最終更新日:2025/11/13
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table

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元となった辞書の項目

table

名詞

〈C〉テーブル,食卓;(仕事・遊戯などの)台 / 〈U〉《時にa~》食べ物,料理 / 《集合的に》テーブルを囲む人々,一度の人々 / 〈C〉(文字・数字,情報などの並べた)表,配列表,目録 / =tableland

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解説

1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • table: A piece of furniture with a flat top and one or more legs, providing a level surface for working at or on which to place things.

    「テーブル」とは、物を置いたり作業をしたりするための、平らな天板と脚からなる家具のことです。食事をしたり勉強をしたりする場面で使います。身近な家具なので、日常で頻繁に登場します。


  • もう一つ、「表」や「一覧表」、「テーブル」という意味もあります。要するに、データや情報がまとめられた形式のことを指します。レポートや本などで情報を整理するときに「table」を使います。


「table」は名詞としてもよく使われますが、動詞として使われる場合もあり、特にイギリス英語とアメリカ英語で意味が大きく異なる点に注意が必要です(後述)。

品詞


  • 名詞 (noun)


    • 可算名詞 (a table / tables)


  • 動詞 (verb)


    • 「提案などをテーブルに載せる(議題として提出する)」、または「棚上げにする」の意味(主にイギリス英語とアメリカ英語で使い方が異なる)。


活用形


  • 名詞なので、活用は複数形程度(table → tables)。

  • 動詞として使う場合


    • 現在形: table / tables

    • 現在分詞: tabling

    • 過去形: tabled

    • 過去分詞: tabled


他の品詞形


  • 形容詞形/副詞形は基本的にありませんが、動詞形「to table ~」を使用する、または「tabled(提出された/上程された)」という形容詞的な用法が文脈によって見られます。

CEFRレベルの目安


  • 「table」は非常に日常的な語彙なので、A1(超初心者)レベルで家具としての単語を学習します。

  • 「table」を「表」や「議題に上げる」という意味で使う場合は、レポートやビジネス文脈になるため、B1(中級)B2(中上級)くらいのレベルになることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「table」はラテン語由来と言われていますが、接頭語・接尾語の明確な組み合わせは含まれていません。

    語幹としては「tab-」に相当し、古フランス語の “table” を経由し、ラテン語の “tabula”(平らな板、一覧表)に遡ると言われます。

他の単語との関連性・派生語・類縁語


  1. tablet: 「タブレット、錠剤、メモ用タブレット」

  2. tabulate: 「表にする、一覧表を作成する」

  3. tabular: 「表形式の、表のような」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. table manners → テーブルマナー

  2. kitchen table → キッチンテーブル

  3. dining table → ダイニングテーブル

  4. turn the tables → 形勢を逆転する(イディオム)

  5. table of contents → 目次

  6. data table → データ表

  7. pivot table → ピボットテーブル(Excelなどの機能)

  8. round table discussion → 円卓会議

  9. table a motion (主に英) → 動議を提出する

  10. table the discussion (主に米) → その議論を棚上げにする


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「table」は、古フランス語 “table” とラテン語 “tabula” に由来し、「平らな板、一覧表」の意味があったとされています。そこから家具としての机と、情報を整理した一覧表という二つの用法に派生しました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 家具としての「table」: 非常にカジュアルな語で、日常生活からオフィスの場面まで広く使われる。

  • 「表/list 表示」の「table」: 主にビジネス文書や学術論文など、ややフォーマルな文脈で使われることが多い。

  • 動詞の「to table」:


    • イギリス英語の場合: 「(法案や提案などを)提出する」

    • アメリカ英語の場合: 「(議論を)棚上げにする」

      この違いは紛らわしいので、国ごとの用法に注意が必要です。



4. 文法的な特徴と構文

文法的ポイント


  • 名詞として使うとき:


    • 可算名詞 → a table / the table / some tables などで扱う。


  • 動詞として使うとき:


    • 他動詞(目的語を取る) → “They tabled the proposal.” など。


一般的な構文・イディオム


  • on the table


    • 「机上にある」→比喩的に「議論に上がっている」

    • 例: “The plan is still on the table.”


  • turn the tables (on someone)


    • 「形勢を逆転する」

    • 例: “He turned the tables on his opponent in the final round.”


フォーマル / カジュアル


  • 家具として使う場合はどちらかというとカジュアルまたは中立。

  • 動詞として使う場合はビジネス・政治などフォーマルな場面で見られることが多い。


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “Could you set the plates on the table, please?”

