最終更新日:2025/08/31
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rail

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元となった辞書の項目

rail

名詞

〈C〉(柵などの)横棒 / 手すり / (鉄道の) レール / 〈U〉鉄道

このボタンはなに?

電車はレールの上を走ります。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: rail

品詞: 名詞 (rail は動詞として「罵る・文句を言う」という意味もありますが、ここでは名詞として解説します)

意味(英語)


  1. A bar or series of bars fixed horizontally for any of various purposes, such as a guard or support.

  2. A steel bar laid on the ground as one of a pair forming a track for wheeled vehicles (such as trains).

意味(日本語)


  1. 手すり・柵・横木など、横に取り付けられた棒状の部品を指します。

  2. レール、特に列車が走るための金属製の軌道を指します。

「手すりや列車の軌道など、棒状で横向きに固定されたものを指す単語です。人を支えるための手すりや電車を走らせるためのレールなど、さまざまな場面で使われます。」

活用形・他の品詞


  • 名詞形: rail (単数形), rails (複数形)

  • 動詞形: to rail (〜に文句を言う、罵る) ※今回の主題ではありませんが、名詞以外の形として参考まで

  • 派生語(一例): railing (名詞・手すり、欄干)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 基本的な文脈で「rail」を使って説明できるようになるにはこのレベルを想定


    • 例: 電車の話題や手すりなど日常でもやや幅広い場面で見聞きする単語なので、中級程度の学習者でも扱いやすい単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “rail”


    • 大きな接頭語・接尾語はつかない形で使われることが多いです。


関連語・派生語


  • railway (名詞): 鉄道(英)

  • railroad (名詞): 鉄道(米)

  • railing (名詞): 手すり・欄干

  • railed (動詞形): rail の過去形・過去分詞形(ただし「罵る・非難する」の意味)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. rail track(レールの軌道)

  2. rail network(鉄道網)

  3. hand rail(手すり)

  4. guard rail(ガードレール)

  5. rail service(鉄道サービス)

  6. rail freight(鉄道貨物)

  7. urban rail(都市鉄道)

  8. rail connection(鉄道接続)

  9. rail line(鉄道路線)

  10. come off the rails(列車が脱線する/物事がうまくいかなくなる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 中英語 (Middle English) の “raile” に由来し、古フランス語 (Old French) “reille”(棒状のもの)から来ているとされています。ラテン語の “regula”(定規、まっすぐな棒)との関連も示唆されます。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 名詞としての “rail” は物理的な棒や鉄道路線など、具体的な物を指すため、ビジネス・日常会話問わず広く使われます。

  • フォーマル・カジュアルともに利用され、状況によっては専門的(鉄道関連)にもなる単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞:


    • 「a rail」「two rails」のように数えられます。


  2. 一般的な使用シーン:


    • 「There is a rail along the staircase.」(階段に手すりがある)

    • 「The train runs on two steel rails.」(電車は2本の金属レールの上を走る)


  3. イディオム:


    • 「go off the rails」=計画や状況がうまくいかなくなる、脱線する(比喩的表現)


      • 例: “After the scandal, his career went off the rails.”



フォーマルからカジュアルまで、鉄道に限らず「手すり」の意味でも日常的に使用されるため、さまざまな文脈で使われます。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “Could you hold the rail while going down the stairs?”

    「階段を下りるときに手すりをつかまってくれる?」

  2. “The balcony rail needs to be repaired.”

    「バルコニーの手すりを修理しなくちゃいけないね。」

  3. “He leaned on the rail to look at the view.”

    「彼は景色を見るために手すりに寄りかかった。」

ビジネスシーン(少しフォーマル)


  1. “We will enhance our rail services to reduce travel time between cities.”

    「都市間の移動時間を短縮するため、鉄道サービスを強化します。」

  2. “The new project involves upgrading the rail infrastructure.”

    「新プロジェクトには鉄道インフラの改良が含まれています。」

  3. “Please take caution near the loading rail in the warehouse.”

    「倉庫の積荷用レール付近では注意してください。」

学術的・専門的な文脈(よりフォーマル)


  1. “Analysts predict a significant increase in rail freight due to the new trade policies.”

    「新たな貿易政策により、鉄道貨物が大幅に増加するとアナリストは予測しています。」

  2. “The structural stability of the rail depends on the steel composition and support fixtures.”

    「レールの構造的安定性は、鋼材の組成と支持具の設計に左右されます。」

  3. “Government funding has been allocated to expand high-speed rail networks.”

    「高速鉄道網を拡張するために政府資金が割り当てられています。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. bar(棒)


    • 意味:単に棒状のものを広く指す。rail は固定して使う棒や鉄道レールのニュアンス。


  2. track(軌道)


    • 意味:列車やランニングトラックなども含む、「路線」寄りのニュアンス。rail は特に鉄製の路線や手すりを指す。


  3. railing(手すり、欄干)


    • 意味:手すりや柵の部分を総称して言う。rail はその一部や一本の棒、または鉄道のレールにも使われる。


反意語 (Antonyms)


  • 特定の明確な対義語はありませんが、「rail」が存在する場所の対概念としては「space(空間)」「gap(隙間)」「void(何もない空間)」などが状況によっては対立し得る単語です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /reɪl/

  • アメリカ英語: [reɪl]

  • イギリス英語: [reɪl]

    どちらも基本的に同じ発音で、r - eɪ - l と滑らかにつなげます。

  • 強勢(アクセント): 1音節しかないため、強勢は単語全体にあります。

  • よくある間違い:


    • /raɪl/ と発音してしまうなど、母音を誤りやすい。

    • 末尾の /l/ が弱かったり消えたりして [reɪ] のように聞こえてしまう場合がある。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “rail” の “i” を抜かして “ral” と書いてしまうなど。

  2. 同音異義語/紛らわしい単語: “rale” は医学的用語(「ラ音」として呼吸時の雑音)であり、綴りが似ていて混同しがち。

  3. 試験対策: TOEICや英検などで「鉄道関連の話題」や「インフラの解説」の文中によく出てきます。手すり(hand rail)の意味も含め、読解問題で文脈から正しく意味を取る必要があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Rail = レール” とカタカナで定着しているので、つづり “r-a-i-l” と聞けば列車のレールをイメージしやすいです。

  • 手すりなど、棒状に横に貼り付いているイメージを「レールのような棒」と関連づけると記憶しやすいでしょう。

  • 「go off the rails(脱線する)」という比喩表現を一緒に覚えると、鉄道上のレールから外れるイメージで理解しやすくなります。


以上が名詞 “rail” の詳細な解説となります。列車の軌道や手すり、ガードレールなど多用途で使われる単語ですので、覚えておくと役立ちます。ぜひ例文やコロケーションと一緒に学習してみてください。

意味のイメージ
rail
意味(1)

〈C〉(かきね・柵(さく)などの)横棒,横木;手すり,らんかん,《複数形で》柵,かき

意味(2)

〈C〉(物を掛けたりするための)横木,横棒

意味(3)

〈C〉(鉄道の)レール

意味(4)

〈U〉(輸送機関としての)鉄道

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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