最終更新日:2025/11/29

『話す』,しゃべる,物を言う,口を利く / (考えなどを伝えるために)《〈人〉と〈事〉について》『語る』, 話し合う,論ずる《to, with 〈人〉 about, of, on 〈事〉》 / うわさ話をする;秘密をもらす / (言語以外の方法で)話す,合図する / …をことを話す,を論ずる / 〈言語・方言〉を話す,を使う / 〈人〉に話す

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元となった辞書の項目

talk

動詞

『話す』,しゃべる,物を言う,口を利く / (考えなどを伝えるために)《〈人〉と〈事〉について》『語る』, 話し合う,論ずる《to, with 〈人〉 about, of, on 〈事〉》 / うわさ話をする;秘密をもらす / (言語以外の方法で)話す,合図する / …をことを話す,を論ずる / 〈言語・方言〉を話す,を使う / 〈人〉に話す

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解説

1. 基本情報と概要

単語: talk

品詞: 動詞(自動詞・他動詞として使われる場合もあり)、名詞としても使われる

意味(英語): to speak or to have a conversation with someone.

意味(日本語): 「話す」「会話する」という意味です。日常生活のあらゆる場面で使えます。とてもカジュアルで、誰かと話をするときや、何かについて述べるときに使うことが多い動詞です。

活用形:


  • 原形:talk

  • 三人称単数現在形:talks

  • 過去形:talked

  • 過去分詞形:talked

  • 現在分詞/動名詞:talking

他の品詞への変化例:


  • 名詞(例: “He gave a talk about climate change.”):ここでは「講演」「お話」などの意味。

  • 形容詞形は直接はありませんが、関連表現として “talking” を形容のように用いる場合もあります(“a talking parrot” など)。

CEFRレベル: A2(初級)


  • A1(超初心者): 単語の形を初めて学ぶ段階

  • A2(初級): 簡単な会話や文章で「話す」を使いこなす

  • B1(中級): さまざまな時制で自然に使う

  • B2(中上級): 話題に応じて話し方を変化させる

  • C1(上級): フォーマル/インフォーマルに自在に使う

  • C2(最上級): ニュアンスの違いまで深く理解して使う


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • talk は短い語であり、接頭語・接尾語・明確な語幹の区分はあまり意識されません。もともと古英語の tale(物語、口述)などに由来するとされます。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. talk about …(…について話す)

  2. talk to …(…に話しかける/…と話す)

  3. talk with …(…と会話する)

  4. talk nonsense(たわごとを言う)

  5. talk business(ビジネスの話をする)

  6. talk shop(仕事の話をする)

  7. have a talk(話をする/相談する)

  8. small talk(雑談)

  9. pep talk(激励の言葉/激励のスピーチ)

  10. talk over …(…についてじっくり話す/相談する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: Middle English (中英語) の “talken” から来ており、さらに古英語の “talu”(話や物語)と関係があるとされています。

  • ニュアンス:


    • 「友達と話す」「問題について話す」など、日常会話で広く使います。

    • 口語的でカジュアルなニュアンスが強い一方で、ビジネスやフォーマルな場でも “talk about the project” のように使えます。

    • ただし、よりフォーマルな文脈では “discuss” のような動詞を使うこともあります。


  • 使用時の注意点:


    • 「speak」と比べるとよりカジュアル・くだけたイメージがあります。

    • 文章で使う場合にも問題ありませんが、スピーチやレポートなどのやや硬い文脈では “discuss” が好まれることがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞/他動詞:


    • 自動詞として “I need to talk.”(私は話す必要がある)

    • 他動詞として “She talked me into buying it.”(彼女は私を説得してそれを買わせた)


  • 一般的な構文


    • talk + 前置詞 (to/with/about)

    • talk someone into/out of something(説得して何かをさせる/やめさせる)

    • talk about + 名詞/動名詞(何々について話す)


  • イディオム


    • talk the talk (and walk the walk)(言うだけでなく行動も伴う)

    • talk back(口答えする)


  • フォーマル/カジュアル:


    • カジュアル: “Let’s talk!”

