最終更新日:2025/08/28
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method

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元となった辞書の項目

method

名詞

〈C〉(特に秩序だった)《…の》方法, 方式《of ...》 /〈C〉〈U〉(思考・行動の) 几帳面さ, 秩序

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解説

以下では、英単語 method を、学習者目線でできるだけわかりやすく、詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: method

品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)

日本語訳: 方法

意味(英語 & 日本語)


  • (英) A particular procedure or way of doing something.

  • (日) 何かを行う特定の手順ややり方のことです。

「method」は、「目的を達成するための体系的な手順」や「ある一定のやり方」というニュアンスをもつ単語です。学習やビジネス、研究など、幅広い場面で「やり方」や「方法」という意味合いで使われます。

活用形

「method」は名詞なので動詞のような時制による活用はありませんが、複数形としては methods があります。

他の品詞形


  • methodical (形容詞): 秩序立った、体系的な

    例: She is methodical in her work.(彼女は仕事が体系的です。)

  • methodically (副詞): 秩序正しく、方法的に

    例: He methodically organized the data.(彼はデータを体系的に整理しました。)

  • methodology (名詞): 方法論

    例: The methodology behind this research is solid.(この研究の方法論はしっかりしています。)

推定CEFRレベル


  • B2(中上級)

    「method」は高校生以上やビジネス英語、アカデミック英語でよく使われる単語で、中上級レベルの学習者にも頻出ですが、やや専門的文脈でもよく登場するため、B2レベル程度に相当します。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源: 後述するように、ギリシャ語の “methodos” (追跡、道のり) が起源です。

  • 接頭語: 特定の接頭語は含まれていません。

  • 語幹: meth-~ (特別区切れる形ではありませんが、ギリシャ語に由来します。)

  • 接尾語: -od といった形はギリシャ系の語尾です。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. scientific method / 科学的方法

  2. teaching method / 教授法

  3. payment method / 支払い方法

  4. method of analysis / 分析方法

  5. method of approach / アプローチの取り方

  6. method statement / 手順書

  7. method acting / メソッド演技

  8. method and procedure / 手法と手順

  9. proven method / 実証済みの方法

  10. trial-and-error method / 試行錯誤法


3. 語源とニュアンス

語源


  • Greek “methodos” (μέθοδος) = “meta (後・超) + hodos (道)”

    → もともとは「追いかける道」「探究の道」という意味です。

  • そこからラテン語 “methodus” へ、さらにフランス語 “méthode” を経て英語に入り、「体系立ったやり方、論理的手順」を表すようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • フォーマル/カジュアル: 基本的にフォーマルな場面やビジネス・アカデミックな文脈でよく使われますが、日常会話でも「やり方」を指す言葉として利用できます。

  • 感情的響き: 感情的なニュアンスは少なく、論理的・体系的な印象を与える単語です。

  • 口語/文章: 論文や解説文などの文章で使われることが多いですが、「What’s your method for solving this problem?(この問題を解く方法は何?)」のように、口語でも十分使用可能です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞 (countable): 「方法」であり複数形 methods もよく用いられます。


    • a method, the method, several methods など。


  2. 前置詞の使い方:


    • method + of + 動名詞/名詞

      例) “method of testing” (テストの方法) / “method of analysis” (分析方法)

    • method + for + 動名詞/名詞 も用いられます。


  3. 一般的な構文:


    • “The best method to solve the problem is…”

      (その問題を解決する最良の方法は~です。)

    • “We need to find a method for reducing costs.”

      (コストを削減する方法を探す必要があります。)



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “Do you have a good method for memorizing vocabulary?”

    (単語を覚えるいい方法ある?)

  2. “My mom’s cooking method is simple but delicious.”

    (母の料理のやり方はシンプルだけどおいしいよ。)

  3. “I’m trying a new method to organize my closet.”

    (クローゼットを整理するのに新しい方法を試してるんだ。)

(2) ビジネスでの例文


  1. “We should explore different methods to increase productivity.”

    (生産性を高めるためにさまざまな方法を探るべきです。)

  2. “Could you explain your method for forecasting sales?”

    (売上予測の手法を説明していただけますか?)

  3. “Our method of project management has significantly improved team efficiency.”

    (私たちのプロジェクト管理方法は、チームの効率を大幅に向上させました。)

(3) 学術・研究の文脈での例文


  1. “The scientific method requires observation, hypothesis, and experimentation.”

    (科学的手法では、観察、仮説、そして実験が求められます。)

  2. “Their methodology was criticized for lacking sufficient data.”

    (彼らの方法論は、十分なデータがないと批判されました。)

  3. “We replicated the experiment using a slightly modified method.”

    (少し修正を加えた方法で実験を再現しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. way (方法, やり方)


    • より広い意味で「方法」を指し、カジュアルな印象。


  2. procedure (手順, 手続き)


    • より公式な手順や段階的な流れを強調。


  3. technique (技術, 技法)


    • 個々のスキルや技術的なやり方に焦点。


  4. approach (取り組み方, アプローチ)


    • 問題への「取り組み方」や「姿勢」を強調。


  5. strategy (戦略)


    • 長期的・全体的視点のやり方を指す。


反意語 (Antonyms)


  • chaos (混沌)

  • disorganization (無秩序)

    これらはあくまで「体系的なやり方」の対極にある概念として挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈmɛθ.əd/

  • アクセント: 最初の音節「méth-」に強勢があります。

  • アメリカ英語: [mé-thəd] に近い発音。

  • イギリス英語: [mé-thəd] 基本的に同じですが、th の発音や口の開きで微妙な違いがある場合があります。

  • よくある間違い: th を [t] のように発音してしまうと「メトッド」と聞こえがちなので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペル: method(h と d の位置を間違えてしまう学習者がいます)

  2. 可算名詞: 1つの「方法」なら「a method」、複数なら「methods」を使う。

  3. 前置詞: method of doing … / method for doing … など、誤って “method to do …” と書きがちなので要注意(ただし “method to solve the problem” のように不定詞構文で使われる場合もある)。

  4. 同音異義語: 特にありませんが、methodmethadone は綴りが似ているので医療分野などで混同しないように。

  5. 試験対策: TOEICやビジネス英語などでも頻出。スペルと使用例、コロケーションをおさえておくと良いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “method” の語源は “meta (超えて) + hod (道) = 方法を追求する道筋” と覚えると印象に残りやすいです。

  • 「迷いなく成功への道筋をつける“方法”」というイメージで覚えるとよいでしょう。

  • スペリングは “me-th-od” の3つのパーツに切り分けると混乱しにくいです。


以上が名詞 method の詳細な解説です。学習やビジネス、研究などさまざまなシーンで使える便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
method
意味(1)

〈C〉(特に秩序だった)(…の)方法,方式《+of+(do*ing*)》

意味(2)

〈C〉〈U〉(思考・行為・行動の)几帳面さ, 秩序,筋道

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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