最終更新日:2024/06/12
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significant

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元となった辞書の項目

significant

形容詞

重要な / 意味のある / 暗示的な / 有意義な

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解説

以下では形容詞「significant」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: significant

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): Important or noticeable in extent or degree.

意味(日本語): 重要な、顕著な、意味のある、大きな影響のある。

「significant」は「重要な」「意味のある」「注目すべき」といったニュアンスを持つ形容詞です。ある物事や数値、現象などが無視できないほど大きい場合や、それが何らかの重要な意味をもつときに使われます。

活用形


  • 形容詞: significant

  • 副詞: significantly (「顕著に」「大いに」「意義深く」などの意味)

  • 名詞形としては significance (「重要性」), 動詞形として signify (「意味する」「示す」) があります。

CEFRレベルの目安: B2 (中上級)


  • B2 (中上級): 抽象的な話題や専門的なけれども自分の分野に関連した話題に関して、複雑な文章を理解したり、ある程度流暢に議論したりできるレベルです。「significant」は、文章でも会話でも幅広く使われるため、特にアカデミックな場面やビジネスの場面でよく登場します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • sign:ラテン語の「signum(印・印章・合図など)」に由来し、「しるし」「意味・意義」を表す語根

  • -i-:語根と接尾語の間をつなぐ要素

  • -fic-:ラテン語「facere(〜を作る)」から派生し、「〜を作り出す・生成する」のニュアンス

  • -ant:形容詞を作る接尾語。特定の状態や性質を表すときに用いられます。

「significant」は「(しるしや意味を)作り出す(持っている)状態」というイメージで、何らかのしるしや重要な意味をもつ形容詞となっています。

他の関連語


  • significance (名詞):「重要性」

  • signify (動詞):「意味する」「示す」

  • signification (名詞):「意味づけ」「解釈」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. significant difference(顕著な違い)

  2. significant amount(かなりの量)

  3. significant impact(大きな影響)

  4. significant progress(大きな進歩)

  5. significant change(重要な変化)

  6. statistically significant(統計的に有意な)

  7. significant milestone(重要な節目)

  8. significant correlation(有意な相関)

  9. significant reduction(大幅な減少)

  10. significant achievement(顕著な成果)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語「significare」(signum + facere) に由来し、「印(しるし)とする」「意味を表す」というニュアンスを持ちます。

  • 16世紀頃より英語に取り入れられ、当初は「有意義な」「意味深い」といった意味で使用され、徐々に「重要な」という意味が強まっていきました。

ニュアンス・使用上の注意


  • ある物事や数値が統計的に有意である場合(学術論文などでは statistically significant として頻繁に使われる)にも用いられます。

  • 口語からフォーマルな文章まで幅広く使われますが、ビジネス・学術的文脈では特に好まれる言葉です。

  • 「significant」は単に「大きな」よりも「大きくて意味を持つ」といった感じのニュアンスで、より重要性や影響の大きさを強調する表現です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞として、名詞を修飾するときによく使われます。

    例: a significant factor (重要な要因)

  • 「be significant」という構文の場合、「重要である」「意義深い」という述語的な用法になります。

    例: This finding is significant. (この発見は重要だ。)

  • 主に他動詞・自動詞の区別は意識する必要はありませんが、派生形の動詞「signify」は他動詞として「~を意味する」という用法が中心です。


5. 実例と例文

日常会話での例文 3つ


  1. “This concert was a significant moment in my life.”

    (このコンサートは、私の人生においてとても大切な瞬間だった。)


  2. “There was no significant difference in taste between the two dishes.”

    (2つの料理には、味の上でそれほど大きな違いはなかった。)


  3. “Getting a driver’s license was a significant step toward my independence.”

    (運転免許を取ったことは、自立に向けた大きな一歩だった。)


ビジネスシーンでの例文 3つ


  1. “The new marketing strategy led to a significant increase in sales.”

    (新しいマーケティング戦略は、売上の大幅な増加をもたらした。)


  2. “It’s significant that we meet our quarterly targets.”

    (四半期の目標を達成することが重要です。)


  3. “A significant portion of our budget will be allocated to research and development.”

    (私たちの予算のかなりの部分が研究開発に割り当てられます。)


学術的・アカデミックな文脈での例文 3つ


  1. “The study revealed a significant correlation between sleep duration and productivity.”

    (その研究では、睡眠時間と生産性の間に有意な相関があることが明らかになった。)


  2. “Our results show a statistically significant improvement in patient outcomes.”

    (私たちの結果は、患者の治療成績に統計的に有意な改善があることを示しています。)


  3. “A significant body of literature supports this theory.”

    (この理論を裏付ける豊富な文献があります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. important(重要な)


    • 「大事な」という比較的直接的な表現で、広く用いられます。


  2. substantial(相当な、重要な)


    • 「量的にかなりの」「内容がしっかりした」というニュアンス。


  3. meaningful(意味のある)


    • 「感情的・深みのある意味合いが含まれている」というニュアンスでも用いられる。


  4. noteworthy(注目に値する)


    • 「特筆すべき対象として注目する価値がある」という印象。


反意語


  • insignificant(取るに足りない、重要でない)


    • 重要性や意味が薄い場合に使います。


  • trivial(些細な)


    • ごく小さな・些細な事柄を表します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /sɪɡˈnɪfɪkənt/

  • アクセントは「-nif-」の部分にあります。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、イギリス英語では少し /sɪɡˈnɪfɪkənt/ という感じで「ɪ」の音が若干短めになる傾向があります。

  • よくある間違いとして、「significant」内の「fi」を[fɑɪ]などと発音してしまうケースがありますが、実際には/ˈnɪfɪ-/のように短くクリアに発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: ×「significiant」や「signifacant」などの綴り間違いに注意。

  • 同音異義語との混同: “signifiant”という単語は英語ではほとんど使いませんが、フランス語にはある語なので混乱しやすいかもしれません。

  • 「important」などと同様に、TOEIC・英検などでも「significant difference」や「significant increase」などの表現が頻出します。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “sign(サイン・しるし)” + “fic(作る)” + “ant(形容詞化)”: 「しるしを持つ」「しるしを作る」というイメージで、「意味を含んでいる→重要である」と覚えやすいでしょう。

  • 「significant」のつづりを覚えるコツ: 「signi + fi + cant」で3つのブロックに区切って覚えるとよいです。

  • 「有意味 (meaningful)」を思い出しながら、「ただ大きいだけでなく、意味もあるほど重要」というイメージを頭に焼き付けると定着しやすいです。


以上が形容詞「significant」の詳細な解説です。日常会話からビジネス、アカデミックな文脈まで幅広く使える非常に便利な単語ですので、ぜひ理解を深めて使いこなしてください。

意味のイメージ
significant
意味(1)

重要な,重大な

意味(2)

意味のある

意味(3)

意味ありげな,暗示的な

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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