最終更新日:2025/11/10
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探査器 / 探求 / 問題点 / 探測器 / 調査

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元となった辞書の項目

probe

名詞

探査器 / 探求 / 問題点 / 探測器 / 調査

このボタンはなに?

科学者たちは、太陽系の外部領域を探査するために探査機を打ち上げました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: probe

品詞: 名詞 (動詞としても使われる)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B1(中級)学習者でも触れる単語ですが、科学・技術分野で使われる専門的な文脈があるため、B2のレベル感としています。

英語での意味:


  • A device or instrument designed to investigate, explore, or examine something in detail (特に科学的・技術的な調査機器を指す)。

  • An investigation or inquiry (特に事件や事実究明のための公式な調査も指す)。

日本語での意味:


  • 「調査機器」「探査機」「探査装置」など、何かを詳しく調べるための道具を指します。

  • 「調査」「探査」「捜査」という意味でも使われ、特に事件の捜査や深い調査に対して使われます。

    「probe」は、科学実験や宇宙探査機などを指すときにも使われる、丁寧・専門的な言葉です。捜査や摘発の文脈では少しフォーマルな響きになります。

活用形


  • 名詞形 (単数): a probe

  • 名詞形 (複数): probes

  • 動詞形: to probe (詳しく調査する、探る)

他の品詞への派生


  • 動詞: “to probe”

    例: The detective probed into the suspect’s background.

  • 形容詞形: 派生形容詞はあまり一般的ではありませんが、“probing”(鋭く追及する、探求的な)として形容詞的に使われます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “prob-” (「試す」「調べる」というニュアンス)

  • 接頭語・接尾語: 接頭語・接尾語は特にない単語ですが、語幹をもとにした派生語として “probable” “probation” など、語源が「試す」に関連する単語があります。ただし、直接 “probe” と同じ意味ではありません。

関連語や派生語


  • to probe (動詞): 探る、調べる、突き止める

  • probing (形容詞): 詮索するような、追及するような

よく使われるコロケーション(10個)


  1. “space probe” – 宇宙探査機

  2. “lunar probe” – 月探査機

  3. “probe into” – (事件など)を捜査する、調べる

  4. “NASA probe” – NASAの探査機

  5. “criminal probe” – 犯罪捜査

  6. “government probe” – 政府による捜査/調査

  7. “deep probe” – 深い探究、徹底調査

  8. “probe data” – 探査データ、調査データ

  9. “probe the surface” – 表面を探査する

  10. “ongoing probe” – 継続中の捜査/調査


3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の「試す」「証明する」を意味する “probare” に由来します。同じ語源を持つ単語に “proof” (証拠) や “probable” (ありそうな) があります。

歴史的に「試験する」「調べる」という意味が強く、現代では科学技術や事件調査など幅広い文脈で用いられます。

ニュアンスや使い方:


  • 科学的・技術的な文脈(宇宙探査機など)では中立的または専門的ニュアンスを持ちます。

  • 事件やスキャンダルの捜査では、フォーマルでやや堅い印象があります。

  • カジュアルな日常会話ではあまり頻繁に使われませんが、「詳しく調べる」というニュアンスを強調したい場合に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としては可算名詞として用いられます (a probe, two probes)。

  • 動詞として使われるときは「他動詞」扱いが多く、“probe something” (何かを徹底的に調査する) という形をとります。

  • “probe into something” のように前置詞 “into” を伴って「~を詳しく調べる」という表現にもなります。

一般的な構文・イディオム例


  • “to launch a probe (into ~)” → 「(~への)調査を開始する」

  • “to conduct a probe” → 「調査を行う」

  • “a full-scale probe” → 「本格的な調査」


5. 実例と例文

A. 日常会話での例 (3つ)


  1. “Did you hear they sent a probe to Mars last week?”


    • 先週、火星に探査機を打ち上げたって聞いた?


