最終更新日:2025/12/02
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venture

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元となった辞書の項目

venture

名詞

〈U〉〈C〉危険な企て,冒険 / 〈C〉冒険に賭けた物

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彼は自分のベンチャーを始めて成功した起業家になった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: venture

品詞: 名詞 (可算名詞)

英語での意味

A “venture” is a risky or daring undertaking, project, or enterprise, often involving uncertainty or the possibility of loss or danger. Particularly in a business context, it implies a new or bold initiative that may yield high rewards but also carries significant risk.

日本語での意味

「ベンチャー」とは、リスクや不確実性を伴う事業やプロジェクトのことを指します。特にビジネスの文脈では、新たなビジネスチャンスや、高いリターンを狙って始められる企業・事業のイメージがあります。

「思い切ってリスクを取って挑戦する」というニュアンスがあり、ビジネスシーンなどでよく使われます。

活用形と他の品詞


  • 単数形: venture

  • 複数形: ventures

  • 動詞形: to venture (例:He decided to venture into new markets.)

関連品詞の例


  • 動詞: venture(思い切って~する、生きて戻れるかわからないリスクを負うようなイメージ)

  • 形容詞: venturesome(大胆な、向こう見ずな)

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級): ビジネスややや専門的な文章にも触れるレベル。意欲的な学習者が経済やビジネス関連の記事などで目にする可能性があります。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 「venture」はもともと「adventure(アドベンチャー)」と同源で、ラテン語の“adventūra”(これから起きる事、将来起こる出来事)に由来します。

  • 現在は “adventure” よりも短縮された形としてビジネス文脈や一般的な「挑戦」という意味で定着しています。

派生語や類縁語


  • adventure: 冒険

  • venturesome: 冒険好きな、大胆な

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. business venture (事業)

  2. joint venture (合弁事業)

  3. new venture (新規事業)

  4. risky venture (リスクの高い事業)

  5. venture capital (ベンチャーキャピタル)

  6. venture capitalist (ベンチャーキャピタリスト)

  7. private venture (民間主導の事業)

  8. venture fund (ベンチャーファンド)

  9. start a venture (事業を始める)

  10. back a venture (事業を支援する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語 “venture” は古フランス語 “aventure” (偶然、運、冒険)に由来し、それがラテン語の “adventūra” (起こりうること)から来ています。

  • 歴史的使用: 古くは「運任せの冒険」のニュアンスが強く、後にビジネス領域でも「高リスク高リターンの事業」という意味合いで使われるようになりました。

  • 現代的ニュアンス: 主にビジネスや投資のシーンで「リスクを負った事業」や「チャレンジングな試み」を指すことが多いです。カジュアルにもフォーマルにも使えますが、多くの場合ややフォーマルな文脈(ビジネス文書、記事など)で見られます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: a venture / ventures


    • 例: “They started a new venture last year.”


  • 動詞形(to venture):


    • 自動詞として「危険を冒して行く」、他動詞として「思い切って~を言う/する」の意味で用いられます。


  • 使用シーン:


    • ビジネス文章や会話で、リスクを伴うプロジェクトを表す場合に多用。

    • 口語でも使われるが、ややビジネス的・フォーマルな響きを伴う傾向があります。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I’m thinking about starting a small venture selling handmade crafts.”

    (手作りクラフトを売る小さな事業を始めようと思っているんだ。)

  2. “Our venture into organic farming has been quite successful.”

    (オーガニック農業への挑戦はわりとうまくいってるよ。)

  3. “He’s always up for a new venture, no matter the risk.”

    (彼はリスクがあっても新しい挑戦にはいつだって乗り気なんだ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “They invested a large amount of capital in a tech venture.”

    (彼らはテック系ベンチャー企業に多額の資金を投じました。)

  2. “Our joint venture with a Korean firm is showing promising results.”

    (韓国企業との合弁事業は将来性のある成果を出しています。)

  3. “The board decided to terminate the venture due to increasing losses.”

    (取締役会は損失が増え続けているため、その事業を終了する決定を下しました。)

学術的・専門的な文脈の例文


  1. “Economic theories often discuss the role of risk in entrepreneurial ventures.”

    (経済学の理論では、企業家のベンチャーにおけるリスクの役割がよく議論されます。)

  2. “Innovation-driven ventures significantly influence national economic growth.”

    (イノベーション主導のベンチャーは、国の経済成長に大きく影響します。)

  3. “Researchers analyzed venture capital trends over the last decade.”

    (研究者たちは、この10年間のベンチャーキャピタルの動向を分析しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. enterprise(事業、新しい活動)


    • “enterprise” は規模が大きい事業や組織を指すことが多い。


  2. undertaking(引き受けた仕事、事業)


    • 一般的に「取り組み」という広い意味を持ち、冒険的要素も含む。


  3. endeavor(努力、試み)


    • 成功を目指しての真剣な努力を示唆。ビジネス以外にも広く使用。


  4. project(プロジェクト、企画)


    • 大小さまざまな企画や計画を指す。あまり「リスク」のニュアンスは強くない。


  5. initiative(新たな取り組み、主導権)


    • 「先駆けとしての行動」という意味で、ビジネスや政治分野にも使われる。


反意語(Antonyms)


  • certainty(確実さ)

  • sure thing(間違いないこと、確実なこと)

いずれも「リスクや不確実性を伴わないもの」を表す言葉として、反意的な感覚があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号):


    • イギリス英語: /ˈventʃə/

    • アメリカ英語: /ˈvɛntʃər/


  • アクセント: 先頭の “ven” に強勢があります(VEN-chure)。

  • よくある間違い: “bencher” や “vancher” などとつづりを間違えないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “venture” を “ventuer” や “vanture” とする誤り。

  • 同音異義語: 特にありませんが、 “adventure” (冒険) と混同しないようにしましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などのビジネス文脈や社会問題を扱う長文読解に登場することがあります。読解問題では「リスクを伴う事業」や「挑戦」のニュアンスをつかめるかが重要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • Adventure の短縮形」のイメージをもつと覚えやすいです。

  • 事業や試みを「冒険(adventure)」になぞらえて、リスクと勇気のあるチャレンジをイメージすると記憶しやすくなります。

  • スペリング上は “adventure” から “ad” を削ったイメージ「a + d + venture → venture」だと考えると覚えやすいかもしれません。


以上が venture(名詞) の詳細な解説です。ビジネスや挑戦的な文脈で、リスクを伴う新しい事業やプロジェクトを表す重要単語なので、ぜひ押さえておきましょう。

意味のイメージ
venture
意味(1)

(生命や金をかける)危険な企て,冒険,(特に)商売上の冒険,投機

意味(2)

投機の対象;冒険に賭けた金(物)

基礎英単語(NGSL) / 発音問題

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