最終更新日:2025/10/10

(植物・果実・はちみつなどが)野生の / (鳥獣などが)野生の,飼い慣らされていない / (人・気性などが)乱暴な,無法な,手に負えない / 《おもに補語に用いて》気違いじみた,熱狂的な,ひどく興奮した / 《補語にのみ用いて》熱望して;夢中になって / (天候・海・時勢などが)荒れた,激しい / (人・種族などが)未開の / (土地などが)自然のままの,荒涼とした / (計画などが)とっぴな,でたらめな / 的はずれの,見当違いの / 乱れた,だらしない / 《話》よい,愉快な / 乱暴に,やたらに;でたらめに / 荒野,荒れ地,大自然のままの状態

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元となった辞書の項目

wild

形容詞

(植物・果実・はちみつなどが)野生の / (鳥獣などが)野生の,飼い慣らされていない / (人・気性などが)乱暴な,無法な,手に負えない / 《おもに補語に用いて》気違いじみた,熱狂的な,ひどく興奮した / 《補語にのみ用いて》熱望して;夢中になって / (天候・海・時勢などが)荒れた,激しい / (人・種族などが)未開の / (土地などが)自然のままの,荒涼とした / (計画などが)とっぴな,でたらめな / 的はずれの,見当違いの / 乱れた,だらしない / 《話》よい,愉快な / 乱暴に,やたらに;でたらめに / 荒野,荒れ地,大自然のままの状態

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解説

以下では、形容詞「wild」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: wild

品詞: 形容詞 (場合によっては他の品詞もありますが、ここでは形容詞がメインです)

英語での意味


  1. untamed or not domesticated (動物や自然などが飼い慣らされていない・自然のまま)

  2. uncontrolled or unrestrained (感情や行動が抑えられておらず、激しい、荒れた)

  3. unusual or exciting (見た目や行動などが常識外れで刺激的な)

日本語での簡潔な意味


  1. 野生の、自然のままの

  2. 無制限の、抑えられない

  3. 風変わりな、刺激的な

「wild」は、「自然のまま」「手に負えない」「奇抜」というようなニュアンスを含んでいます。例えば、「この動物は野生に近いです」とか、「彼のパーティーはとてもはちゃめちゃでした」のように、自然物についても、人の行動や空気感についても使われます。

形容詞の活用形


  • 原級: wild

  • 比較級: wilder

  • 最上級: wildest

他の品詞への派生例


  • 副詞(adverb): wildly

    例: He danced wildly. (彼は激しく踊った)

  • 名詞(noun): wildness

    例: The wildness of the jungle is overwhelming. (そのジャングルの荒々しさは圧倒的だ)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級)

    「wild」は中級レベルでも比較的早い段階で耳にする単語です。物理的・感情的に「野性的・激しい・自由奔放」などの意味でよく使われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語: 特に分かりやすい接頭語や接尾語は含まれません。

  • 語幹: “wild” がそのまま語幹です。

派生語・関連語


  • wildly (副詞): 「激しく、非常に」

  • wildness (名詞): 「荒々しさ、野性」

  • wildlife (名詞): 「野生生物」

  • wildfire (名詞): 「山火事」(特に制御不能な火事)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. wild animal – 野生動物

  2. wild party – 荒れた(とても賑やかな)パーティ

  3. wild guess – 当てずっぽうの推測

  4. wild imagination – とても豊かな想像力

  5. run wild – (感情や行動が)抑えきれなくなる

  6. go wild – 大騒ぎになる、興奮する

  7. wild night – 荒れた(刺激的な)夜

  8. wild dream – 奇想天外な夢

  9. wild hair – ぼさぼさの髪、または突飛な思いつき

  10. wild spirit – 自由奔放な精神


3. 語源とニュアンス

語源

「wild」は古英語の “wild” に由来し、さらにゲルマン祖語 “*wilþijaz” にさかのぼるとされています。元々は「制御されていない」「自然のままの」といった意味を持ち、そこから発展して「荒々しい」「予測不能な」「大胆な・刺激的な」といった使い方が生まれました。

ニュアンスや注意点


  • 自然(野性)のまま: 動物や自然環境について使う場合

  • 行動や感情が激しい: 人のパーティーやゲーム、感情表現への応用

  • 奇抜・予測不能: 思わぬ展開や変わった出来事を示す

「wild」は口語でも文章でも幅広く使える語ですが、カジュアルな場面(友人同士の会話)からフォーマルな書き言葉(文学表現)まで、文脈に応じて幅やニュアンスが変化します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として名詞を修飾するほか、補語として使うこともできます。

    例: The party was wild. (そのパーティーはすごくハチャメチャだった)


  • 可算・不可算の区別は形容詞には関係しません。


  • 自動詞・他動詞の区別も形容詞には関係しませんが、動詞フレーズとして「run wild」「go wild」などは慣用的に使われます。


  • フォーマル度合いは文脈次第。基本的にはカジュアルな言葉として使われることが多いですが、小説や詩などでもフォーマルに使われることがあります。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文(カジュアル)


  1. I had a wild night with my friends last weekend.

    (先週末は友達とめちゃくちゃ盛り上がった夜を過ごしたよ。)

  2. That roller coaster is wild!

    (あのジェットコースターはすごくスリル満点!)