  2. “He started asking too many personal questions, like he was trying to probe into my private life.”


    • 彼はプライベートを探るように、個人的なことを根掘り葉掘り聞いてきたんだ。


  3. “The doctor used a thin probe to check my ear canal.”


    • 医者は細い探査器具を使って耳の奥を診察しました。


B. ビジネスシーンでの例 (3つ)


  1. “Our company is conducting a probe into the security breach to find out how it happened.”


    • わが社はセキュリティ侵害が何故起こったのか突き止めるため、調査を行っています。


  2. “The board launched a probe to ensure compliance with the new regulations.”


    • 取締役会は新規則に対するコンプライアンスを確認するため、調査を開始しました。


  3. “We hired an independent firm to probe the financial records for any discrepancies.”


    • 不一致がないか財務記録を調べるため、外部の専門会社に調査を依頼しました。


C. 学術的・専門的な文脈での例 (3つ)


  1. “The space probe successfully transmitted high-resolution images back to Earth.”


    • 宇宙探査機は高解像度の画像を地球に無事送信しました。


  2. “To study the ocean depths, researchers deployed a deep-sea probe that can withstand high pressure.”


    • 海洋の深部を研究するため、研究者たちは高圧に耐えられる深海探査機器を使用しました。


  3. “An international team is conducting a probe into the origins of the ancient ruin.”


    • 国際研究チームはその古代遺跡の起源を解明するため、徹底的な調査を行っています。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “investigation” (調査)


    • 一般的な「調査」を指し、「詳細に調べる」という広い意味。よりフォーマルかつ幅広く使われる。


  2. “inquiry” (問い合わせ、調査)


    • 公的または公式な調査に用いることが多い。法的手続きなどの文脈でよく使われる。


  3. “examination” (検査、試験)


    • より具体的な検査・試験を指す。医療や学術分野でも用いられる。


“probe” は「機械を使って調べる」「根掘り葉掘り追及する」といったニュアンスが強い点が他と異なる特徴です。

反意語


  • “ignore” (無視する)


    • 「調べない」「探らない」という真逆の行為ですが、名詞としての反意語ははっきり存在しません。文脈によっては “neglect (無視、怠る)” と対比されることがあります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /proʊb/ (米), /prəʊb/ (英)

  • アクセント: 単音節語なので特別な強勢の移動はありません。語全体を一拍で “probe” と発音します。ただし、アメリカ英語では “oʊ” の二重母音が少し長めに発音されるイメージです。

  • よくある間違い: 最後の “b” を発音し忘れる人がまれにいますが、しっかり「プローブ」と発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “probe” と “prob” や “prope” と誤記することがあるので注意しましょう。

  • 同音異義語との混同: 一般的には “probe” に同音異義語は少ないですが、語尾が似ている “robe” (ローブ) などとは意味がまったく違うので注意。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などでは、ビジネスや科学分野の文章中に登場することがあります。なじみがないと誤読しやすいので注意が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: 「試す・証明する」というラテン語 “probare” から派生しているので、「何かを試験的に探すツールや調査」のイメージを持つと覚えやすいです。

  • 勉強テクニック: 「問題・謎などをつついてみる」というイメージで、針の先や道具をイメージすると暗記に役立ちます。

  • “space probe” (宇宙探査機) をキーワードとして覚えると、科学・技術分野でよく使われるイメージが強まり、定着しやすくなります。


以上が名詞 “probe” の詳細な解説です。科学的な文脈でよく登場する単語ですが、ビジネスや法的な場面でも「深掘り調査、探査に用いる道具/調査」というニュアンスで幅広く使われる便利な単語です。

意味のイメージ
probe
意味(1)

(傷の深さを調べる)さぐり針

意味(2)

(…を)厳密に調べること,精査《+into(for,at)+

意味(3)

(またspace probe)(ロケットの)宇宙探測機

学術英単語(NAWL) / 和訳 / 単語カード問題

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