最終更新日:2025/10/09
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encounter

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元となった辞書の項目

encounter

名詞

(偶然の,特に敵意を含んだ)(…との)思いがけない出会い,遭遇《+with+名》 / 遭遇戦

このボタンはなに?

スーパーマーケットで偶然に昔の友人に出会った。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: encounter

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味(英語): a meeting or an experience with someone or something, especially one that is unexpected or unusual.

意味(日本語): (特に思いがけない・予期しない)出会い、遭遇(そうぐう)。

「encounter (名詞)」は、人や物事に思いがけず出会うことを表します。ちょっとドラマチックなニュアンスがあり、「通常とは違うタイミングや状況で出会った」という印象を与えます。

活用形


  • 名詞形: encounter (複数形: encounters)

  • 動詞形: encounter (encounters / encountered / encountering)


    • 例: “We encountered a bear on our hike.” (私たちはハイキングでクマに遭遇した)


CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級)


    • ある程度複雑な表現や文章を理解できるレベルで学習する単語です。日常会話だけでなく、ビジネスや学術的文書でも出てくる語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • en- : (古フランス語由来)「~に向かって」「~をもたらす」というニュアンスの接頭語として働くことがありますが、

    “encounter” は中英語へ古フランス語 “encontrer” から直接入った単語です。

  • counter : 「反対向きに」「逆方向へ」などを意味する要素。

よって、もともとは「反対に向かって出会う」といったイメージを持つ語源です。

他の単語との関連性


  • encounter (動詞): 「~に遭遇する」「(予想外に)出くわす」

  • counter: 「反対の/対抗する」などの意味を持つ語です。(ただし “encounter” との直接的派生関係ではなく、語源上の関連性がある程度)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. unexpected encounter → 予期せぬ出会い

  2. brief encounter → 短い遭遇/一瞬の出会い

  3. first encounter → 初めての出会い

  4. close encounter → 間近の遭遇(特に宇宙人との出会いなどSFで使われることも)

  5. chance encounter → 偶然の出会い

  6. hostile encounter → 敵対的な出会い/衝突

  7. casual encounter → 何気ない、気軽な出会い

  8. weird encounter → 奇妙な出会い

  9. fateful encounter → 運命的な出会い

  10. daily encounter → 日常的な出会い


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古フランス語 “encontre” (to meet face-to-face) → 中英語 “encountren” → 現代英語 “encounter”

  • 元々は「(相手に)向かって出くわす」というニュアンスがあり、偶然性や対峙(たいじ)の要素が強い単語です。

使用時の注意・シーン


  • カジュアル / フォーマル: どちらにも使われますが、日常会話では “meet” や “run into” を使うほうが口語的です。

  • ニュアンス: “encounter” には「思わぬ出会い」「ちょっと衝撃的・印象的な体験」という響きがあります。フォーマルな文章にもよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞として扱われます。

    例: “I had several strange encounters yesterday.”

  • 動詞としても使用可能(他動詞・自動詞的に使われることもあり)。


    • 他動詞: “We encountered many difficulties.”

    • 自動詞的用法は比較的少なく、目的語がつくことが多いです。


イディオム / 構文


  • “have an encounter with …” → 「…と出会う(遭遇する)」

  • “by chance encounter” → 「偶然の出会いによって」


5. 実例と例文

A. 日常会話で使われる例 (3つ)


  1. “I had a funny encounter with an old friend at the supermarket.”

    (スーパーで昔の友だちとおかしな出会いがあったんだ。)


  2. “That encounter at the bus stop really made my day.”

    (バス停でのあの出会い、本当にいい一日になったよ。)


  3. “Meeting my favorite celebrity was an unexpected encounter I’ll never forget.”

    (憧れの有名人に会ったのは、思いがけない出会いだったから絶対に忘れないよ。)


B. ビジネスシーンで使われる例 (3つ)


  1. “Our encounter with the new clients was productive and inspiring.”

    (新しい顧客との出会いは、有意義で刺激的なものでした。)


  2. “The conference provided countless encounters with industry experts.”

    (その会議では、業界の専門家との数えきれないほどの出会いがありました。)


  3. “His encounter with the CEO led to future collaboration.”

    (彼がCEOと出会ったことで、今後の協力関係が生まれました。)


C. 学術的な文脈で使われる例 (3つ)


  1. “The researchers documented an encounter with rare wildlife species in their field report.”

    (研究者たちはフィールド報告書の中で、珍しい野生生物種との遭遇を記録しました。)


  2. “Her encounter with the primary source material changed her thesis direction.”

    (彼女が一次資料に出会ったことで、論文の方向性が変わりました。)


  3. “We aim to study the human-wildlife encounters in this region for conservation efforts.”

    (我々は保全活動のために、この地域での人と野生生物の遭遇について研究することを目指しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. meeting (出会い)


    • より一般的でフォーマル・インフォーマル問わず。


  2. confrontation (対立、衝突)


    • “encounter” よりは衝突の要素が強い。


  3. run-in (偶然の出会い、鉢合わせ)


    • 口語的、ややカジュアル。


  4. chance meeting (偶然の会合)


    • 偶然性を強調する。


反意語 (Antonyms)


  • avoidance (回避)

  • evasion (回避)


    • “encounter” が「出会う」のに対して、これらは「出会いを避ける」ニュアンスです。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号)


    • イギリス英語: /ɪnˈkaʊn.tə(r)/

    • アメリカ英語: /ɪnˈkaʊn.tɚ/


  • アクセント: “en-coun-ter” の “coun” の部分に強勢があります。

  • よくある間違い: /ɛn/ ではなく /ɪn/ に近い音で発音すること。アクセントが後半にずれて “en-coun-ter” にならないよう注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “encouter” と “n” を抜かしてしまうなどの間違いが起こりやすい。

  • 同音異義語: とくに類似する英単語はありませんが、動詞 “encounter” との使い分けを確認しましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などでも、遭遇や出会いを表す重要単語として登場することがあります。ビジネス文脈や学術文脈での出題可能性が高いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “en-” は「~の中へ、対峙して」、 “counter” は「反対」、「お互いに向かい合う感覚」から「遭遇」をイメージすると覚えやすいです。

  • 「カウンター(counter)」越しに突然人と出会う様子をイメージすると、スペリングや発音のイメージが湧きやすいかもしれません。

  • 「思いがけない衝突や出会い」を意味するので、映画やゲームなどで「エンカウント(エンカウンター)」という言葉が使われるシーンを思い出すと覚えやすいです。


以上が名詞「encounter」の詳細な解説です。思わぬ出会いのニュアンスをしっかり捉えて、いろいろなシーンで使ってみてください。

意味のイメージ
encounter
意味(1)

遭遇戦

意味(2)

(偶然の,特に敵意を含んだ)(…との)思いがけない出会い,遭遇《+with+

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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