最終更新日:2025/08/25
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variety

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元となった辞書の項目

variety

名詞

〈U〉多様性 / 《a ~ of ...》さまざまな / 〈C〉種類 / 変種, 品種

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市場にはさまざまな種類の果物があります。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: variety

品詞: 名詞 (countable noun)

意味 (英語): a range of different things, a diversity

意味 (日本語): 「いろいろなものや種類」「多様性」

たとえば、「いろいろな種類の食べ物」や「選択肢がたくさんある」というように、「数や種類が多いこと」「変化に富むこと」を表すのに使われます。日常会話からビジネス、学術的な文脈でも幅広く用いられる便利な言葉です。


  • 活用形:


    • 単数形: variety

    • 複数形: varieties (「複数の種類・多様性」)


  • 他の品詞形:


    • 形容詞: various (例: various items「様々なアイテム」)

    • 動詞は直接ありませんが、同じ語幹を含む “vary” (「変わる」「異なる」) は動詞となります。


  • CEFRレベル目安: B1(中級)


    • 「variety」は日常生活からビジネスにおいてもよく登場するため、語彙を増やすタイミングとしてはB1〜B2あたりが適切です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 語幹: vari- (「変化」「多様性」を意味するラテン系の要素)

    • 接尾語: -ity (「〜であること」「〜の性質」という意味を付与するラテン系の接尾語)


  • 派生語や類縁語:


    • various (形容詞: 「様々な」「いろいろな」)

    • vary (動詞: 「変化を加える」「異なる」)

    • variation (名詞: 「変化」「変動」)


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10例):



  1. a wide variety of 〜(幅広い種類の〜)

  2. a great variety of 〜(多種多様な〜)

  3. offer a variety of 〜(様々な〜を提供する)

  4. for variety’s sake(変化をつけるために)

  5. bring variety to 〜(〜に変化をもたらす)

  6. lack variety(多様性に欠ける)

  7. add variety to 〜(〜に多様性を加える / バリエーションを加える)

  8. a variety in size(大きさのバリエーション)

  9. variety show(バラエティ番組)

  10. spice of variety(多様性のスパイス)※会話的に使われる比喩表現


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    ラテン語の “varietas” に由来し、「多様性」や「違い」を表す言葉でした。英語に取り入れられた後も「多種多様」「いろいろな変化がある」といったニュアンスで使われるようになりました。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • 「たくさんの種類があって面白い」という肯定的なイメージを伴うことが多いです。

    • 日常会話でもビジネス文書でも比較的カジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。

    • スペルを “veriety” と誤って書くミスがあるので注意が必要です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算名詞)


    • 「a variety of 〜」の形で「いろいろな〜」という意味を持ちます。

    • 複数形は “varieties” として「様々な種類」を表すことができます。


  • 一般的な構文:


    • “There is a variety of choices.”(選択肢がいろいろある)

    • “We have a variety of ideas.”(いろんなアイデアを持っている)


  • イディオムに近い表現:


    • “variety is the spice of life”

    • 直訳: 「多様性は人生のスパイスである」

    • 「変化があるからこそ人生は楽しい」という意味のことわざ


  • 使用シーン:


    • フォーマル/カジュアルともに使用可

    • ビジネスシーン、会議、生き生きとした状況描写など、さまざまなシチュエーションで利用可能



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I like a variety of music, from pop to classical.”

    (ポップからクラシックまで、いろいろな音楽が好きだよ。)

  2. “Let’s try a variety of dishes at the buffet.”

    (ビュッフェでいろいろな料理を食べてみよう。)

  3. “There’s a variety of activities we can do this weekend.”

    (今週末は選択肢がいろいろあるよ。)

ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “Our company offers a variety of services to cater to different client needs.”

    (当社は異なる顧客ニーズに対応するため、様々なサービスを提供しています。)

  2. “We aim to introduce a greater variety of products next quarter.”

    (来期にはさらに多様な製品を投入することを目指しています。)

  3. “The new policy allows for a variety of work arrangements.”

