元となった辞書の項目
farmer
解説
1. 基本情報と概要
単語: farmer
品詞: 名詞 (countable noun)
CEFRレベルの目安: A2(初級)
- 「日常の農場や職業にまつわる単語として、初級レベルでよく出てくる単語です。」
意味(英語): A person who owns or manages a farm.
意味(日本語): 農家・農場経営者。または農作業をする人のこと。
「野菜や穀物、家畜などを育てる人を指す、日常的によく使われる職業を表す単語です。」
活用形
- 単数形: farmer
- 複数形: farmers
他の品詞形
- farm (動詞): 農業を営む
- 例: “They farm over 100 acres of land.”(彼らは100エーカー以上の土地を耕作している)
- 例: “They farm over 100 acres of land.”(彼らは100エーカー以上の土地を耕作している)
- farming (名詞/動名詞): 農業
- 例: “Organic farming is becoming more popular.”(有機農業がますます人気になってきています)
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 語幹: farm
- 接尾語: -er
- 「~する人・~するもの」を表すときに使われる典型的な接尾語です。よって “farm” + “-er” で「農業をする人」という意味が構成されています。
関連する単語や派生語
- farm (名詞・動詞)
- farming (名詞/動名詞)
- farmhouse (名詞: 農家の住宅)
- farmyard (名詞: 農家の庭・農場の中庭)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- small-scale farmer – 小規模農家
- local farmer – 地元の農家
- dairy farmer – 酪農家
- family farmer – 家族経営の農家
- tenant farmer – 小作農
- successful farmer – 成功した農家
- organic farmer – 有機農業を営む農家
- full-time farmer – 専業農家
- grain farmer – 穀物農家
- sheep farmer – 羊を飼育する農家
3. 語源とニュアンス
語源
- farmerは、中英語の “fermer” や古フランス語の “fermier” に由来するとされています。もともと “farm” は「租税を徴収する契約」という意味を持っており、そこから「土地を貸し借りして耕作する人」を意味するようになりました。
使用時のニュアンスや注意点
- 主に職業を表すため、文語・口語問わず幅広い場面で使われます。カジュアルでもフォーマルでも、職業名としての使用に問題ありません。ただし、大規模な農園主から小規模自営農家まで幅広く指す可能性があるため、文脈で補足することがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞(可算名詞): 一人ひとりの農家の人、複数人を指す場合は “farmers” と複数形にする。
- フォーマル / カジュアルの違い:
- 一般的に “farmer” は職業を表す名詞なので、どちらの場面でも自然に使えます。公的文書やスピーチでもカジュアルな会話でもOKです。
- 一般的に “farmer” は職業を表す名詞なので、どちらの場面でも自然に使えます。公的文書やスピーチでもカジュアルな会話でもOKです。
- イディオム的表現としては、例えば “farmer’s market”(農家直売市場)などで括りとして使われます。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “My uncle is a farmer who grows organic vegetables.”
(私のおじは有機野菜を育てている農家です。) - “Did you see that farmer selling fresh strawberries by the roadside?”
(道端で新鮮なイチゴを売っているあの農家さんを見かけた?) - “A local farmer gave us a tour of his fields.”
(地元の農家さんが畑を案内してくれました。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “We source our ingredients directly from a community of local farmers.”
(当社は地域の地元農家から直接食材を調達しています。) - “The company partnered with dairy farmers to produce organic cheese.”
(その会社は有機チーズ製造のために酪農家と提携しました。) - “Farmers require financial support programs to stabilize their production.”
(農家は生産を安定させるために財政支援制度を必要としています。)
学術的な文脈での例文(3つ)
- “Studies show that small-scale farmers play a crucial role in preserving biodiversity.”
(研究によると、小規模農家は生物多様性を保護する上で重要な役割を担っています。) - “Transitioning from subsistence farmers to commercial farmers poses unique challenges.”
(自給的農家から商業的農家へ移行することは特有の課題を伴います。) - “The economic impact of policy changes on farmers has been extensively analyzed.”
(農家に対する政策変更の経済的影響は広範囲にわたって分析されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- grower (栽培者)
- ふつうは作物や植物を育てる人を指すが、一般的な職業名としては “farmer” のほうが広く使われる。
- ふつうは作物や植物を育てる人を指すが、一般的な職業名としては “farmer” のほうが広く使われる。
- rancher (牧場経営者)
- 牛や馬などの大規模飼育や放牧を主にする人。アメリカの西部などで使われる。
- 牛や馬などの大規模飼育や放牧を主にする人。アメリカの西部などで使われる。
- cultivator (耕作する人)
- やや文語的、または農機具の名前にも使われることがある。
- やや文語的、または農機具の名前にも使われることがある。
反意語
- consumer (消費者)
- “farmer”が作る側なら、“consumer”は買う/消費する側。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /ˈfɑːr.mɚ/
- イギリス英語: /ˈfɑː.mə/
- アメリカ英語: /ˈfɑːr.mɚ/
- 強勢(アクセント): 最初の音節 “far” に強勢があります。
- よくある発音の間違い:
- “farmer” の “r” を弱く発音しすぎて聞き取りにくくなること。
- ブリティッシュ英語では語尾の “-er” が“ア”と聞こえる程度の発音になりますが、アメリカ英語では語尾の “r” を明確に発音します。
- “farmer” の “r” を弱く発音しすぎて聞き取りにくくなること。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “farmer” を “fammer” や “farmeer” などと誤記しないように注意。
- 同音異義語との混同: “firmer” (より堅い) と音が似ている可能性がありますが、つづりと意味が異なります。
- 試験対策: TOEICや英検などでも職業を表す語彙として問われることが多いです。また、リスニングパートで「農家」という意味と関連づけられやすい単語としてよく登場します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “farm”という語を覚え、その語尾に「人を表す“-er”がついている」とイメージすると記憶しやすいでしょう。
- 覚える際は、“far + mer” で「遠い(far)何か」という無理やり関連付けよりも、“farm + er” で『農場を営む人』とセットでイメージするほうが自然です。
- 参考イメージ: 「農場 (farm) で働く人 (-er) = farmer」と図で覚えておくと頭に残りやすいです。
以上が、「farmer」の詳細な解説です。農家や農場経営を表す重要な単語のため、職業や農作物の話題でよく目にする単語ですので、ぜひしっかり覚えましょう。
意味のイメージ
意味(1)
農場経営者,農場主
意味(2)
農業労働者,耕作する人