「このブランド好きなんだよね」という風にカジュアルに使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算名詞): a brand / the brand / some brands / many brands

  • 動詞 (to brand): 他動詞として「~に焼き印を押す」「(人・物)を~と決めつける」「(商品を)ブランド化する」などの意味で使われます。


    • 例: They branded him a traitor.(彼らは彼を裏切り者だと決めつけた)

    • 例: The company wants to brand its new product as eco-friendly.(その会社は新製品を環境に優しいものとしてブランディングしたいと考えている)


  • フォーマル/カジュアルの区別


    • 一般的に使われる「brand」は日常会話でもビジネスでも使われるため、場面を選ばずに広い範囲で通用します。

    • “to brand someone” のように人を形容するときは、ややフォーマルかつ批判的な文章や報道で見られやすい表現です。



5. 実例と例文

5-1. 日常会話での例文(3つ)


  1. I really love this clothing brand because their designs are so unique.

    (この服のブランドが大好きなんだ。デザインがすごく独特だからね。)


  2. Have you tried the new coffee brand they started selling at the supermarket?

    (スーパーで売り始めた新しいコーヒーブランドを試してみた?)


  3. That brand’s sneakers are super comfortable.

    (あのブランドのスニーカーはすごく履き心地がいいよ。)


5-2. ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. We need to focus on building a strong brand identity for our startup.

    (私たちのスタートアップでは、強固なブランドアイデンティティを築くことに注力する必要があります。)


  2. Our company’s brand awareness has significantly increased over the past year.

    (我が社のブランド認知度は、昨年に比べて大幅に上がりました。)


  3. Investing in brand ambassadors has proven to be an effective marketing strategy.

    (ブランド大使への投資は、効果的なマーケティング戦略であることがわかっています。)


5-3. 学術的 / 専門的な文脈(3つ)


  1. In marketing research, brand perception plays a critical role in consumer decision-making.

    (マーケティング研究では、ブランド認知が消費者の意思決定において重要な役割を果たす。)


  2. Brand equity is often measured by the value premium that a company generates from a product with a recognizable name.

    (ブランド資産は、認知度のある名称を持つ製品が生み出す付加価値によってしばしば測定される。)


  3. Scholars emphasize that brand loyalty is built over time through consistent quality and positive consumer experiences.

    (研究者たちは、ブランド忠誠心は一貫した品質とポジティブな消費者体験を通じて時間をかけて築かれるものだと強調している。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. label(ラベル)


    • 商品のラベルや表示を指し、ブランド名と近いけれど、やや物理的なタグや表示のニュアンスが強い。


  2. trademark(商標)


    • 法的に保護されたマークや名称。法律用語的なニュアンスがある。


  3. make(メーカー)


    • 特にイギリス英語で「メーカー名、ブランド名」を指す時に使われることがある。例: What make of car is that?(それはどのメーカーの車ですか?)


反意語


  • 明確な直接の反意語はありませんが、あえて挙げるなら「unbranded(ブランドなしの)」や「generic(ジェネリック製品の、一般名称の)」が対照的です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /brænd/

    • イギリス英語: /brænd/


  • 強勢(アクセント): 単語の最初の部分「brand」に強勢があります(1音節なので全体が強く発音されるイメージ)。

  • よくある間違い


    • “bland” (/blænd/) と混同する(“さっぱりした”や“味気ない”の意味の別単語)。

    • “bran” (/bræn/) とならないように注意(ぬか、糠の意味)。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: bland(味気ない)との混同。

  • brand new / brand-new: 「真新しい」という意味のセットフレーズ。ハイフンを入れるかどうかで迷うことがありますが、どちらも通じます。

  • TOEIC・英検などの出題: マーケティングや広告の文脈の英文が出題される場合に頻出。特にビジネス関連の話題で「brand recognition」「brand image」などはよく見かけます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “brand” = “焼き印” から覚える: もともとは炎・燃える木片(brand)で、牛などに焼き印を押すところから「所有者のマーク」「識別の印」という意味に発展。

  • ブランドのロゴを焼き付けるイメージで「brand=商品名やマーク」と関連づけると覚えやすいでしょう。

  • スペリングの最初の “b” と “r” を意識して、「ブラッ…」と発音し始めることで “bland” と区別しましょう。


上記を参考に、「brand」を正しく理解し、ビジネスや日常会話など幅広い場面で使えるようになりましょう。

意味のイメージ
brand
意味(1)

(家蓄・商品などに付けて所有主・品質などを示す)焼き印,焼きごて

意味(2)

《文》燃えさし

意味(3)

商標,銘柄

意味(4)

(昔罪人に押した)烙印(らくいん);汚名

意味(5)

(商品などの)種類,品質《+of+

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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