最終更新日:2025/09/18
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prove

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元となった辞書の項目

prove

動詞

〈他〉を証明する / を試す / 《~ to be ...》...と証明される, ...とわかる / ...であると判明する

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彼は裁判で自分の無実を証明する必要がある。

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解説

以下の解説は、英単語「prove」をできるだけ詳しく取り上げたものです。ぜひ学習にお役立てください!


1. 基本情報と概要

単語: prove

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞として使われる)

英語での意味


  • to show that something is true or correct

  • to demonstrate the truth or existence of something by evidence or argument

日本語での意味


  • (事実・真実であることを) 証明する、立証する

  • (能力などを) 証明してみせる

「証拠を示したり、実例を提示したりすることで“~が本当である”と示す」ようなニュアンスの単語です。裁判所など正式な場面から、日常会話で「自分の力を証明する」と言う際にもよく使われます。

活用形


  • 原形: prove

  • 過去形: proved

  • 過去分詞: proved / proven


    • 過去分詞については、◦proved◦も◦proven◦も正しいとされます。イギリス英語・アメリカ英語、または文脈・分野によって使われ方が異なることがありますが、現在ではどちらも広く使用されます。


他の品詞になった例


  • 形容詞: proven (例: a proven method = 証明済みの方法)

  • 名詞: proof (証拠)


    • ただし、“proof”は「名詞」で「証拠」の意味を表しますが、スペルが似ていて混同しやすいので注意が必要です。


CEFRレベル (目安: B2 - 中上級)


  • 「prove」は日常的にも使われますが、抽象的な議論や学術的な文脈でも良く登場。中上級者レベルで習得が期待される単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: prov- (ラテン語 probare「試す、証明する」から)

  • 接尾語: なし

関連語 (派生語や類縁語など)


  • proof (名詞, 証拠)

  • proven (形容詞, 証明済みの)

  • approval (名詞, 承認) ※語源が部分的に関連 (ラテン語の“probare”=試す, 認める)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. prove the point (論点を証明する)

  2. prove oneself (自分が有能であることを証明する)

  3. prove effective (効果があると証明される)

  4. prove innocent/guilty (無罪/有罪であることが証明される)

  5. prove a theory (理論を証明する)

  6. prove beyond doubt (疑いの余地なく立証する)

  7. prove helpful (役に立つことがわかる)

  8. prove your worth (自分の価値を証明する)

  9. prove otherwise (それ以外であることを証明する)

  10. prove to be the case (本当であることがわかる)


3. 語源とニュアンス

語源

「prove」はラテン語の“probare”(試す、証明する)に由来します。中世英語を経て現代英語に受け継がれ、現在も“証明・立証”という意味が中心に残っています。

ニュアンスと使用時の注意


  • 証明や主張の裏付けを示す、ややフォーマル寄りの単語です。

  • 日常会話でも「prove myself (自分の力を証明する)」など比較的カジュアルに使われます。

  • 論文・公的文章など、フォーマルな文脈でも頻繁に登場します。

  • 「proven」は形容詞として「実証済みの」「確立された」というニュアンスを強く含み、ビジネスシーンや学術文章でもよく見られます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞としての使用


    • 例: “He proved his theory.”

      (彼は自分の理論を証明した。)


  2. 自動詞としての使用 (特定の構文で to be が省略される)


    • 例: “His theory proved (to be) correct.”

      (彼の理論は正しいことが証明された。)


  3. イディオム的用法


    • “the exception proves the rule” (例外があることがかえって規則を裏づける、という慣用句)


使用シーンとフォーマル/カジュアル


  • 日常会話:

    「I want to prove that I can do this.」など、自分の力や本当であることの主張をするときなどに使う。

  • ビジネス文書や学術文章:

    「This data proves our hypothesis is valid.」など、よりフォーマルな書き言葉でも頻出。


5. 実例と例文

ここでは日常会話・ビジネス・学術的文脈に分けて例文を紹介します。

日常会話での例文 (3例)


  1. “I worked really hard to prove my abilities to my coach.”