    • フォーマル: “May we discuss this matter further?”(“talk”の代わりに“discuss”を使うことが多い)



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “Let’s talk later. I’m busy right now.”

    (後で話そう。今は忙しいから。)

  2. “I talked with my mom about my weekend plans.”

    (週末の予定についてお母さんと話した。)

  3. “Can we talk about something funny I saw online?”

    (ネットで見た面白いことについて話してもいい?)

ビジネス(ややフォーマル)


  1. “We need to talk about the project timeline.”

    (プロジェクトのスケジュールについて話す必要があります。)

  2. “Could we talk after the meeting?”

    (会議の後にお話できますか?)

  3. “I’d like to talk with you regarding the budget cuts.”

    (予算削減についてお話ししたいのですが。)

学術的/フォーマルな文脈


  1. “The lecturer talked at length about quantum computing.”

    (講師は量子コンピューティングについて長々と話した。)

  2. “In this paper, I will talk about the effects of global warming.”

    (この論文では、地球温暖化の影響について論じます。)

  3. “Experts will talk on various aspects of artificial intelligence.”

    (専門家たちが人工知能の様々な側面について話をする予定です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. speak(話す)


    • 一般的に “speak” は「口に出して話す」という単純行為に焦点がある場合に使われます。よりフォーマルに聞こえる場合も多いです。

    • 例) “Speak to him about the issue.”(その問題について彼に話しかけて。)


  2. chat(おしゃべりする)


    • “talk” よりもさらにカジュアルで、少しくだけた会話を表します。

    • 例) “We chatted for hours last night.”(私たちは昨晩何時間もおしゃべりした。)


  3. discuss(議論する)


    • よりフォーマルで、意見交換や深めた議論に焦点がある場合に用いられます。

    • 例) “We need to discuss the terms of the contract.”(契約の条件について議論する必要がある。)


反意語


  • 直接的な「反意語」はありませんが、「静かにする/黙る」を表す “keep silent,” “stay quiet” などが対となるイメージです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /tɔːk/ (イギリス英語), /tɔːk/ or /tɑːk/ (アメリカ英語)

  • 強勢(アクセント): 単音節なので “talk” 全体をはっきりと発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • イギリス英語では “tɔːk”(オーに近い音)

    • アメリカ英語では “tɔːk” 若しくは “tɑːk” (アーに近い音)


  • よくある誤り:


    • “talk” の l は発音しません(「トーク」ではなく「トーク(l 無し)」と伸ばすだけ)。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “talke” のように e をつけてしまう等。

  • 同音異義語: “talk” と “torque” (トルク) はスペリングと意味がまったく違います。

  • TOEIC・英検などでの出題傾向:


    • 前置詞と一緒に出題されやすい(“talk to,” “talk with,” “talk about”)。

    • “talk someone into/out of 〜” の構文が穴埋め式で出題される場合もあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のコツ:


    • 「トークライブ」を連想すると覚えやすいかもしれません。ステージ上で話をするイメージです。


  • イメージ:


    • “talk” を見るたびに「トークショー」「トークライブ」など、しゃべっている場面を頭に描くと覚えやすいでしょう。


  • 勉強テクニック:


    • 単語の前後によく出てくる前置詞(to, about, with)とセットで覚えると、実際の会話で自然に使えます。



以上が、動詞 “talk” の詳細な解説です。カジュアルからフォーマルまで幅広い文脈で使える便利な動詞なので、いろいろな表現で実際に使ってみてください。

意味のイメージ
talk
意味(1)

話す,しゃべる,物を言う,口を利く

意味(2)

(考えなどを伝えるために)(…と…について)語る,話す,話し合う,論ずる《+to(with)+名+about(of, on)+名(doing, wh-節・句)》

意味(3)

うわさ話をする;秘密をもらす

意味(4)

(言語以外の方法で)話す,合図する

意味(5)

…‘を'ことを話す,‘を'論ずる

意味(6)

〈言語・方言〉‘を'話す,使う

意味(7)

〈人〉‘に'話す

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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