最終更新日:2025/11/12
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(不動産以外の)財産,(金・証券以外の)動産 / 商品,品物 / 《米》反物,織物 / 《英》(鉄道で運ばれる)貨物

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元となった辞書の項目

goods

名詞

(不動産以外の)財産,(金・証券以外の)動産 / 商品,品物 / 《米》反物,織物 / 《英》(鉄道で運ばれる)貨物

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彼は父の財産をすべて相続した。

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解説

以下では、英単語「goods」について、できるだけ詳細に説明していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: goods

品詞: 名詞(主に複数形で用いられる)

意味(英語): items or things that are made to be sold, bought, or transferred; merchandise; commodities

意味(日本語): 商品、品物、物品

「goods」は販売・取引などの文脈で「商品」「品物」という意味で使われます。多くの場合、形として目に見える“モノ”を指し、複数形で用いられるのが一般的です。経済活動やビジネスシーンで頻出の単語で、「消費財」や「輸送品」など広い範囲の物品を総称する表現として使われます。


  • 活用形: 「goods」は常に複数形として扱われ、単数形は通常存在しません(※“good”と意味が異なる)。

  • 他の品詞形: “good” は形容詞(例: He is a good person.)や名詞(例: the common good)になり得ますが、“goods”とは意味・用法が別物です。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2: 日常会話はもちろん、ビジネスや経済に関わる文脈でも使われる単語。ある程度しっかりした語彙力がある人が運用できるレベルです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • goods は「good」の複数形が変化した形に由来しますが、単に「良いもの」を指すのではなく「品物」や「商品」という意味に特化しています。厳密に言うと、接頭語や接尾語が付いているわけではなく、“good”+“s”という形自体が、昔から「財産・所持品」を表す名詞として確立してきたものです。

関連性・派生語


  • good: 形容詞として「良い」、名詞として「善」「利益」などの意味。

  • goodness: 「善良さ」「美点(長所)」などを意味する名詞。

  • goodies: 「お菓子・特典・ワクワクするようなおまけ」などを指す口語的表現。

よく使われるコロケーション (共起表現) 10選


  1. consumer goods(消費財)

  2. durable goods(耐久財)

  3. capital goods(資本財)

  4. goods and services(財とサービス)

  5. imported goods(輸入品)

  6. goods in transit(輸送中の商品)

  7. damaged goods(破損品)

  8. stock goods(在庫商品)

  9. goods returned(返品された商品)

  10. deliver the goods(期待に応える、成果を出す)※比喩的にも使われる


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “gōd” (良い)に由来し、中世頃から「所持品」「財産」として使われるようになりました。さらに商取引の発達とともに「商業製品」などを表す語へと広がっていきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「goods」は幅広く「商品」「品物」「製品」を指しますが、実際は「売買」「輸送」「保管」などの場面において使われるビジネス寄りの表現です。

  • 会話で「goods」を使うときは、多少フォーマル~セミフォーマルな響きがあるため、ビジネス文書やビジネス会話でよく登場します。カジュアルな日常会話であれば「stuff」や「things」を使うことも多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 数の特徴: 「goods」は複数扱いの名詞です。


    • 正式な単数形はありません(“a good” はまったく別の意味になる)。


  • 構文例:


    1. These goods are ready for shipment.(これらの商品は出荷準備ができています)

    2. Goods and services are both important to the economy.(財とサービスは経済にとってどちらも重要です)


  • フォーマル/カジュアル:


    • ビジネスや公式文では「goods」を使用

    • 日常会話のカジュアルな場面では「stuff」などに置き換えられる場合もある



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. I just finished unpacking all the goods I bought online.

    (オンラインで買った品物をやっと全部開封したよ。)

  2. Do you mind checking if the goods you received match the order?

    (受け取った商品が注文内容と合っているか確認してくれない?)

  3. She donated some goods to the local charity.

    (彼女は地元の慈善団体に品物を寄付したよ。)

ビジネスでの例文(3つ)


  1. The company specializes in exporting luxury goods worldwide.

    (その会社は高級品を世界中に輸出するのを専門にしている。)

  2. We should track our goods more efficiently to reduce delivery delays.

    (納期遅延を減らすためにも、当社の品物をより効率的に追跡するべきだ。)

  3. Our goods are in high demand during the holiday season.

    (当社の商品はホリデーシーズンに需要が高まります。)

学術的(経済・金融など)の例文(3つ)


  1. The classification of goods into consumer goods and capital goods is fundamental in economics.

    (経済学では、消費財と資本財への分類は基本的な概念である。)

  2. Trade policies significantly affect the movement of goods across borders.

    (通商政策は国境を越えた商品の移動に大きな影響を及ぼす。)

  3. Economists study how goods and services contribute to the GDP.

    (経済学者は財とサービスがどのようにGDPに寄与するかを研究している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. merchandise(商品)


    • より商取引的でフォーマルな場面で使われやすい。


  2. products(製品)


    • 製造された「製品」のニュアンスが強い。


  3. commodities(商品・日用品・一次産品)


    • 特に穀物や原材料などの商品を指すことが多い。


  4. items(品目)


    • 一般的な「アイテム」。あまりフォーマルではない。


  5. stuff(もの)


    • 口語表現。意味は幅広いが、ビジネス文書には向かない。


反意語


  • 無形のもの (intangible items):サービス、アイデアなど形がないもの


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ɡʊdz/

  • アメリカ英語/イギリス英語: ともに /ɡʊdz/ が基本で、大きな違いはありません。

  • よくある発音ミス: /ɡuːdz/(「グーズ」のように長音で発音してしまう)と間違えやすい。正しくは短い「ʊ」の音(日本語の「ウ」に近い短めの音)になります。

  • 強勢(アクセント): 単音節なので特に目立つ移動はありませんが、goods の「g」にしっかりと声を乗せ、/ʊ/を短く発音するのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 「good」との混同: “good” は形容詞・名詞として「善」「良い」を意味しますが、“goods” は「商品・品物」という別の語です。

  2. 単数形の誤用: 「a goods」と書いてしまうのは誤り。「goods」は複数形扱いです。

  3. 綴りのうっかりミス: “googs” “gods” などに注意。

  4. TOEICや英検など: ビジネス英語分野で「goods and services」という表現は頻出。取引や物流に関する文脈でよく登場します。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「good」に“s”が付くと物そのもの(商品)を表すイメージを持ちましょう。

  • もともと“good”には「役に立つ」というニュアンスがあり、それが形としての「役に立つ物品」→“goods”になったとイメージすると覚えやすいです。

  • ビジネス文書やニュースで「goods」が出てきたら「売買される目に見えるモノ」として捉えるようにしましょう。


これで「goods」の詳細な解説は以上です。ぜひ、ビジネスシーンや経済のトピックを読む際に「goods」と「products」「merchandise」などを使い分けてみてください。

意味のイメージ
goods
意味(1)

(不動産以外の)財産,(金・証券以外の)動産

意味(2)

良い

意味(3)

《米》反物,織物

意味(4)

《英》(鉄道で運ばれる)貨物

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