最終更新日:2025/11/13
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responsibility

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元となった辞書の項目

responsibility

名詞

〈U〉責任があること / 〈C〉責任を負うべきこと, 責務

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自分の行動に責任を持つことは重要です。

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解説

以下では、英単語「responsibility」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: responsibility

    “Having a legal or moral duty to do something; being accountable or answerable for something or someone.”

  • 日本語: 「責任」

    「何かを行う義務、あるいは誰か・何かに対して説明する義務を負うこと」を指します。

    たとえば、「自分がした行為に対して最終的に責任をとる」「チームを管理し、成果に対して説明する立場にある」といったニュアンスで使われる単語です。

品詞・活用形


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • : 可算名詞・不可算名詞として使われる場合があります


    • 可算名詞の例: “You have many responsibilities as a parent.” (親としてたくさんの責務がある)

    • 不可算名詞の例: “Responsibility is key to success.” (責任感は成功のカギである)


  • 複数形: responsibilities

他の品詞形


  • 形容詞: responsible(責任がある、責任感のある)

  • 副詞: responsibly(責任をもって)

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級)

    「社会や仕事で起こる一般的な文脈での会話や文章において、責任や義務といった概念を議論できるレベル」です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 語幹: “respons-” はラテン語の “respondere”(答える、応じる)から来ています。

  • 接尾語: “-ibility” は「~できる状態・可能性・性質」を表す名詞を作る接尾語の一つです。

    組み合わさることで、「応じることができる状態」→「責任がある状態」という意味を表します。

関連語や派生語


  • responsible (形容詞): 責任がある

  • irresponsible (形容詞): 無責任な

  • respond (動詞): 応答する、返答する

  • responsiveness (名詞): 反応性、対応力

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. take responsibility for …

    (…の責任を引き受ける)

  2. accept responsibility

    (責任を受け入れる)

  3. bear responsibility

    (責任を負う)

  4. shift responsibility

    (責任を転嫁する)

  5. heavy responsibility

    (重い責任)

  6. sense of responsibility

    (責任感)

  7. personal responsibility

    (個人的な責任)

  8. corporate social responsibility (CSR)

    (企業の社会的責任)

  9. deny responsibility

    (責任を否定する)

  10. take full responsibility

    (全面的な責任をとる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “respondere” (応える・返事をする)に由来し、英語 “respond” や “responsible” と同系統の単語です。古フランス語を経て、最終的に英語として「義務・説明責任をもって応じる」というニュアンスに展開してきました。

使用上のニュアンスや注意


  • 「responsibility」は、真面目・フォーマルな場面でよく使われることが多いです。

  • 慎重に責務を話すシーン、逆に誰が悪かったかを論じるシーンなど、説明義務や義務感に話が及ぶ場面で広く使われます。

  • 口語・文章の両方で普通に使われる単語ですが、内容が重要(「責任」という重大な意味)だけに、文脈を選ぶ言葉でもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞としての可算・不可算


    • 一般的な概念として使うときは不可算(“Responsibility is important.”)。

    • 個々の務めを言うときは可算(“I have many responsibilities at work.”)。


  2. 一緒に使われる動詞


    • take / have / assume / bear / accept / share などと組み合わせて使い、「責任を引き受ける」「分担する」などを表現。


  3. フォーマル / カジュアル


    • ややフォーマル寄りの印象があり、ビジネスシーンや公的文書では頻出。

    • 口語的にも使われるが、堅い響きがあるため、“duty” や “accountability” などと使い分けがされることがあります。



5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I can’t go out tonight because I have some family responsibilities.”

    (今夜は家族の用事(責任)があるから、出かけられないんだ。)


  2. “Could you please take responsibility for feeding the cat while I’m away?”

    (私が留守の間、猫に餌をあげる役目をお願いしても良いかな?)


  3. “I admire how seriously she takes her responsibilities as a big sister.”

    (彼女が姉としての責任をとても真剣に考えているところを尊敬しているよ。)


ビジネス (3例)


  1. “It is our responsibility to ensure that the project meets the deadline.”

    (プロジェクトの納期を守るのは私たちの責任です。)


  2. “He took full responsibility for the mistake and apologized to the client.”

    (彼はミスの全責任を負い、顧客に謝罪しました。)


  3. “The department head wants to clarify each team member’s responsibilities.”

    (部長は各チームメンバーの責務を明確にしたがっています。)


学術的・公的な文脈 (3例)


  1. “Governments have a responsibility to protect the rights of their citizens.”

    (政府には国民の権利を保護する責任があります。)


  2. “Moral philosophers often debate the nature of individual responsibility.”

    (倫理学者はしばしば個人の責任の本質について議論します。)


  3. “Corporate social responsibility (CSR) initiatives are essential for sustainable growth.”

    (企業の社会的責任の取り組みは、持続可能な成長に不可欠です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. accountability (説明責任)


    • 「結果に対して説明する義務がある」というニュアンスが強い。


  2. duty (義務)


    • 「務め」や「任務」を指し、多くは道徳的・法的な義務を指す。


  3. obligation (義務)


    • 法的または道徳的な「義務」の意味合いでよりフォーマル。


反意語


  • irresponsibility (無責任)


    • 「責任をとらない」「責任感がない」という意味合い。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA


    • イギリス英語 (BrE): /rɪˌspɒnsəˈbɪləti/

    • アメリカ英語 (AmE): /rɪˌspɑːnsəˈbɪləti/


  • アクセント(強勢)の位置


    • “-bi-” の部分に主なストレスが置かれます。(re-spon-si-bi-li-ty)


  • よくある発音の間違い


    • “responsability” のように「si」の部分が “sa” のように聞こえてしまう場合。

    • アメリカ英語では “pɑːn” の母音が長めに発音される傾向が強い点に注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “responsibility” は子音 “s” と “p” が続き、その後 “i” と “b” が来るので、綴りの順番をしっかり覚えておきましょう。


  2. 類似語との混同


    • “responsible” と “responsibility” の混同に注意。「-ible」と「-ility」が異なるという点に気をつけると良いです。


  3. 試験対策(TOEIC・英検)


    • ビジネスや社会規範・倫理などの話題で頻出ワードです。責任や義務を問う設問などで使われます。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • respond(応じる)+-ibility(~できる状態)」 → 「何かに応じることができる立場」=「責任をもつ立場」。

  • スペリングのリズムをイメージする: re-spon-si-bi-li-ty(5拍で区切ると覚えやすい)。

  • 何かが起きたら、自分が返事(respond)して対処する」というイメージを持つと、責任(responsibility)を覚えやすいです。


以上が「responsibility」の詳細な解説です。「責任」という言葉は、ビジネスや日常生活だけでなく、学術的な文脈でも重要なキーワードとなります。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
responsibility
意味(1)

〈U〉責任があること

意味(2)

〈C〉責任を負うべき事(),責務

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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