最終更新日:2024/06/11
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evolution

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元となった辞書の項目

evolution

名詞

〈U〉(徐々の)発展,進展,展開 / 〈U〉(生物の)進化;進化論 / 〈C〉(ダンス・体操などの)旋回[動作]

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解説

1. 基本情報と概要

単語: evolution

品詞: 名詞 (countable / uncountable)

CEFRレベル: B2(中上級レベル)

英語での意味:

• The gradual process of development or change, often from a simpler to a more complex form.

日本語での意味:

• 徐々に複雑または高度な形態に変化・発達していく過程や状態を指します。

「生物などが長い時間をかけて進化すること」の意味で使われるほか、「技術や文化などが段階的に発展していくこと」にも使われます。フォーマルな響きがあるので、学術的文脈やビジネスでもよく登場します。

活用形・変化形:


  • この単語は名詞なので、原形「evolution」に複数形「evolutions」があります。

    ただし「evolution」は不可算名詞として扱うことも多く、その場合は複数形にならないことがあります。文脈によっては可算名詞として「複数の進化」として使われる場合もあります。

他の品詞形例:


  • 動詞: evolve (進化する、発展する)

  • 形容詞: evolutionary (進化に関する、進化的な)

  • 名詞(派生):evolutionist (進化論者)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (e-): 直接的に明確な接頭語としては認識されませんが、e- は「外に」「外へ」というラテン語由来の要素を含む場合があります。

  • 語幹 (volu): ラテン語の “volvere” (回転する、展開する) から派生。

  • 接尾語 (-tion): 名詞化を行う一般的な接尾語。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. “the theory of evolution”


    • 進化論


  2. “biological evolution”


    • 生物進化


  3. “cultural evolution”


    • 文化的進化


  4. “gradual evolution”


    • 徐々な進化


  5. “technological evolution”


    • 技術の進化


  6. “evolutionary path”


    • 進化の道筋


  7. “driving force of evolution”


    • 進化の原動力


  8. “to undergo evolution”


    • 進化を遂げる


  9. “evolution over time”


    • 時間をかけた進化


  10. “evolutionary biology”


    • 進化生物学



3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語 “evolutionem” (unrolling, unfolding) に由来し、「巻いたものを広げる」「展開する」というイメージがあります。

  • 17世紀頃には「展開」「発展」といった意味で使われ始め、19世紀にはダーウィンの進化論で生物学的な「進化」の意味が広く定着しました。

ニュアンス・使用上の注意:


  • 一般的に学術的・フォーマルな文脈で多用されますが、ビジネスや日常会話でもメタファーとして「何かが段階を経て発展していくこと」を指して使われることがあります。

  • 「変化」を強調する際には「進化」「展開」としてポジティブな文脈を持ちやすい単語ですが、学術的には中立的な意味で使われることも多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 / 不可算名詞:

    多くの場合は不可算名詞として使われますが、「an evolution of ideas(いくつかのアイデアの進化)」のように可算名詞としても用いられることがあります。文脈によって使い分けが必要です。


  • 一般的な構文の例:


    • “Evolution + of + 名詞”

    • 例: The evolution of modern technology has been rapid.

    • “Undergo + evolution”

    • 例: Societies undergo evolution in cultural norms.


  • フォーマル / カジュアル:


    • 論文やプレゼンなど、フォーマルな場面でよく使われます。

    • 口語では “change” のほうが一般的ですが、特定の分野における進化を強調したい場合に “evolution” が使われます。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I think my taste in music has gone through an evolution over the years.”


    • (長い間にわたって自分の音楽の好みが変化してきたと思うよ。)


  2. “Her cooking skills have shown a real evolution since last year.”


    • (彼女の料理の腕は去年から本当に上達した。)


  3. “Fashion undergoes constant evolution with every season.”


    • (ファッションは毎シーズン絶えず進化しているよね。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company’s evolution in product design has set us apart from competitors.”


    • (製品デザインの進化が、競合他社との差別化につながっています。)


  2. “The evolution of digital marketing strategies has influenced our sales approach.”


    • (デジタルマーケティング戦略の進化が、我々の販売方法に影響を与えています。)


  3. “We should embrace the evolution of consumer demands to stay relevant.”


    • (消費者のニーズの進化を受け入れてこそ、時代に合った存在でいられます。)


学術的な文脈での例文


  1. “Darwin’s theory of evolution revolutionized our understanding of biology.”


    • (ダーウィンの進化論は、生物学の理解を革命的に変えました。)


  2. “Recent findings shed new light on the evolution of early human species.”


    • (最近の研究結果は初期人類の進化に新たな光を当てています。)


  3. “The concept of evolution extends beyond biology to cultural and technological domains.”


    • (進化の概念は生物学だけでなく文化やテクノロジーにも及びます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “development” (発展)


    • 「開発」「発展」という意味合いが強く、過程を強調します。必ずしも「段階的な進化」を含むわけではありません。


  2. “progress” (前進、進歩)


    • よりポジティブなニュアンスで「進歩」「改善」を意味します。


  3. “growth” (成長)


    • 主に数量や大きさ、能力が増加するという点に焦点が当たります。


  4. “advancement” (前進・促進)


    • 進歩によって段階が進むことを指し、フォーマルな文脈でよく使われます。


  5. “transformation” (変形・変化)


    • 大きく姿を変えることを指し、進化というより劇的な変化を強調します。


反意語


  1. “regression” (退行)


    • 進化に対して「逆行する、退行する」状態を表します。


  2. “devolution” (退化)


    • 「退化」や「権限移譲」の意味があり、文脈によっては退行のニュアンスを持ちます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌɛv.əˈluː.ʃən/ (米), /ˌiː.vəˈluː.ʃən/ (英)


    • アメリカ英語では [エヴォルーション] に近い発音で、最初の音が “ɛv” (エヴ)。

    • イギリス英語では [イーヴォルーション] に近く、最初の音が “iːv” (イーヴ)。


  • 強勢 (アクセント): 第3音節の “lu” の部分に主アクセントがあります。

  • よくある間違い: 最初の音を「イ」と発音するか「エ」と発音するか迷う。どちらも地域差がありますが、自分が学んでいる英語の発音スタイル(米音/英音)に合わせるとよいでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “evolution” の “l” と “u” の位置を間違えて “evoultion” と書いてしまうミスが多いです。

  • 同音異義語との混同: とくに “revolution (革命)” との混同に注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、ビジネス・テクノロジー・科学的文脈で “the evolution of ~” という形で頻出します。

  • 文脈に合った使い分け: 一般的な「変化」に “evolution” を乱用すると大げさに聞こえることがあります。「徐々な進化・発展」のニュアンスが正しいときに使いましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「巻かれたものがだんだん開いて形が変わっていくイメージ」を持つと覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: 「e + volu + tion」という3つのパーツに分けるとミススペルを防ぎやすい。

  • 関連ストーリー: ダーウィンの進化論を思い浮かべ、少しずつ形が変わったり高度になったりするイメージを持つと覚えやすいでしょう。


まとめ:

evolution は「徐々な進化・発展」というニュアンスを持つ名詞で、学術的・ビジネス的・日常的にも使える便利な単語です。文脈に合わせて可算・不可算を使い分けながら、語源や発音にも注意して知識を深めてください。

意味のイメージ
evolution
意味(1)

〈U〉(徐々の)発展,進展,展開

意味(2)

〈U〉(生物の)進化;進化論

意味(3)

〈C〉(ダンス・体操などの)旋回[動作]

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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