    (新しい方針によって、多様な働き方が可能になりました。)

学術的・専門的文脈(フォーマル)


  1. “Researchers observed a variety of outcomes depending on the experimental conditions.”

    (研究者たちは、実験条件によって多様な結果を観察しました。)

  2. “The data suggest a wide variety of factors influence the population dynamics.”

    (データによると、多種多様な要因が個体群動態に影響を与えていることが示唆されます。)

  3. “A variety of statistical models were tested to ensure accuracy.”

    (正確性を確保するために、多様な統計モデルが試されました。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. range(範囲)


      • 例: “We offer a wide range of options.”(幅広いオプションを提供しています。)

      • 「選択肢や範囲の広さ」を強調


    2. assortment(取り合わせ)


      • 例: “They displayed an assortment of fruits.”(いろいろな果物を並べていた。)

      • 「混在」「取り合わせ感」が強いニュアンス


    3. diversity(多様性)


      • 例: “Cultural diversity is important to our community.”(文化的多様性は私たちのコミュニティにとって重要です。)

      • 「多様性」「異なる性質・背景の共存」を強調


    4. array(配列、勢ぞろい)


      • 例: “We had an impressive array of desserts.”(デザートが見事に勢ぞろいしていた。)

      • 「整然と並んだ多様なもの」といったニュアンス


    5. selection(選ばれたもの、品揃え)


      • 例: “They have a good selection of wines.”(ワインの品揃えが良い。)

      • 「選択肢の集合」「品揃え」の意味合いが強い



  • 反意語:


    1. uniformity(均一性)

    2. monotony(単調)


「variety」は「いろいろあって面白い」とポジティブなイメージで使われやすいのに対して、反意語は「同じことがずっと続く」「単調」というニュアンスを持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • イギリス英語: /vəˈraɪəti/

    • アメリカ英語: /vəˈraɪəɾi/(/t/ がフラップ音 “ɾ” になる場合も)


  • アクセントの位置:


    • 「va-RI-e-ty」のように、第二音節「ri」の部分に強勢が置かれます。


  • よくある発音の間違い:


    • 頭文字vを弱く発音してしまう

    • アクセントを最初に置いて “VA-riety” と言ってしまう



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • “veriety” (×)、 “varitey” (×) など


  • 同音異義語の混同:


    • “various” (形容詞) とごっちゃになる場合に注意


  • TOEICや英検などでの出題傾向:


    • 「a variety of 〜」のフレーズで、リーディング・リスニング問わず頻出

    • 同義語、反意語を意識して文意を判断させる問題にも登場しやすい



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ:


    • “vari-” は「変化・多様」を表し、 “-ity” は「〜の性質」という意味。

    • 「various(いろいろ)」と「variety(いろいろさ)」をセットで覚えると効率的です。


  • 勉強テクニック:


    • 「バリエーション(variation)」や「バラエティ番組(variety show)」を思い出し、「いろいろ」「変化」というイメージを定着させましょう。

    • 自分の周囲にある「いろいろ」を英語で説明してみる練習をすると、口慣らしやライティングの練習になります。



「variety」は、日常会話からビジネス、学術的場面まで幅広く使える便利な単語です。「いろいろなもの」「多様性がある状態」を表現したいときは、ぜひ使ってみてください。今後もさまざまな表現に触れ、語感を含めて身につけていきましょう。

意味のイメージ
variety
意味(1)

〈U〉変化に富んでいること,多様性

意味(2)

〈U〉《しばしば a variety》さまざま(な…),いろいろ(な…)《+of+名〈複数形または集合名詞〉》

意味(3)

〈C〉(…の)種類(kind, sort)《+of+名》

意味(4)

〈C〉(特に植物の)変種;(人工的に作り出した)(…の)品種《+of+名》

意味(5)

(また variety show)〈U〉バラエティ(歌・ダンス・アクロバット・寸劇から成る演芸;テレビ・ミュージックホールの出し物)

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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