最終更新日:2025/09/12
正解を見る

argue

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

argue

動詞

《...と...について》 議論する, 言い争う 《with ... about, on, over ...》 / ...を議論する / 《...するように》 ...を説得する 《into ...》

このボタンはなに?

彼らはよく政治や社会問題について議論します。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: argue

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞として使われる)


  • 英語の意味:

    1) To give reasons for or against something (賛成または反対の理由を述べる)

    2) To exchange or express diverging or opposite views, often heatedly (口論する、意見を交わす)

    3) To persuade someone to do or not to do something (説得する)


  • 日本語の意味:

    1) (ある立場を)主張する、論じる

    2) 口論する、言い争う

    3) (~するように)説得する


「argue」は、「議論する」「口論する」「説得する」といった文脈で使われる動詞です。ちょっと強めに意見を戦わせるニュアンスがある一方で、落ち着いた議論の意味でも使えます。


  • 活用形:


    • 原形: argue

    • 現在形: argue / argues (三人称単数)

    • 過去形: argued

    • 過去分詞: argued

    • 現在分詞・動名詞: arguing


  • 他の品詞:


    • 名詞: argument(議論、口論)

    • 形容詞: arguable(論じる余地がある、賛否両論ある)

    • 副詞: arguably(ほぼ間違いなく、おそらく)


  • CEFRレベル目安: B2(中上級)


    • B2: 説明や主張を組み立てるのに十分な語彙を持ち、複雑なやり取りに参加できるレベル。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • argue はラテン語で「明らかにする」「証明する」などを意味する arguere に由来します。現代英語では特に接頭語・接尾語に分解できる形ではありません。

派生語や類縁語


  • argument (名詞): 議論、口論、意見

  • arguable (形容詞): 議論の余地がある

  • arguably (副詞): おそらく(…と言える)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. argue about politics (政治について議論する)

  2. argue with your parents (両親と口論する)

  3. argue for a cause (ある主張に賛成の議論をする)

  4. argue against an idea (ある考えに反対の主張をする)

  5. argue convincingly (説得力をもって論じる)

  6. argue a point (論点を主張する)

  7. argue the case in court (法廷で主張を展開する)

  8. hotly argue (激しく口論する)

  9. argue a position (立場を主張する)

  10. argue that … (~だと主張する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • ラテン語 arguere(明らかにする、証明する) → 中英語 arguen → 現代英語 argue


  • 歴史的用法:


    • 元々は「論証する」「証明する」といった意味合いが強く、のちに「口論する」ニュアンスでも広く使われるようになりました。


使用時のニュアンスや注意点


  • 「argue」には理知的に議論する場合と、感情的に口論する場合の両方があります。

  • カジュアルな場面では「ケンカ口調で言い合う」イメージがありますが、フォーマルな文章や論文では「論証する」「理由を述べる」といった意味で頻繁に用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 自動詞としての用法: 主語が相手と「言い争う」ことを表す


    • 例: They always argue. (彼らはいつも口論している)


  2. 他動詞としての用法: 主語が「~について議論する」「~だと主張する」という対象(目的語)を取る


    • 例: They argued the matter for hours. (彼らはその件について何時間も議論した)


  3. 動詞 + 前置詞パターン:


    • argue with + 人 (人と口論する)

    • argue about + 事柄 (事柄について議論する)

    • argue for/against + 事柄 (賛成/反対の立場で議論する)

    • argue that + 文 (~だと主張する)


フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: 文書や学術論文で「論じる」「主張する」の意味でよく使う

  • カジュアル: 日常会話で「口論する」「言い合う」ニュアンス


5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル) の例文


  1. “I don’t want to argue with you about this trivial matter.”

    (こんな些細なことで口論したくないよ。)

  2. “They always argue about who should do the dishes.”

    (彼らはいつも誰が皿洗いをするかで言い争う。)

  3. “Let’s not argue and just order a pizza.”

    (口論はやめて、ピザを頼もうよ。)

ビジネス (ややフォーマル) の例文


  1. “We need to argue our case clearly in the meeting.”

    (会議では私たちの主張をはっきりと論じる必要があります。)

  2. “He argued for a budget increase in the next quarter.”

    (彼は次の四半期の予算増額を主張しました。)

  3. “Let’s not argue in front of our clients.”

    (クライアントの前で口論は控えましょう。)

学術/アカデミック (フォーマル) の例文


  1. “Many scholars argue that this theory requires further evidence.”

    (多くの研究者が、この理論にはさらなる証拠が必要だと主張している。)

  2. “Smith (2020) argues that climate change is accelerating.”

    (スミス(2020)は気候変動が加速していると論じている。)

  3. “The author argues for a radical reform of the education system.”

    (著者は教育制度の抜本的改革を主張している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. debate (議論する)


    • “debate” はフォーマルで建設的な討論を指すことが多い。相手の意見に反論しつつ議論する時に使われる。


  2. dispute (異議を唱える、論争する)


    • “argue” より少し硬いニュアンスがあり、法的・公的な場面などで「異議や反論を提示する」というニュアンス。


  3. quarrel (口げんかする)


    • “argue” よりも個人的な感情のぶつかり合いを強調する語。より感情的、不機嫌なやりとり。


反意語


  • agree (同意する)


    • “argue” が「意見の対立」を示すのに対し、“agree” は「 意見が一致する、賛成する」を示す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɑːrɡjuː/ (イギリス英語), /ˈɑrɡju/ (アメリカ英語)

  • アクセントは先頭の “ar” の部分に置かれます。

  • イギリス英語では “ɑː” とやや長めに発音される傾向がありますが、アメリカ英語では “ɑ” に近い音で、全体的に少し短めです。

  • つづりの “ue” は、/juː/ のように “ユー” という音になるので /ar-gyu/ のように発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “argue” の “u” と “e” の順番を間違えて “argeu” と書いてしまうなどのスペルミスに注意。


  2. 前置詞の使い方


    • “argue with someone” (人と口論する) の “with” を省略してしまうエラーなどに注意。


  3. 同音異義語との混同


    • 同じ発音の単語は特にありませんが、文脈によって「口論する」「主張する」両方の意味があり、誤解されやすいので、シチュエーションをよく考える必要があります。


  4. 試験対策


    • TOEICや英検などで、「主張する」の意味で “argue that SV” という形がよく登場します。また “argue for/against” が出題されることもあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源からイメージ


    • ラテン語で「明らかにする」が原義なので、何かを「はっきりさせたい」という時に “argue” が使われると覚えると、ただの口論だけでなく「論じて明らかにする」という側面も思い出しやすいです。


  • スペリングのポイント


    • ar + gue (アー+ギュー)というイメージで覚える。


  • 音とストーリー


    • “アーギュー” と発音するときに、相手に向かって「アー、ギューッと意見をぶつける」とイメージすると少し印象に残りやすいかもしれません。


以上が、動詞 “argue” の詳細な解説です。論理的な主張から感情的な口論まで幅広く使われる単語なので、場面に合わせてうまく使い分けてください。

意味のイメージ
argue
意味(1)

(人と…について)議論する,論争する,言い争う《+with+〈人〉+about(on, over)+

意味(2)

(…に賛成・反対して)論じる,主張する《+for(in favor of, against)+

意味(3)

…'を'議論する,論じる

意味(4)

(…するように)〈人〉'を'説得する,説き伏せる《+〈人〉+into+(do*ing)》,(…しないように)〈人〉'を'説得する《+〈人〉+out of+*》

意味(5)

〈物事が〉…'を'示す,表す(show)

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★