    (お皿をテーブルに並べてもらえる?)


  2. “I need a bigger table in my living room for work.”

    (仕事用にリビングにもっと大きなテーブルが必要だな。)


  3. “Let’s sit around the table and have breakfast together.”

    (テーブルを囲んで一緒に朝食を食べようよ。)


ビジネス(フォーマル)


  1. “Please take a look at Table 2 for the sales figures.”

    (売上の数字は表2をご確認ください。)


  2. “We need to table this proposal to address the budget concerns.”

    (我々はこの提案を議題に上げ、予算の懸念について取り組む必要がある。)

    ※イギリス英語的な用法


  3. “Given the time constraints, let’s table the discussion until next week.”

    (時間が限られているので、この議論は来週まで棚上げにしましょう。)

    ※アメリカ英語的な用法


学術的(レポート・論文など)


  1. “Table 4 summarizes the findings from the survey.”

    (表4がアンケート結果をまとめています。)


  2. “As shown in Table 1, our hypothesis appears to be correct.”

    (表1に示されているように、我々の仮説は正しいようだ。)


  3. “We compiled the data into a single table for clarity.”

    (わかりやすくするために、データを1つのテーブルにまとめました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(家具として)


  1. desk(机)


    • 仕事用に特化した机。引き出しなどが付いていることが多い。

    • 「table」とは形が似ていても、通常はオフィスや勉強用の机に使われる。


  2. counter(カウンター)


    • キッチンやバーなどにある台。立って作業するときによく使われる。


類義語(表として)


  1. chart(図表)


    • グラフ形式など視覚的に示すことが多い。


  2. graph(グラフ)


    • 線や棒・円などで視覚化。コトを整理して示す際に使う。


反意語


  • 家具としての「テーブル」には直接的な反意語はないが、たとえば「床 (floor)」「地面 (ground)」が対比されるケースもある。

  • 「表 (table)」の反意語はありませんが、「散文(prose)」や「文章 (text)」が対になって使われる場合もある。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • イギリス英語(RP): /ˈteɪ.bl̩/

  • アメリカ英語(GA): /ˈteɪ.bəl/

強勢(アクセント)の位置


  • 「teɪ」の部分にアクセントがあります。(最初の音節)

発音の違い・よくある間違い


  • アメリカ英語でもイギリス英語でも基本的な発音はほぼ同じです。

  • /teɪ/ の部分を曖昧に /tə/ と発音しないように注意すると自然になるでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • 「table」を「tabl」と書いてしまう、あるいは「table」と「able」などを混同しないよう注意。


  2. 同音異義語


    • 同音異義語は特にありませんが、「tab」(タブ) などと混同しないように。


  3. イギリス英語とアメリカ英語での動詞の意味の違い


    • イギリス英語: 「to table」 → 「(議題として)提出する」

    • アメリカ英語: 「to table」 → 「(議論を)棚上げにする」

      この違いがビジネスや政治の文脈で誤解を生まないように注意。


  4. 試験対策


    • TOEICや英検などでは、名詞「テーブル」という基本的意味が頻出。

    • 高度なビジネス関連の読解問題では動詞用法・表としての意味が問われる可能性あり。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「テーブル」は飲食や作業に関わる家具というイメージが強いので、家族が集まる食卓や会議でデータをまとめた“表”を想像してみると覚えやすいでしょう。

  • 語源的に「平らな板 (tabula)」から切り口を思い出すと、「平」(flat) がキーワードになり、それが「家具としての台」や「一覧表」という意味へ繋がると覚えられます。

  • 動詞「to table」でイギリス英語・アメリカ英語の違いを覚える際は、イギリス英語では “put on the table” → 出す(提出)、アメリカ英語では “take off the table” → 引っ込める(保留・棚上げ)とイメージすると整理できるかもしれません。


以上が名詞「table」の詳細な解説です。家具としても、情報整理としての一覧表としても非常に身近で使い勝手の良い単語なので、ぜひ日常やビジネスの場面で活用してみてください。

意味のイメージ
table
意味(1)

〈C〉テーブル,食卓;(仕事・遊戯などの)台

意味(2)

〈U〉《時にa~》食べ物,料理

意味(3)

《集合的に》テーブルを囲む人々,一度の人々

意味(4)

〈C〉(文字・数字,情報などの並べた),配列表,目録

意味(5)

=tableland

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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