susceptible
1. 基本情報と概要
単語: susceptible
品詞: 形容詞 (adjective)
意味 (英語): easily influenced or affected by something
意味 (日本語): 影響を受けやすい、感染しやすい、感受性が高い
「susceptible」は「影響を受けやすい」「傷つきやすい」というニュアンスを持っていて、たとえば病気や感情、外部の影響などに弱い、という場面で使える単語です。
- 活用形: 形容詞のため、直接的な過去形などはありません。
- 他の品詞例:
- 名詞形: susceptibility(影響を受けやすさ、感受性)
- 副詞形: なし(形容詞の副詞形は一般的に存在しません)
- 名詞形: susceptibility(影響を受けやすさ、感受性)
CEFRレベルの目安:
- B2(中上級)
比較的アカデミック・フォーマルな文脈でも見かけます。日常会話でも使われることがあるため、中上級学習者向けと言えます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: 「sus-」… ラテン語由来のサブ要素 “sub-”が変化した形で、厳密にはここが単独で意味を持つわけではありませんが、「下に, 下で」などを示すラテン語接頭辞との関連がみられます。
- 語幹: 「cept」… ラテン語の “capere” (つかむ、捕らえる)の派生形 「cept」(「受け取る」などの意味合い)
- 接尾語: 「-ible」… 「〜できる」「〜されやすい」の意味をもつ形容詞化の接尾語
詳細な意味
- 外部からの影響を受けやすい、感受性が高い
- 病気やウイルスなどに感染しやすい
- 感情的に動かされやすい
関連/派生語
- susceptible → susceptibility (名詞)
- intercept (動詞: 遮る) など “cept”を含む単語との関連も覚えられます。
よく使われるコロケーション(10個)
- susceptible to disease → 病気にかかりやすい
- susceptible to infection → 感染にかかりやすい
- highly susceptible → 非常に影響を受けやすい
- susceptible individuals → 感受性の高い人々
- more susceptible than others → 他の人より影響を受けやすい
- susceptible to criticism → 批判に傷つきやすい
- susceptible mind → 影響を受けやすい心
- particularly susceptible → 特に影響を受けやすい
- susceptible population → 影響を受けやすい集団
- become susceptible → 影響を受けやすい状態になる
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語「suscipere」(受け取る、引き受ける) → 「sub-」+「capere」(取る)
- そこから派生し「引き受けやすい→影響を受けやすい」というニュアンスに発展。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「もろい」「誘惑に弱い」「抵抗力が低い」というイメージを伴うことが多い。
- 口語でも使われますが、少しフォーマルあるいは丁寧に聞こえる単語です。
- 病気や感情の影響を強調したいときに適切です。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞なので、名詞を修飾するときや補語(SVC文型など)として使われます。
- 例: He is susceptible to colds. (彼は風邪にかかりやすい)
- 例: He is susceptible to colds. (彼は風邪にかかりやすい)
- よく使われる前置詞は「to」で、「susceptible to something」という形が典型的です。
- フォーマル度は中程度〜高め。学術的、ビジネス文書、レポートなどでも使用されます。
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
I’m quite susceptible to colds, so I try to stay warm.
和訳: 「私は風邪をひきやすいので、暖かくするようにしてるんだ。」Be careful with him; he’s very susceptible to peer pressure.
和訳: 「彼には気を付けてあげて、仲間からの圧力にすごく弱いから。」She’s susceptible to flattery, so compliment her work sincerely.
和訳: 「彼女はお世辞に弱いから、仕事をほめてあげるといいよ。」
ビジネス (3例)
Our new product might be susceptible to overheating in extreme conditions.
和訳: 「新しい製品は、過酷な条件下では過熱しやすいかもしれません。」The market seems susceptible to sudden price fluctuations.
和訳: 「市場は急激な価格変動の影響を受けやすいようです。」Employees who are susceptible to stress need more support and flexible schedules.
和訳: 「ストレスに弱い従業員には、より多くのサポートや柔軟なスケジュールが必要です。」
学術的な文脈 (3例)
This species is highly susceptible to changes in the environment.
和訳: 「この種は環境の変化に非常に影響を受けやすい。」Patients with compromised immune systems are more susceptible to infections.
和訳: 「免疫機能が低下している患者は感染症にかかりやすい。」The study shows that children are particularly susceptible to marketing strategies.
和訳: 「研究によると、子どもたちはマーケティング戦略の影響を特に受けやすい。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- vulnerable (傷つきやすい、弱い)
- prone (〜しがちな、しやすい)
- liable (法的責任がある、〜しがちな)
- open to (〜を受け入れやすい)
- 「vulnerable」は物理的・精神的に弱いニュアンスが強い。
- 「prone」は悪い習慣やトラブルに「陥りがち」というニュアンス。
- 「liable」には「法的責任がある」という意味もあり、ややフォーマル。
反意語 (Antonyms)
- resistant (抵抗力のある)
- immune (免疫のある、影響を受けない)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /səˈsɛptɪbəl/
- アメリカ英語 (GA): [サセプティブル](/səˈsɛp.tɪ.bəl/)
- イギリス英語 (RP): [サセプティブル](/səˈsɛp.tɪ.bəl/)
- アメリカ英語 (GA): [サセプティブル](/səˈsɛp.tɪ.bəl/)
強勢(アクセント): 「-cep-」の部分に強勢がきます (sus-cep-ti-ble)。
よくある間違い: “su-sip-ti-ble” とか “sus-sep-ti-ble” など発音を乱すこと。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “susceptable” と “a” を入れてしまうなど、スペルを間違えやすい。
- 前置詞: 「to」を忘れて「susceptible of」などとしてしまうミスに注意。
- TOEICや英検など: ビジネスシーンや論説文で「影響を受けやすい」「損害を被りやすい」という文脈で出題される可能性があるので、前置詞 “to” とセットで覚えておくとよい。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源で覚える: “sus-” + “cept” (取る) + “-ible” (できる) → 「取り込んでしまいやすい → 影響を受けやすい」
- スペルのポイント: 「sus-」と「cep-」の部分を区切って覚えると書きやすい (sus + cept + ible)。
- イメージ: “susceptible” = 「外からのものをキャッチ(accept)しやすいイメージ」→ 影響に弱い。
イメージやストーリーを思い浮かべる(例: バリアが薄い状態)と記憶に残りやすいです。
《名詞の前のみ用いて》感じやすい,多感な
《補語にのみ用いて》《be susceptible to+名》
《補語にのみ用いて》《be susceptible of+名》