point

1. 基本情報と概要

英単語: point

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味（英語）:

1. A specific location or position
   


2. A particular detail in an argument or discussion
   


3. A moment in time or stage in a process
   


4. A score or mark in a competition or test
   

意味（日本語）:

1. ある特定の場所や地点
   


2. 議論や説明のなかの要点
   


3. ある時点や段階
   


4. 得点や点数
   

「point」は「場所や位置、議論の核心や要点、ある瞬間、得点」などを表す単語です。日常会話でもビジネスでも学術的な場面でも非常に幅広く使われる単語で、「要点を伝える」「点数をとる」「時間的節目を指す」といった状況でよく登場します。

活用形:

• 単数形: point
  


• 複数形: points
  


• 動詞として使う場合: to point (指し示す)
  


• 形容詞で派生する場合: pointed (先のとがった、はっきりした)

CEFRレベル: B1（中級）

・日常会話や基本的なビジネス英語など、幅広い場面で使用できるため、中級レベルで習得すると便利な単語です。

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 「point」は接頭語や接尾語がついていない、語幹として独立した単語です。

関連語や派生語

• pointless (形容詞):「無意味な」
  


• pointy (形容詞):「先のとがった」
  


• appoint (動詞):「任命する」
  


• disappoint (動詞):「失望させる」

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. (make a) good point →「良い指摘（をする）」
   


2. the main point →「主旨・主要な点」
   


3. get the point →「趣旨を理解する」
   


4. miss the point →「要点を外す / 理解し損なう」
   


5. a turning point →「転換点」
   


6. the boiling point →「沸点（比喩的にも）」
   


7. points of view →「視点・見解」
   


8. (prove a) point →「（議論で）主張を証明する」
   


9. at this point →「この時点で / この段階で」
   


10. fine point →「微妙な点・繊細な点」

3. 語源とニュアンス

語源

• 「point」は、古フランス語の “point” から入り、さらにラテン語の “punctum”（突き刺す、点を打つ）に由来しています。当初は「とがった先」や「小さな点」を表す言葉として使われていました。

ニュアンス

• 「要点」や「場所」など多義的な意味をもつ便利な単語ですが、文脈によって意味合いが変化します。カジュアルでもフォーマルでも使え、会話・ビジネス・学術のいずれにも通じる汎用性があります。
  


• 感情的な強調として「That's the point!（それが言いたいことだ！）」のように用いる場合もあります。

4. 文法的な特徴と構文

• 可算名詞: 通常は可算名詞として使われ、複数形は points となります。
  


• 使われやすい構文例:
  
  
  
  • What’s your point? →「要するに何が言いたいのですか？」
    
  
  
  • You have a point. →「一理あるね。」
    
  
  
  • We should focus on the main point. →「私たちは主要な点に集中すべきだ。」
  
  

イディオム・定型表現

• to make a point (of doing something) →「必ず～することにしている」
  


• to get to the point →「要点を述べる」
  


• beside the point →「要点から外れている」
  

フォーマルな会議でもカジュアルな会話でも広く使われ、状況に応じた語調を整えることで様々な状況に対応できます。

5. 実例と例文

日常会話での例文（3つ）

1. “I see your point, but I still disagree.”
   
   （言いたいことはわかるけど、まだ賛成できないな。）




2. “You made a good point at dinner last night.”
   
   （昨夜の夕食のとき、いい指摘をしていたね。）




3. “Could you please get to the point? I’m in a hurry.”
   
   （要点を言ってくれる？急いでるんだ。）

ビジネスシーンでの例文（3つ）

1. “Let’s summarize the main points of our strategy before the meeting ends.”
   
   （会議が終わる前に戦略の主要なポイントをまとめましょう。）




2. “He raised an important point about cost reduction.”
   
   （彼はコスト削減に関して、重要なポイントを挙げました。）




3. “To clarify my point, I’ve created a short presentation.”
   
   （私の主張を明確にするために、短いプレゼン資料を作りました。）

学術的な文脈での例文（3つ）

1. “At this point in our research, we need more empirical data.”
   
   （この研究段階では、さらなる実証データが必要です。）




2. “His paper proved a crucial point regarding climate change.”
   
   （彼の論文は気候変動に関して重要な点を証明しました。）




3. “One point of contention in this theory is the sample size.”
   
   （この理論で議論の的になっている点のひとつはサンプルサイズです。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. dot（点）：視覚的な「小さな点」や句読点を表すとき。
   


2. position（位置）：地理的位置や座標を表すときに適用。
   


3. detail（詳細）：議論や説明などの「細部」を強調するとき。
   


4. argument（主張）：論点や論拠を強調するとき。
   


5. topic（話題）：特に「話のテーマ」を示す場合。

それぞれ、「point」はより広く「要点」「得点」「地点」など多義的に使われるのに対し、上記の単語は特定の文脈で使う点が異なります。

反意語

• （明確な反意語はありませんが）「pointless」（無意味な）という形で「意味のあること」を失わせる言葉は存在します。

7. 発音とアクセントの特徴

• IPA: /pɔɪnt/
  


• アメリカ英語: [pɔɪnt]（[ポイント]に近い音）
  


• イギリス英語: [pɔɪnt]（アメリカ英語とほぼ同じだが、地域によっては少し強めの「ポイント」になります）
  


• アクセント: 1音節の単語のため、強勢は単語全体にかかります。
  


• よくある間違いとして、/pɔɪnt/ の「oi」の部分を[oi]ではなく[ou]のように発音してしまうことがあります。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

1. スペルミス: 「point」は「pont」「piont」などとよく間違えられるので注意。
   


2. 同音異義語との混同: 同音異義語はありませんが、「pint（パイント）」など発音が似た単語には混同しないようにしましょう。
   


3. TOEICや英検など: プレゼンや議論の要点を問う問題でよく登場します。設問中で “What’s the main point?” や “He made a valid point” などが出題される場合があります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “point” は “pointer” の「指し示すもの」という単語につながるイメージをもつと覚えやすいかもしれません。
  


• 「指さす」＝「要所を突く」というイメージで、議論や位置を「指し示す」瞬間にも「point」が使われると連想すると覚えやすいでしょう。
  


• スペルは「poi + nt」と2つのパーツでとらえると書き間違いを防ぎやすくなります。

「point」は日常生活からビジネス、学術まであらゆる場面で重宝される単語です。複数の意味をしっかり把握しておくと、英語力が確実にアップします。ぜひ活用してみてください。