  3. My dog always runs wild in the park.

    (私の犬は公園でいつも暴れ回るんだ。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. The new marketing campaign might seem a bit wild, but it could attract younger audiences.

    (新しいマーケティングキャンペーンは少し型破りかもしれませんが、若い層を引きつける可能性があります。)

  2. Let’s not make any wild assumptions before we see the data.

    (データを確認する前に、あてずっぽうな推測をしないようにしましょう。)

  3. Her proposals are sometimes wild, but they often bring innovative ideas.

    (彼女の提案は時々突拍子もないですが、イノベーティブなアイデアをもたらすことが多いです。)

(3) 学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. The researcher observed a wild population of foxes for three months.

    (その研究者は、野生のキツネの群れを3か月間観察した。)

  2. Their wild behavior indicates a lack of social structure within the group.

    (彼らの過激な行動は、グループ内の社会的構造の欠如を示唆している。)

  3. The debate surrounding wild species conservation continues to grow more complex.

    (野生種の保護に関する議論はますます複雑化している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. untamed (飼い慣らされていない)


    • 「より自然のまま」というニュアンスが強い


  2. savage (野蛮な、凶暴な)


    • 攻撃的な感じが強まる


  3. fierce (獰猛な、激しい)


    • 強い力や勢いを伴う


  4. crazy (常軌を逸した、ばかげた)


    • 人の行動が非常識、または興奮状態を指すことが多い


  5. unruly (手に負えない、規則に従わない)


    • ルールを破る、抑制がきかないニュアンス


反意語 (Antonyms)


  1. tame (飼い慣らされた、穏やかな)

  2. controlled (制御された)

  3. civilized (文明化された、礼儀正しい)

「wild」と「tame」の対比は特に分かりやすく、「自然のまま vs. 人の手が入っている」というイメージがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記: /waɪld/

  • アクセント: [wáyld](1音節目にアクセント)

  • アメリカ英語とイギリス英語の発音に大きな違いはありませんが、アメリカ英語ではより /aɪ/ がハッキリと発音されることがあります。

  • よくある間違いとして、語末の “d” を弱くして /waɪl/ のように発音してしまうケースがありますが、最後の子音 “d” もしっかりと残し、「ワイルド」としっかり区切るイメージです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “wild” の i と l が逆にならないように注意しましょう。(wi-l-d)

  • 同音異義語との混同: 類似した発音の単語はあまりありませんが、「wiled (wile + d)」は全く別の言葉(wile = 狡猾な策略)です。学習者はあまり混同しないかもしれませんが注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも比較的頻繁に出てくる単語です。特に「wild guess」「wild animal」などのコロケーションやイディオムを覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語感のイメージ: 「ワイルド」というカタカナ表記からも想起しやすいように、「自然のまま」や「手つかずの」イメージが湧きます。

  • スペリングの覚え方: “W + I + L + D” と、1文字ずつ“why I love dancing”の頭文字として覚えるなど、自分なりのフレーズを作ると定着しやすいかもしれません。

  • 活用形イメージ: “wilder” は「より荒々しい」、 “wildest” は「最も荒々しい」と覚えましょう。


以上が形容詞「wild」の詳細な解説です。自然や感情、行動の激しさや奇抜さを表現する便利な単語なので、ぜひ使い方やニュアンスの幅を意識しながら覚えてみてください。

意味のイメージ
wild
意味(1)

(植物・果実・はちみつなどが)野生の

意味(2)

(鳥獣などが)野生の,飼い慣らされていない

意味(3)

(人・気性などが)乱暴な,無法な,手に負えない

意味(4)

《おもに補語に用いて》気違いじみた,熱狂的な,ひどく興奮した

意味(5)

《補語にのみ用いて》熱望して;夢中になって

意味(6)

(天候・海・時勢などが)荒れた,激しい

意味(7)

(人・種族などが)未開の

意味(8)

(土地などが)自然のままの,荒涼とした

意味(9)

(計画などが)とっぴな,でたらめな

意味(10)

的はずれの,見当違いの

意味(11)

乱れた,だらしない

意味(12)

《話》よい,愉快な

意味(13)

荒野,荒れ地,大自然のままの状態

意味(14)

乱暴に,やたらに;でたらめに

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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