widely
1. 基本情報と概要
単語: widely
品詞: 副詞 (adverb)
- 意味(英語): “widely” means “over a large area,” “to a great extent,” or “by many people.”
- 意味(日本語): 「広い範囲で」「大いに」「多くの人に」という意味があります。たとえば、何かが「広く認知されている」場合に使い、「幅広い範囲で活用されている」ようなニュアンスになります。
「widely」は形容詞“wide(広い)”から派生した副詞で、「広範囲に」「広く」という意味合いを表します。主に「ある事柄が広く及んでいる」「認知度や使用状況が大きい」といったことで使われます。会話でも文章でもよく使われる、比較的なじみやすい単語です。
活用形: 副詞のため人称や数での変化はありません。形容詞形は“wide”、比較級は“wider”、最上級は“widest”などの形がありますが、“widely”自体には比較級や最上級をつくりません。
他の品詞での例:
- 形容詞: wide(広い)
- 動詞: widen(~を広くする、広がる)
- 形容詞: wide(広い)
CEFR レベル: B1(中級)
幅広い話題について話せるようになり始めるレベルの学習者向けに出てくる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- wide(形容詞, 広い) + -ly(副詞化の接尾辞)
“wide”が形容詞で、それに典型的な副詞化の接尾辞“-ly”をつけて“widely”となります。
派生語・関連語
- wide (adj.): 広い、幅がある
- widen (v.): 広げる、拡大する
- width (n.): 幅
- worldwide (adv./adj.): 世界中で/世界的な
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- widely used
(広く使用されている) - widely accepted
(広く受け入れられている) - widely known
(広く知られている) - widely recognized
(広く認識されている) - widely read
(広く読まれている) - widely regarded as …
(…として広く見なされている) - travel widely
(広範囲に旅行する) - widely differentiated
(大きく区別される/差異がある) - widely distributed
(広く分布している) - vary widely
(大きく異なる)
3. 語源とニュアンス
語源:
“wide”の語源は古英語の“wīd”(広い)に由来するとされます。そこから副詞形を表す“-ly”がつき、“widely”という形になりました。歴史的な使われ方:
中世英語期間から、物理的な「幅」だけではなく「思想や知識の領域が広い」という比喩的表現にも使われてきました。ニュアンスや注意点:
“widely”は範囲の広さや影響の大きさを強調するため、ポジティブな文脈で使われることが多いです。しかし場合によっては「意見が大きく異なる(differ widely)」のように、隔たりを強調したいときにも使われます。
会話・文章・カジュアル・フォーマルいずれの場面でも使われ、硬すぎる印象はありません。
4. 文法的な特徴と構文
- 副詞としての役割: “widely”は動詞や形容詞、他の副詞を修飾します。特に「(範囲・程度が)広いこと」を強調したい場合に用いられます。
- 使用シーン: フォーマル・カジュアルともに問題なく使われます。論文やビジネス文章でも「広い範囲にわたって」という意味を明確にするため重宝されます。
- 例文構文:
- Subject + verb + widely
- 例: “Opinions differ widely on this matter.”
- Widely + past participle (受動態)
- 例: “This theory is widely accepted.”
- Subject + verb + widely
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I’ve heard he traveled widely after college.”
(彼は大学を卒業してから、あちこち広く旅をしたらしいよ。) - “That restaurant is widely known for its delicious desserts.”
(あのレストランはデザートのおいしさで広く知られているよ。) - “My taste in music varies widely from classical to pop.”
(私の音楽の趣味はクラシックからポップスまでとても幅広いんです。)
ビジネスでの例文(3つ)
- “Our new product has been widely adopted by tech companies.”
(弊社の新製品はテック企業によって広く採用されています。) - “The CEO’s vision is widely shared among the board members.”
(CEOのビジョンは役員の間で広く共有されています。) - “These guidelines are widely regarded as the industry standard.”
(これらのガイドラインは業界標準として広く見なされています。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “This phenomenon is widely observed in coastal regions.”
(この現象は沿岸地域で広く観察されます。) - “The theory has been widely discussed in recent literature.”
(その理論は最近の文献で広く議論されています。) - “Such data is widely used by researchers in environmental studies.”
(こうしたデータは環境研究の研究者によって広く利用されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “extensively”(大規模に、広範囲に)
- “widely”よりも「規模の大きさ」を意識させる感じがあります。
- “widely”よりも「規模の大きさ」を意識させる感じがあります。
- “broadly”(広く、大まかに)
- “widely”とほぼ同じニュアンスですが、“broadly”はもう少し大ざっぱな広さを示唆します。
- “widely”とほぼ同じニュアンスですが、“broadly”はもう少し大ざっぱな広さを示唆します。
- “far and wide”(あちこちで、広範囲に)
- 熟語ですが、同じく広い範囲を強調します。より口語的です。
反意語
- “narrowly”(狭く、限定的に)
- 文字通り「幅が狭い」範囲や制限を強調する副詞です。
- 文字通り「幅が狭い」範囲や制限を強調する副詞です。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈwaɪdli/
- アクセントの位置: 第1音節 “waɪ-” に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語での発音の違い: 大きな違いはありません。どちらも /ˈwaɪdli/ と発音されます。
- よくある発音ミス:
- “/ˈwaɪdli/” の /d/ と /l/ の連続で舌がもつれやすい。
- “widely” の “e” を入れて “wide-ly” と一音節ずつ区切るように意識するとよいです。
- “/ˈwaɪdli/” の /d/ と /l/ の連続で舌がもつれやすい。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “widly” “wideley” などと間違えてしまうケースがあります。必ず “widely” とスペルするよう確認しましょう。
- 同音異義語: 直接的な同音異義語はなく、形容詞 “wide” をうっかり使ってしまいがちな点には注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検でも「大いに」「広く」といった意味の副詞を正確に押さえる必要があります。リスニングで聞き逃しやすい副詞の一つでもあるので、しっかり発音・スペルを理解しておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のイメージ:
“wide”は「広い」。それに“-ly”をつけたら「広く」。そのままシンプルにイメージしてOKです。 - 音やスペリングのポイント:
“widely”は“i” → “d” → “ly”という流れ。「ワイド」+「リー」で「ワイドリー」。 - 勉強テクニック:
“widely used,” “widely known,” “widely accepted”など定型表現として暗記してしまうと、すぐに使えるフレーズが増えます。
以上が、“widely”の詳細な解説です。「幅が広い」イメージを思い浮かべながら、コロケーションごと暗記すると習得しやすいでしょう。
(程度において)大いに,はなはだしく
[幅が]広く;広範囲に