最終更新日:2025/11/27

(二つで一つに用いられる物の)組,対《+of+名》 / (対になる部分からなる物の)1個《+of+名》 / 《集合的に》《複数扱い》夫婦,婚約中の男女;(動物の)つがい《+of+名》 / 《集合的に》《複数扱い》(同種または何かの関係のある物の)二人(二つ,2頭など)の組《+of+名》

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元となった辞書の項目

pair

名詞

(二つで一つに用いられる物の)組,対《+of+名》 / (対になる部分からなる物の)1個《+of+名》 / 《集合的に》《複数扱い》夫婦,婚約中の男女;(動物の)つがい《+of+名》 / 《集合的に》《複数扱い》(同種または何かの関係のある物の)二人(二つ,2頭など)の組《+of+名》

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彼は新しい靴を一足買った。

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解説

以下では、英単語“pair”について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味 (英語 / 日本語)


  • 英語: “pair”

  • 日本語: 「ペア」「1組」「2つひとそろい」

「pair」はモノや人が2つ・2人で1組になっている状態を表す名詞です。たとえば「a pair of shoes」(靴1足)、「a pair of scissors」(はさみ1丁)のように、2つで1つの機能を果たすものに対してよく使われます。また、人のペア(2人組)についても表すことができます。

「こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です」:

日常的に「靴」「靴下」「はさみ」など、2つでワンセットとなる物を数えるときの基本表現です。また、人を2人1組でまとめるときにも使います。

品詞


  • 名詞 (Noun)

活用形

名詞としての「pair」には数の変化があります。


  • 単数形: pair

  • 複数形: pairs

    (例:「two pairs of shoes」)

他の品詞になった場合


  • 動詞 (to pair): 「~をペアにする、組み合わせる」という意味です。例:「We will pair you with a partner.」(あなたをパートナーと組ませます。)

CEFRレベルの目安


  • A2(初級)

    身近なものを表すときによく使い、日常的に出てくる言葉なので、初級レベルで学習します。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: pair


    • もともと「2つで1組」という意味をもつ語幹です。


よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. a pair of shoes(靴1足)

  2. a pair of socks(靴下1足)

  3. a pair of scissors(はさみ1丁)

  4. a pair of glasses(メガネ1本/1つ)

  5. a pair of pants(ズボン1着)

  6. a matching pair(おそろいのペア)

  7. an odd pair(ちぐはぐな組み合わせ)

  8. to form a pair(ペアを作る)

  9. to work in pairs(ペアで作業する)

  10. a pair of friends(友だち2人組)

上記のように、「pair」は「a pair of ~」という形で何かを1組にまとめて数えるときによく用いられます。


3. 語源とニュアンス

語源


  • “pair”はフランス語の“paire”(ラテン語由来)からきており、もともと「等しい(equal)」の意味を含んでいました。それが転じて「同じものが2つ揃ったもの」「2人/set」といった意味合いを表すようになりました。

使用時の注意点・ニュアンス


  • 2つで1まとまりを示すため、しばしば「単数形のまま複数を表す」ように見えることもあります(例: “one pair of shoes”“two pairs of shoes”)。

  • 口語、ビジネス、フォーマルなど、場面を問わず幅広く使われます。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての特徴


  • 可算名詞 (Countable noun)


    • 普通は「pair / pairs」の形で数を表します。

    • “two pairs of trousers”のように「pairs」とする場合や、「two pair of shoes」と言う地域的な用法も存在しますが、原則は「two pairs of shoes」が正しい用法です。


一般的な構文


  • “a pair of + 名詞”で「~の1組/1足/1丁/1着」を表す。

    例: “I need a new pair of glasses.”(新しいメガネが必要です。)

イディオム・表現例


  • 「pair up」: ペアを組む(動詞句)

  • 「pair off」: 2人(または2つ)をまとめる・一緒にさせる(動詞句)

ビジネスでも会議やチームビルディングで “Let’s pair up to discuss the topic.” のように使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I bought a new pair of shoes yesterday.”

    (昨日、新しい靴を1足買ったよ。)

  2. “Could you lend me a pair of scissors?”

    (はさみを貸してもらえますか?)

  3. “Let’s work in pairs for this assignment.”

    (この課題はペアで取り組みましょう。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Could you prepare an extra pair of earphones for the meeting?”

    (会議用にもう一組イヤホンを用意してもらえますか?)

  2. “Let’s pair each new employee with a senior mentor.”

    (新入社員をそれぞれ先輩メンターと組ませましょう。)

  3. “We need a pair of fresh ideas to tackle this problem.”

    (この問題に取り組むには、新しいアイデアが2つ必要だね。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “In mathematics, we often work with ordered pairs (x, y).”

    (数学ではしばしば、有序対 (x,y) を扱います。)

  2. “The experiment requires a pair of samples for comparison.”

    (実験では比較用に2つのサンプルが必要です。)

  3. “We conducted interviews in pairs to reduce bias.”

    (バイアスを減らすため、2人1組でインタビューを行いました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “couple” (カップル、2つのもの・2人の組)


    • “couple”は2つや2人を気軽に言う場合に使います。時に恋人同士を指すことも多いです。


  2. “duo” (デュオ、2人組)


    • 主に音楽や娯楽の文脈で使われることが多いです。


  3. “twosome” (2人/2つの組)


    • 口語的で、カジュアルな響きがあります。


反意語 (Antonyms)


  • “single” (単独の、1つの)

  • “individual” (個々の、単独の)

いずれも、1人(単数)対複数(ペア)という対比関係で使われることがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /peər/ (米: /per/ に近い発音)


    • イギリス英語 (BBC): [peə(r)]

    • アメリカ英語 (GA): [per]


  • アクセントは1音節の単語なので、特に主なストレス位置というよりは全体が強めに発音されます。

  • よくある間違いとして “pear”(果物の「洋なし」)や “pare”(「皮をむく」)と混同しやすいですが、スペルが異なります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “pear” や “pare” と間違えないようにする。

  2. 同音異義語に注意: “pair” / “pear” / “pare” は同音(ホモフォン)ですが、それぞれ意味が全く違います。

  3. 複数形の扱い: “two pairs of shoes” と「pairs」の形を忘れずに。

  4. 量の言い方: “a pair of scissors” といった道具は「1個」というより「1組・1丁」であることに留意。

  5. 資格試験対策: TOEICや英検などでも、「a pair of 〇〇」で複数のものを1つと数える表現などが出題される場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ペア=2つセット・2人組」とイメージする。

  • 同音語 “pear”(洋なし)とイメージを対比させて覚える。


    • 「洋なし(pear)」と「ベア(pair)」は見た目もスペルも似ているけれど意味は違う、として一緒に覚えると印象に残りやすいです。


  • “pair”はまるで「ペアチケット」「ペア旅行」のように、2つがセットになっているイメージと連動させると覚えやすいでしょう。


上記が名詞“pair”に関する詳細な解説です。何かを2つでひとそろいとして数える際には必須となる便利な単語ですので、さまざまな例文やコロケーションとあわせてしっかり覚えておきましょう。

意味のイメージ
pair
意味(1)

(二つで一つに用いられる物の),《+of+

意味(2)

(対になる部分からなる物の)1個《+of+

意味(3)

《集合的に》《複数扱い》夫婦,婚約中の男女;(動物の)つがい《+of+

意味(4)

《集合的に》《複数扱い》(同種または何かの関係のある物の)二人(二つ,2頭など)の組《+of+

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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