最終更新日:2025/07/03
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confuse

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元となった辞書の項目

confuse

動詞

《...と》 ...を混同する 《with ...》 / (人)を混乱させる, を戸惑わせる / (論点・順序など)を混乱させる

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解説

1. 基本情報と概要

単語: confuse

品詞: 動詞(verb)

CEFRレベルの目安: B1(中級)

意味(英語):

To make someone feel unable to think clearly or to mix up something so it becomes difficult to understand.

意味(日本語):

相手を混乱させたり、物事を分かりにくくしたりすることを指します。「相手の認識を曖昧にしてしまう」「情報をややこしくしてしまう」というニュアンスで、日常的にもビジネス的にも使われる、比較的よく使う中級レベルの動詞です。

活用形:


  • 原形: confuse

  • 過去形: confused

  • 過去分詞形: confused

  • 現在分詞形/動名詞形: confusing

他の品詞形:


  • 形容詞: confused(混乱している), confusing(混乱させるような)

  • 名詞: confusion(混乱)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語 (con-): “一緒に”や“共に”などのニュアンスを持ちます。

  • 語幹 (fuse): ラテン語の「fundere」(注ぐ)に由来し、そこから「流れ込んで混ざる」「融合する」というイメージが派生しています。

関連する派生語や類縁語


  • confusion (n.): 混乱

  • confused (adj.): 混乱している

  • confusing (adj.): 混乱させる(ような)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. confuse someone with someone else

    (誰かを別の誰かと混同する)

  2. confuse matters/issues

    (事態/問題をややこしくする)

  3. be confused about something

    (何かについて混乱している)

  4. easily confused with …

    (…と簡単に混同される)

  5. don’t confuse A with B

    (AとBを混同しないでください)

  6. confuse cause and effect

    (原因と結果を取り違える)

  7. confuse the audience

    (観客/聴衆を混乱させる)

  8. confuse a question with an answer

    (質問と答えを混同する)

  9. thoroughly confused

    (完全に混乱した)

  10. confusing instructions

    (混乱を招く指示)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語「confundere(con+fundere)」に由来し、「注ぎ合わせて一つにする」「混ぜ合わせてわからなくする」という意味があります。このニュアンスから「(情報などが)ぐちゃぐちゃになって、はっきり分からなくなる」というイメージで使われます。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 人を主語にして「confuse someone」と言うと、「相手を混乱させる」という意味が強調されます。

  • 「混乱」を表しますが、必ずしも相手を不快にすると決まっているわけではなく、状況をややこしくさせるという客観的なときにも使います。

  • フォーマル・カジュアルどちらでも比較的使いやすい単語ですが、ビジネスや公的文書で使う場合は「誤解を与える」という表現になることも多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞として使用

    “confuse A with B”(AをBと混同する)のように目的語を必要とします。

    例: “They confused him with another employee.”

  2. 受動態にもできる

    “be confused about 〜”(〜について混乱している)の形で、状態を表すときによく使われます。

    例: “I am confused about what to do next.”

  3. 形容詞形の使い分け


    • “I'm confused.”(私が混乱している)

    • “It’s confusing.”(それは混乱させる)


イディオム/表現例:


  • “Don’t confuse the issue.”

    (問題をさらに複雑にしないで)

  • “I got confused.”

    (私は混乱した)


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Don’t confuse me! I’m trying to concentrate.”

    (混乱させないでよ!集中しようとしてるんだから。)

  2. “I always confuse your brother with your cousin. They look so similar.”

    (君のお兄さんといとこをいつも混同しちゃうんだ。すごく似てるんだもん。)

  3. “Sorry, I’m confused. Could you explain that again?”

    (ごめんなさい、混乱してしまいました。もう一度説明してもらえますか?)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We shouldn’t confuse our clients with too many technical details.”

    (クライアントを専門的すぎる情報で混乱させないようにしましょう。)

  2. “His email only confused the matter further.”

    (彼のメールは事態をさらにややこしくしただけだった。)

  3. “Please clarify your instructions so you don’t confuse the new trainees.”

    (新人研修生を混乱させないように、指示を明確にしてください。)

学術シーンでの例文(3つ)


  1. “Students often confuse correlation with causation in statistical analysis.”

    (学生は統計分析で相関関係と因果関係をしばしば混同します。)

  2. “Avoid using ambiguous terminology that may confuse the reader.”

    (読者を混乱させる可能性のある曖昧な用語の使用は避けてください。)

  3. “Some linguistic theories can confuse beginners due to their complexity.”

    (いくつかの言語学理論は、その複雑さから初心者を混乱させることがあります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. puzzle(困惑させる)


    • より一時的で、解けない謎に頭を悩ませているニュアンス。

    • 例: “This puzzle really baffled me for hours.”


  2. perplex(当惑させる)


    • ややフォーマルで、深く困らせる感じが強い。

    • 例: “The unfamiliar system perplexed the new employees.”


  3. bewilder(当惑させる)


    • 非常にショックを受けるほど戸惑うニュアンスがある。

    • 例: “He was bewildered by the sudden change in schedule.”


  4. baffle(挫折感を与えるほど困惑させる)


    • 「何をどうすればいいのか全くわからない」という感覚。

    • 例: “The complicated instructions completely baffled me.”


反意語(Antonyms)


  1. clarify(明確にする)

  2. explain(説明する)

  3. simplify(簡単にする)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA):


  • アメリカ英語: /kənˈfjuːz/

  • イギリス英語: /kənˈfjuːz/

アクセントの位置:


  • “con-FUSE” のように、後ろの “fuse” の部分に強勢がきます。

よくある発音の間違い:


  • 「コンフューズ」ではなく、あくまでも /kənˈfjuːz/ と「フューズ」の方をはっきり発音するようにしましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “confuse” を “confiuse” や “confusse” などと書き間違えやすい。

  • 形容詞との混同: “confused” と “confusing” の使い分け。人が「混乱している」ときは “confused”。物事が「混乱させるような」ときは “confusing”。

  • TOEICや英検などの試験でも、類義語との使い分けや形容詞での使い分け問題が出題されやすいです。特に“don’t confuse A with B”構文が頻出することがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “con” + “fuse” と分けて、何かが「一緒に注がれて混ざってしまう」というイメージで覚えると、「ぐちゃぐちゃになって分からなくなる」と連想しやすいです。

  • 自分が混乱したり、友達が「やめて混乱する!」と言う様子を思い出して、音とスペリングを一緒にイメージすると記憶に残りやすいでしょう。

  • “con” は「一緒に」を表す接頭語として他の英単語と結びつきも多いため、関連して覚えると忘れにくくなります。


ご参考になれば幸いです。学習にお役立てください!

意味のイメージ
confuse
意味(1)

(…と)'を'混同する,取り違える《++with+

意味(2)

〈人〉'を'とまどわせる,当惑させる

意味(3)

〈論点・情況・順序など〉'を'混乱させる

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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