最終更新日:2025/02/25
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behavior

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元となった辞書の項目

behavior

名詞

〈C〉ふるまい,行動 / (相手への反応として示す)態度;行儀,品行 / (ある状況での物の)作用,反応;(車などの)調子

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彼のパーティーでの行動は許容範囲外でした。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: behavior

品詞: 名詞 (一般的には不可算名詞)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 英語での意味: The way a person, animal, or substance acts or conducts itself in response to certain situations or stimuli.

  • 日本語での意味: 人や動物、あるいは物質が、特定の状況や刺激に対してどのように行動・ふるまうか、またはその様子を指します。


    • たとえば、人の「行儀」や「態度」、「振る舞い」の総称として用いられます。日常会話だけでなく、ビジネスや学術の文脈でもよく使われる比較的フォーマルな単語です。


活用形


  • 名詞なので、動詞のように時制変化はありません。

  • 特定の学術的文脈などでは「behaviors」という複数形が使われることがあります(例: “different behaviors observed in the study”)。

他の品詞形


  • behavioral (形容詞) — 行動の、行動に関する


    • 例: behavioral psychology(行動心理学)


  • (イギリス英語では behaviour と表記され、形容詞は behavioural となる)

2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “behave” (行動する)

  • 接尾語: “-ior” はラテン語由来の名詞化に関連する形(英語の語尾としてはあまり独立した意味は持たないが、「状態」や「性質」を示す場合がある)

よく使われるコロケーション(共起表現)と関連フレーズ(10個)


  1. appropriate behavior(適切な行動・振る舞い)

  2. unacceptable behavior(容認できない振る舞い)

  3. behavioral pattern(行動パターン)

  4. influence someone’s behavior(誰かの行動に影響を与える)

  5. modify behavior(行動を修正する)

  6. exhibit strange behavior(奇妙な行動を示す)

  7. reward good behavior(良い行いを褒賞する)

  8. observe behavior(行動を観察する)

  9. study consumer behavior(消費者行動を研究する)

  10. social behavior(社会的行動)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: “behavior”は“behave”+“-ior”に由来します。 “behave” は古英語の “be” + “have” と結びついており、「自身をどう保つか、行動するか」という意味から派生しています。

  • ニュアンス:


    • フォーマルからカジュアルまで幅広い場面で使われます。

    • 「行儀」「態度」に近い意味合いで、人間関係や社会性を意識させるニュアンスが強いです。

    • 動物や物質の「性質・反応」を指す場合にも使われるため、学術的な文脈でも重要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞としての使い方


    • “His behavior is always polite.” のように、一般的には可算扱いしません。


  • 可算名詞としての使い方


    • 学術や専門的な分野で、タイプの違う行動を区別する際に “behaviors” として使われることがあります。

    • 例: “We observed various behaviors in the subjects of our study.”


  • 使用シーン


    • フォーマル/カジュアル: どちらにも使えるが、正式な書面やレポート、研究論文ではより頻繁に登場。カジュアルな会話でも使用可能。


  • 関連イディオム


    • “on one’s best behavior” (最高に礼儀正しくふるまう): “Please be on your best behavior tonight at the party.”


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)での例文


  1. “Your behavior yesterday was really thoughtful; thank you.”


    • 昨日、あなたはとても思いやりのある行動をしてくれたね。ありがとう。


  2. “I apologize for my behavior; I was out of line.”


    • あのときの私の振る舞いはおかしかった。ごめんなさい。


  3. “Do you think his behavior is normal for his age?”


    • 彼のふるまいは、年齢相応だと思う?


ビジネスシーン(フォーマル)での例文


  1. “Professional behavior is expected at all times in this office.”


    • このオフィスでは、常にプロフェッショナルな振る舞いが求められます。


  2. “The manager addressed the team regarding unacceptable behavior in the workplace.”


    • マネージャーは職場での容認できない振る舞いについて、チームに注意喚起を行いました。


  3. “We have implemented new guidelines to improve employee behavior.”


    • 従業員の行動を改善するために、新しいガイドラインを導入しました。


学術的な文脈(よりフォーマル)での例文


  1. “This study examines consumer behavior in online marketplaces.”


    • 本研究はオンライン市場における消費者行動を調査するものです。


  2. “Behavior in social animals often reflects complex group dynamics.”


    • 社会性をもつ動物の行動は、しばしば複雑な集団力学を反映しています。


  3. “Researchers analyzed the subject’s behavior under controlled conditions.”


    • 研究者たちは統制された条件下で被験者の行動を分析しました。


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. conduct(行為、品行)


    • 「行動様式」や「道徳的な観点」を強調する場合に使われる傾向があります。

    • 例: “His conduct in the meeting was admirable.”(彼の会議でのふるまいは素晴らしかった)


  2. demeanor(態度、挙動)


    • 見た目や印象としての態度・雰囲気を表す際に使われます。

    • 例: “She has a calm demeanor.”(彼女は落ち着いた態度だ)


  3. actions(行為、行動)


    • 個々の「行動」を指すのが中心で、やや具体的。

    • 例: “Your actions speak louder than words.”(行動は言葉よりも雄弁だ)


反意語


  • misbehavior(不品行、非行)


    • 「悪い行動」「問題行動」を指す言い方。「behavior」の否定的なバリエーション。

    • 例: “He was punished for his misbehavior in class.”(授業中の悪い態度が原因で彼は罰を受けた)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語): /bɪˈheɪ.vjər/

  • IPA (イギリス英語): /bɪˈheɪ.vɪər/

  • アクセント: 第2音節 “-ha-” に強勢が来ます(be-HAY-vior)。

  • よくある間違い: “be-hay-vior” と発音しきれず「ベヘビオー」のようになることが多いので、’-hāy-’ の音を意識しましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: イギリス英語の“behaviour”とアメリカ英語の“behavior”を混在して書いてしまう。

  • 同音異義語との混同: “behaver”という言葉はほぼ使われないので混同は少ないですが、“behavior”を動詞“behave”と混同すると、文法的に誤りが生じやすいです。

  • 試験対策: TOEICや英検ではリーディングパートの文章内で「行動・反応などの意味を把握する」ために使われることが多いです。また、ビジネスシーンでの行動指針やマニュアル文書中に頻出する可能性が高いです。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “behave” + “-ior” で「行動(の仕方)」と覚える: “behave” を知っていれば、その名詞形が “behavior” だと理解しやすい。

  • スペリングの区別: 大まかには「米: behavior / 英: behaviour」と覚える(color / colour と同様)。

  • イメージ: 誰かの行動を「見る」イメージを持ち、「こんな行動してる」という場面を頭に浮かべると印象に残りやすいです。


学習者にとっては非常に重要な単語なので、あらゆる分野での用例に触れ、口に出して使ってみることが定着への近道です。

意味のイメージ
behavior
意味(1)

ふるまい,行動;(相手への反応として示す)態度;行儀,品行

意味(2)

(ある状況での物の)作用,反応;(車などの)調子

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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