    (コーチに自分の実力を証明するために、本当に頑張った。)


  2. “You don’t need to prove anything to me; I already trust you.”

    (私に何も証明する必要はないよ。もうあなたを信頼しているから。)


  3. “She tried to prove that she could solve the puzzle in under a minute.”

    (彼女は、そのパズルを1分以内で解けることを証明しようとした。)


ビジネスシーンでの例文 (3例)


  1. “We need concrete data to prove our product’s effectiveness.”

    (私たちの商品が効果的であることを証明するためには、具体的なデータが必要です。)


  2. “The new marketing strategy has proven successful in several regions.”

    (新しいマーケティング戦略は、いくつかの地域で成功を収めていることが証明されています。)


  3. “He presented detailed financial reports to prove his company’s stability.”

    (彼は会社の安定性を証明するために、詳細な財務報告書を提出した。)


学術的文脈での例文 (3例)


  1. “This experiment aims to prove the hypothesis about gene expression.”

    (この実験は、遺伝子発現に関する仮説を証明することを目的としています。)


  2. “The research findings proved to be more significant than initially expected.”

    (当初の予想以上に、研究成果は重要であることが証明された。)


  3. “Mathematicians have been struggling for decades to prove this theorem.”

    (数学者たちは、この定理を証明するのに何十年も苦闘している。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. demonstrate (デモンストレートする)


    • “demonstrate”は、実例や手続きを示して「明らかに示す」イメージが強い。


  2. verify (検証する)


    • 主に事実関係を調べて正しいかどうか確認するニュアンス。


  3. confirm (確認する)


    • 既にある情報や事実を更に確実にするイメージ。


  4. establish (立証する)


    • ややフォーマル。事実などを「確立する」というニュアンス。


  5. substantiate (立証する)


    • 学術的・フォーマルな響きが強い。証拠などで裏付ける意味。


反意語 (Antonyms)


  • disprove (反証する、誤りであると証明する)

「prove」は「証明する」、一方「disprove」は「否定する、誤りであることを証明する」という正反対の動きです。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語 (AE): /pruːv/

  • イギリス英語 (BE): /pruːv/

強勢 (アクセント)


  • 単音節語なので特別な強勢の移動はありません。語全体を短く「プルーヴ」と伸ばして発音します。

よくある発音ミス


  • /prəːv/と短めに発音してしまう事。


    • u の部分をしっかりと“ウー”と長めに発音しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 「prove」と「proof」を混同する


    • prove (動詞) = 証明する

    • proof (名詞) = 証拠

    • スペルと品詞に注意が必要です。


  2. 過去分詞「proved」と「proven」


    • どちらも文法的には正しい。

    • アメリカ英語では“proven”を好む傾向がある一方、イギリス英語では“proved”もしばしば使われます。


  3. 「prove」と「improve」の混同


    • improve は「改善する」という別の意味なので注意。


  4. 資格試験(TOEIC・英検など)での出題例


    • 文法問題や整序問題で、過去分詞形を問われたり、「prove」に続く目的語や補語に関する問題が出される場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ラテン語の “probare (試す、証明する)” を念頭に「試して真実を証明する」イメージを持つと覚えやすいです。

  • “prove” → “proof” → “proven” と連想ゲームのように、似たスペルの単語をセットで覚えるのもおすすめです。

  • 例文を作り自分に当てはめてみる (e.g., “I want to prove my ability in English.”) と、実感を伴って定着しやすくなります。


以上が、英単語「prove」の詳細解説です。

“証明する”場面で使う中心的な語なので、ぜひ多様な例文を作り、実際に使ってみてください!

意味のイメージ
prove
意味(1)

…‘を'証明する

意味(2)

…‘を'試す,検討する

意味(3)

prove[to be]+()》(…と)証明される,わかる

意味(4)

...であると判明する

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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