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capable
解説
1. 基本情報と概要
単語: capable
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): having the ability or qualities necessary to do something well.
意味(日本語): 「能力がある」「有能な」「〜ができる」という意味です。
「capable」は「何かを十分にこなす力がある」というニュアンスを含み、相手や自分が資格やスキルを持っていて、実際にうまくやり遂げることができる場面で使われます。
活用形: 形容詞のため、大きな活用変化はありませんが、副詞形は “capably” となります。比較級・最上級は少ないですが、文脈によって “more capable” / “most capable” と表すことができます。
他の品詞での例:
- 名詞形: “capability” (能力、可能性)
- 副詞形: “capably” (有能に、そつなく)
CEFRレベル: B2(中上級)
- A1: 超初心者
- A2: 初級
- B1: 中級
- B2: 中上級 ← “capable”は抽象的な能力を表し、比較的豊かな表現が必要なレベル。
- C1: 上級
- C2: 最上級
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: “cap”(“capture”などの語にも見られる形)
- 接尾語: “-able” は「~ができる」という意味を付与する接尾語。
- 例: “readable” (読むことができる)、 “understandable” (理解できる)
関連・派生語
- capability (名詞): 能力、才能
- incapable (形容詞): 〜ができない、無能な
- capably (副詞): 有能に、手際よく
よく使われるコロケーション10選
- capable of handling → (〜を処理する能力がある)
- capable of doing something →(〜をする能力がある)
- highly capable →(非常に有能な)
- capable worker →(有能な労働者)
- fully capable →(十分に能力を備えた)
- capable leader →(有能なリーダー)
- capable athlete →(有能なアスリート)
- technically capable →(技術的に優れた)
- capable and experienced →(有能かつ経験豊富な)
- capable under pressure →(プレッシャーの中でも力を発揮できる)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の “capax”(=広く含むことができる、容量を持った)が由来とされ、“capere”(=掴む・つかまえる)に関連しています。「何かを取り込む力がある」というイメージが語源的にも含まれます。
ニュアンスのポイント
- ポジティブな評価: 「あの人はとても capable だ」というときは、有能で頼りになる印象を与えます。
- 会話での頻度: 日常会話でもフォーマルな場面でも使われますが、ビジネスやアカデミックでも「有能さ」「能力の高さ」を示すときに頻繁に使われます。
- 口語 or 文章: どちらでも使えますが、書き言葉ではややフォーマル寄りに感じられることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 他の形容詞との併用: “capable” は補語や叙述用法(be動詞の後に続くなど)でよく使われます。
- 用法: “capable of ~” の形で、「〜できる能力がある」の意味をとることが一般的です。
- 可算・不可算: 形容詞なのでその区別はありません。
- フォーマル/カジュアル: 普通に使える表現ですが、スラング的な軽い印象はないため、ビジネス文書でも問題なく使えます。
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)
- “She’s really capable of solving problems quickly.”
→ 「彼女は問題を素早く解決する能力があるんだよ。」 - “I think he’s capable enough to handle this mess.”
→ 「彼はこのややこしいことを処理できる十分な能力があると思うよ。」 - “Don’t worry. You’re capable of doing great things!”
→ 「心配しないで。あなたは素晴らしいことをやり遂げる能力があるんだから!」
ビジネス(ややフォーマル)
- “Our new manager is highly capable and has already improved team performance.”
→ 「新しいマネージャーはとても有能で、すでにチームの成績を上げています。」 - “She has proven herself capable of leading major projects successfully.”
→ 「彼女は大きなプロジェクトを成功裡に率いる力があることを実証しました。」 - “A capable assistant can make a significant difference in daily operations.”
→ 「有能なアシスタントは日々の業務に大きなプラス効果をもたらします。」
学術的な文脈(フォーマル)
- “The study indicates that humans are capable of adapting to extreme environments.”
→ 「その研究は、人間が極限環境に適応する能力を持っていることを示しています。」 - “This algorithm is capable of processing vast amounts of data within seconds.”
→ 「このアルゴリズムは莫大なデータ量を数秒で処理する能力があります。」 - “Researchers seek to determine whether animals are capable of complex reasoning.”
→ 「研究者たちは動物が複雑な推論を行う能力があるかどうかを探求しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- competent (有能な) → “competent” は仕事などの能力が十分にあるという意味。
- able (〜ができる) → 「能力がある」という最も直接的な表現。
- proficient (熟達した) → 専門的なスキルや能力に熟達しているイメージ。
- skilled (熟練した) → 特定のスキルや職務に熟練したニュアンス。
- competent (有能な) → “competent” は仕事などの能力が十分にあるという意味。
反意語 (Antonyms)
- incapable (能力がない)
- incompetent (無能な)
- incapable (能力がない)
使い方の違い:
- “capable” はあらゆる分野で十分に力を発揮できる一般的な表現。
- “competent” は「求められる水準を満たしている」イメージが強い。
- “able” は一番シンプルで幅広い場面で使えるが、文脈によっては若干フォーマル感が薄め。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈkeɪ.pə.bəl/
- アメリカ英語 / イギリス英語: どちらも同様に /ˈkeɪ.pə.bəl/ と発音されるのが一般的。ただし、細かいイントネーションの違いは話者によって変わります。
- アクセント: 第一音節 “KAY” にアクセントがあります。
- よくある発音間違い: “cap-a-ble” と母音をはっきり発音せずに、「ケイパブル」ぐらいで短く縮めがちです。「ケイ-パ-ボゥ(ル)」のように3拍を意識しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミスの例: “capible”, “capeble” など。接尾語 “-able” の正しいつづりに注意。
- “able” 系の単語との混同: “capable” と “able” は似ていますが、“capable of ~” という形が定番であることを覚えておくとよいです。
- TOEICや英検での出題傾向: 「能力」「スキルの表現」に関する問題で登場。 “capable of doing ~” の構文が文法問題や読解で問われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “cap” は「帽子」や「カバー」として何かを包み込むイメージ。そこから「含む能力がある」と連想してみると覚えやすいです。
- “capable” の “-able” が「〜ができる」のヒントになるので、他の “-able” 単語ともセットで覚える(readable, understandable など)。
- 「ケイパブル(kaypable)」と口ずさんでリズムを刻むと、アクセントの位置を忘れにくいです。
以上が “capable” の詳細解説です。ぜひ例文やコロケーションごとに音読したり書き出してみて、実践的に身につけてください。
意味のイメージ
意味(1)
手腕のある,有能な,才能のある(able, competent)