最終更新日:2025/08/31
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altogether

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元となった辞書の項目

altogether

副詞

まったく,全然 / 全部で, 全部ひっくるめて / 全体から見て, 概して言えば

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解説

以下では、副詞 “altogether” をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: altogether

品詞: 副詞 (Adverb)

意味(英語): completely, entirely, in total

意味(日本語): 「完全に、まったく」「合計で」「全体として」など


「まるごと全部を指すときや、すべてを合算したとき、『そもそも』や『総合的に見て』と表したいときに使われる副詞です。」


活用形: 副詞のため、主な活用はありません。

他の品詞: 「altogether」は副詞としてのみ使われるのが一般的で、形容詞形や名詞形などはありません。

CEFRレベル: B2(中上級)


B2は「自分の意思や複雑な情報をある程度正確に伝えられる・理解できる」レベルです。「altogether」はやや抽象的なので、中上級者向けといえます。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • all + together が一体化して生まれた単語。

    「全体(all)」+「共に(together)」→「すべてを合わせて」「完全に」という発想。

詳細な意味


  1. 完全に・まったく (completely, entirely)

    ・例: I don’t altogether agree with you.(私はあなたにまったく同意というわけではない)

  2. 合計で (in total)

    ・例: Altogether, we spent 500 dollars.(合計で500ドル使った)

  3. 概して・全体として (on the whole, overall)

    ・例: Altogether, the project was a success.(全体的に見て、そのプロジェクトは成功だった)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. “not altogether” → 「完全に〜というわけではない」

  2. “disappear altogether” → 「跡形もなく消える」

  3. “stop altogether” → 「完全にやめる」

  4. “altogether different” → 「まったく異なる」

  5. “altogether unreasonable” → 「まったくもって理不尽な」

  6. “altogether impossible” → 「まったく不可能な」

  7. “lose track of something altogether” → 「何かをすっかり見失う」

  8. “forget about something altogether” → 「何かをすっかり忘れる」

  9. “ban something altogether” → 「何かを完全に禁止する」

  10. “sum up altogether” → 「合計(総括)すると」


3. 語源とニュアンス

語源

“altogether” は中英語から伝わる「all」と「together」が結合した語です。古くは「すべてが共にある」という意味があり、そこから「全体として」「まったく」といった意味に移行していったと考えられます。

ニュアンス


  • 「まったくもって○○」「完全に○○」というニュアンスが強いです。

  • 「合計で」という意味では、計算や総括の文脈で用いられます。

  • フォーマル/カジュアルどちらの文脈でも使いやすいですが、書き言葉で特に多用される傾向があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞なので、主に動詞や形容詞、文全体などを修飾します。

  • 位置は文頭・文中・文末いずれにも置かれますが、

    意味に応じて場所が異なります。


    • 「合計で」→文末に置かれやすい: “We spent 200 dollars altogether.”

    • 「完全に、まったく」→動詞や形容詞の前: “I don’t altogether agree.”


  • 口語・書き言葉問わず使えますが、やや書き言葉寄りの印象を持つ人もいます。


  • イディオムとしては特になく、「all together」との混同に注意しましょう。


    • “all together” → 文字通り「皆が一緒に」「すべて一緒に」など

    • “altogether” → 「完全に」「合計で」「概して」



5. 実例と例文

日常会話の例文


  1. “I don’t altogether trust his story.”

    (彼の話を完全には信頼していないんだ。)

  2. “Let’s add up our expenses. Altogether, how much do we owe?”

    (経費を合計しよう。合計でいくらになる?)

  3. “They decided to stop talking about politics altogether.”

    (彼らは政治の話題を完全にやめることにした。)

ビジネスシーンの例文


  1. “Our total revenue this quarter amounts to $50,000 altogether.”

    (今期の総収益は合計で5万ドルになります。)

  2. “We haven’t altogether resolved the issue, but we’re close.”

    (問題をすべて解決したわけではないが、もう少しで解決できそうです。)

  3. “If we ban single-use plastics altogether, we should consider alternative packaging.”

    (使い捨てプラスチックを完全に禁止するなら、代替包装を検討すべきでしょう。)

学術/アカデミックの例文


  1. “Altogether, the findings suggest a correlation between diet and mental health.”

    (総合的に見て、この研究結果は食生活とメンタルヘルスの関連性を示唆している。)

  2. “We cannot altogether discount the possibility of unknown variables influencing the results.”

    (結果に影響する未知の変数の可能性を完全には排除できない。)

  3. “When examining historical data altogether, a clear trend emerges.”

    (歴史的データを全体として見ると、はっきりとした傾向が浮かび上がる。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. completely(完全に)


    • 例: “I completely agree with you.”

    • “altogether”と似た意味だがやや口語的。


  2. entirely(完全に)


    • 例: “This is an entirely different issue.”

    • “altogether”と同様に「まったく」を強調するが、フォーマル寄り。


  3. totally(完全に)


    • 例: “I totally forgot about the meeting.”

    • 口語表現でよく使う。「altogether」のほうがあらたまった印象。


  4. wholly(完全に)


    • 例: “The plan is wholly dependent on government funding.”

    • “altogether”よりフォーマルで文語寄りな表現。


反意語(部分的に反対の意味を持つ単語)


  1. partly(部分的に)


    • 例: “I only partly agree with your opinion.”


  2. incompletely(不完全に)


    • 例: “The project was incompletely finished.”


  3. partially(一部は)


    • 例: “He’s partially responsible for the outcome.”



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号:


    • イギリス英語 (BrE): /ˌɔːl.təˈɡeð.ər/

    • アメリカ英語 (AmE): /ˌɑːl.təˈɡeð.ɚ/


  • アクセントは “toGEther” の部分に強勢があるイメージ(-ge- のあたり)。

  • よくある発音の間違いは “all together” と分けて読んでしまうこと。

    “altogether” は一続きに言うイメージです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “all together” と “altogether” の混同


    • “all together” → 「すべてを一緒に」

    • “altogether” → 「完全に」「合計で」「要するに」


  2. スペルミス


    • “altogether” を “alotgether” や “alltogether” と書いてしまう。


  3. TOEIC・英検などでの出題傾向


    • 語彙問題や穴埋め問題で「合計」を言いたい時に選択肢として出る可能性があります。

    • 同意語を区別する問題として “completely” との違いを問われることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “all” + “together” が一体になったとイメージすると、「全体として」「完全に」という意味を覚えやすいです。

  • 「文脈によっては '合計' の意味でも使える」とあらかじめ覚えておくと便利。

  • スペリングは「all」と「to」と「gether」を全部くっつけるイメージで “altogether”。

    「ひとまとめにする (gather)」となんとなく響きが似ているので、まとめるイメージで覚えるのも一案です。


以上が “altogether” の詳細な解説です。文脈に応じて「完全に」「合計で」「全体として」を上手に使い分けてみてください。

意味のイメージ
altogether
意味(1)

まったく,全然(entirely)

計画は雨でぜんぜんだめになった。

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意味(2)

全部で,何もかもひっくるめて(in all)

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意味(3)

全体から見て,概して

全体的に見れば成功だった。

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基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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