最終更新日:2025/11/23

危険な,危ない;危害を加える,険呑(けんのん)な

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元となった辞書の項目

dangerous

形容詞

危険な,危ない;危害を加える,険呑(けんのん)な

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嵐が運転に危険な状況を作り出しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: dangerous

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): likely to cause harm or injury; involving possible risk

意味(日本語): 危険をもたらす、または害を及ぼす可能性が高いことを示す形容詞です。

「危険がありそう、危ない」というニュアンスで、物事や状況、人などに対して使われます。

活用形

形容詞なので、基本的には比較級(more dangerous)・最上級(most dangerous)といった形で変化します。


  • 原級: dangerous

  • 比較級: more dangerous

  • 最上級: most dangerous

他品詞への派生


  • 名詞形: danger (「危険」という名詞)

  • 副詞形: dangerously (「危険なほどに」という意味の副詞)

CEFRレベル: B1(中級)

「dangerous」という単語自体は中級程度の単語ですが、日常会話やニュース、説明文など幅広い場面で使われるため、非常に頻出度が高い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • danger(危険)

  • -ous(形容詞を作る接尾辞)

「danger」という語幹に形容詞化の接尾語「-ous」が付き、「危険な」という意味が生まれています。

他の単語との関連性


  • danger (n.):危険

  • dangerously (adv.):危険なほどに / 危険なやり方で

  • endanger (v.):〜を危険にさらす

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. dangerous situation(危険な状況)

  2. dangerous area(危険な地域)

  3. dangerous chemicals(危険な化学物質)

  4. dangerous driving(危険運転)

  5. dangerous wildlife(危険な野生生物)

  6. pose a dangerous threat(危険な脅威をもたらす)

  7. potentially dangerous(潜在的に危険な)

  8. dangerous edge(危険な縁/端)

  9. extremely dangerous(極めて危険な)

  10. dangerous ground(危険な領域・テーマ)


3. 語源とニュアンス

語源

「dangerous」は、フランス語「dangereus」から来ており、「danger(危険)」が古フランス語に由来します。もともと「danger」には「支配者の力」や「支配されることからくる脅威」というニュアンスがありましたが、現代では単に「危険」という意味合いで定着しています。

ニュアンス・使用時の注意


  • 感情的な響き: 相手や状況に対して「危険」だと断言するときは、やや緊張感や不安を表す語感があります。

  • 使われる場面: 日常会話、正式な文書、ニュースなど幅広く使われます。カジュアルでもフォーマルでも問題なく使えますが、本質的に「物理的・精神的な危険性」を強調します。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • It is dangerous + to 不定詞: “It is dangerous to swim there.”(そこで泳ぐのは危険だ)

  • S + be + dangerous: “That dog is dangerous.”(あの犬は危険だ)

イディオムは少ない

「dangerous」を含む特別なイディオムはあまりありませんが、「playing with fire(一か八かの危険を冒す)」などの表現と似たニュアンスで使うことはあります。

使用シーン


  • フォーマル: 「This chemical can be dangerous if not handled properly.」

  • カジュアル: 「That cliff looks really dangerous.」

文法上のポイント


  • 「dangerous」は形容詞のため名詞を修飾するか、補語として使われます。

  • “dangerous” という形容詞自体に可算・不可算の概念はありませんが、修飾する名詞や文脈によっては可算(可算名詞に付く場合)・不可算(抽象的概念の場合)を区別することがあります。


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “This road is dangerous. Let’s drive carefully.”

    (この道は危ないから、気を付けて運転しよう。)

  2. “It’s dangerous to leave your bag unattended.”

    (カバンを放置しておくのは危ないよ。)

  3. “That dog looks dangerous, so keep your distance.”

    (あの犬は危険そうだから、近づかないほうがいいよ。)

ビジネス (3例)


  1. “Storing chemicals improperly can be dangerous for employees.”

    (化学薬品を不適切に保管すると、従業員にとって危険となり得ます。)

  2. “This new market could be dangerous without proper research.”

    (適切なリサーチをしないと、この新しい市場は危険かもしれません。)

  3. “We need to address any dangerous workplace conditions immediately.”

    (危険な職場環境があれば、直ちに対処しなくてはなりません。)

学術的・専門的文脈 (3例)


  1. “Exposure to high levels of radiation is extremely dangerous to human health.”

    (高レベルの放射線への被ばくは、人間の健康に極めて危険です。)

  2. “This species is considered dangerous due to its venomous bite.”

    (この種は毒のあるかみ跡があるため、危険だとみなされています。)

  3. “The data suggests that implementing untested methods could be dangerous.”

    (未検証の手法を導入することは危険になり得ると、データは示しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. risky(リスキーな)


    • 「危険度が高いが、結果が不確定」といったニュアンスが強い。投資やギャンブルなどでよく使われる。


  2. hazardous(有害な)


    • 「有害物質」や「有毒」と関連が強く、公的文書や注意喚起でよく使われる。


  3. perilous(非常に危険な)


    • やや文語的な表現で、物理的・精神的に非常に高い危険が伴う場面で使われる。


  4. unsafe(安全でない)


    • 「安全とは言えない」という幅広い意味を持ち、危険性について言及するときに便利な形容詞。


反意語


  • safe(安全な)

  • secure(安心できる、しっかり保護されている)

たとえば、“This building is safe.”(この建物は安全だ)という文と、“This building is dangerous.”(この建物は危険だ)という文で対比できます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /ˈdeɪn.dʒər.əs/

    • イギリス英語: /ˈdeɪn.dʒər.əs/

      (基本的に同じ発音記号です。)


  • アクセントの位置: “dan”にストレスがあります。“DAIN-jər-əs”というイメージです。


  • 発音の注意点: “danger” の “-ger” の部分が「ジャー」に近い音になるので、「デインジャラス」と発音すると自然です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “dangrous” と “e” を抜かしてしまうミスがよくあります。正しくは “danger” + “ous” で “dangerous”。

  • 同音異義語との混同: “dangerous” と似た音の単語はありませんが、動詞 “endanger” (危険にさらす)とごっちゃになることがあります。

  • 試験対策: TOEICや英検などで文意を問う問題で「安全/危険」の対比はよく出ます。“It is dangerous to 〜”などの構文を覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 綴りのヒント: 「danger + ous」と分けて覚える。

  • イメージ: 「Danger」という赤い警告マークを想像して、それに「-ous」がくっついている、とイメージすると綴りを間違えにくいでしょう。

  • ストーリー: 「Danger」の看板を見たら「危ない!」と感じる、そこに「ous」がついたら「本当に危ない、危険なもの!」とイメージすると覚えやすいです。


以上が形容詞「dangerous」の詳細な解説です。日常からビジネス、学術に至るまで幅広く使える重要単語なので、ぜひニュアンスと綴りをしっかり覚えてください。

意味のイメージ
dangerous
意味(1)

危険な,危ない;危害を加える,険呑(けんのん)な

基礎英単語(NGSL) / 英訳 / 記述問題

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