really
1. 基本情報と概要
単語: really
品詞: 副詞 (adverb)
意味(英語)
- In actual fact; in reality.
- Very, genuinely, or indeed.
- Used as an exclamation to express surprise or interest.
意味(日本語)
- 実際に、本当に
- とても、非常に
- 「本当なの?」という驚きや興味を表す感嘆表現としても使われます。
「really」は日常会話で非常によく使われる副詞で、「本当にそうなの?」と確認したり、「とても~だ」という強調の意味合いで使われたりします。カジュアルな場面からフォーマルな場面まで、幅広く使われる便利な単語です。
CEFRレベル: A2(初級)
→ 簡単な会話や文章で多用され、初級レベルでもよく学ぶ重要語です。
活用形
- 副詞なので動詞のように時制変化はありません。「really」は常に「really」の形をとります。
他の品詞形
- 「real」(形容詞): 本当の、実際の
- 「realness」(名詞): 真実性、実在感(やや珍しいですが、形としては存在します)
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: 「real」(「現実の」「本当の」を意味する形容詞)
- 接尾語: 「-ly」(「~に」の意味を付与する副詞化の接尾語)
「really」は「real + ly」という組み合わせで、「現実に」「本当に」という意味を表し、会話での強調表現としても多用されます。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- really good → 本当に良い
- really important → 本当に重要な
- really appreciate → 本当に感謝する
- really need → 本当に必要とする
- really sorry → 本当に申し訳なく思う
- really like → 本当に好き
- really want → 本当に欲しい/したい
- really tough → 本当に大変/きつい
- really wonder → 本当に不思議に思う
- really expensive → 本当に高い
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「real」(ラテン語由来「res=物、事」を起源) + 「-ly」(英語の副詞化接尾辞)。
- 歴史的背景: 「real」は14世紀頃にフランス語を経て英語に入り、「本当の」「実在する」の意を持ちます。その後、副詞形の「really」が「実際に」「本当に」という意味で使われるようになりました。
「really」は非常にカジュアルな響きを持つため、日常会話では「very」の代わりにもよく使われます。感情を強めたいときや、驚き・疑問を表したいときにも役立ちます。一方、フォーマルな文書で過度に使用すると、くだけすぎた印象を与える場合があります。
4. 文法的な特徴と構文
副詞の位置: 副詞として、動詞・形容詞・他の副詞などを修飾します。
例: “I really like this.” (動詞“like”を修飾)
“This is really good.” (形容詞“good”を修飾)強調の表現: 「really + 形容詞/副詞」の形で度合いを強調します。
例: “It’s really hot today.” (非常に暑い)疑問文での感嘆表現: “Really?” で「本当?」と意外な気持ちや興味を示します。
フォーマル/カジュアル: フォーマル文章でも使える副詞ですが、あまりに連発するとカジュアル感が強く出るため注意が必要です。
可算/不可算の区別: 副詞なので名詞のように可算・不可算はありません。
5. 実例と例文
5.1 日常会話での例文(3つ)
“I really love this movie! It’s so well-made.”
→ 「この映画、本当に大好き!すごくよく出来てるよ。」“Do you really want to eat out tonight, or should we cook at home?”
→ 「今夜本当に外食したい? それとも家で料理しようか?」“Really? I had no idea you were moving to another city.”
→ 「本当? 別の街に引っ越すなんて全然知らなかったよ。」
5.2 ビジネスシーンでの例文(3つ)
“I really appreciate your timely response to my inquiry.”
→ 「私の問い合わせへ迅速に対応していただき、本当に感謝しています。」“This data is really crucial for our upcoming presentation.”
→ 「このデータは今度のプレゼンにとって本当に重要です。」“We really need to finalize the contract by the end of the week.”
→ 「今週末までに契約を確定する必要があります。」
5.3 学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
“It is really important to verify the reliability of these experiments.”
→ 「これらの実験の信頼性を検証することは本当に重要です。」“Her contributions to the field are really noteworthy.”
→ 「彼女のこの分野への貢献は本当に注目に値します。」“The findings really underscore the complexity of the subject matter.”
→ 「その研究結果は、そのテーマの複雑さを本当に強調しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
truly(本当に)
- 「真実を伴って、純粋に」を強調するカッチリした表現。
- 例: “I truly believe in her potential.”(私は彼女の可能性を心から信じています)
- 「真実を伴って、純粋に」を強調するカッチリした表現。
indeed(実に、本当に)
- ややフォーマル寄り。事実や同意を強調する。
- 例: “He is indeed a remarkable scholar.”(彼は確かに優れた学者です)
- ややフォーマル寄り。事実や同意を強調する。
actually(実際に、実は)
- 「事実と違う印象を訂正する」「意外な真実」を表す場合に使われがち。
- 例: “I actually didn’t know he was coming.”(実は、彼が来るなんて知らなかったよ)
- 「事実と違う印象を訂正する」「意外な真実」を表す場合に使われがち。
反意語
副詞的な「反意語」はあまりありませんが、強調の取り消しとして “not really” がよく使われます。
- 例: “I’m not really interested in football.”(サッカーにはあまり興味がないんだ)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈrɪəli/ または /ˈriː.ə.li/
アメリカ英語とイギリス英語で微妙に発音が異なることがあります。
- アメリカ英語: [ˈriː.ə.li] (「リーアリ」のようなイメージ)
- イギリス英語: [ˈrɪə.li] (「リァリ」のようなイメージ)
アクセントの位置は基本的に「re」に置かれ、母音の違いで発音されます。
よくある間違いとしては、早口で「rly」のように短く言ってしまい、聞き取りにくくなることです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「realy」「reelly」など、母音や子音を重ねてしまう間違い。
- 強調しすぎ: 一文の中で “really” を何度も使うと、文章が幼稚・カジュアルすぎる印象になります。
- 「*ほんとうに?」」」を表す感嘆文: “Really?” のイントネーションを誤ると、否定的・皮肉的に聞こえてしまう場合があるので注意。
TOEICや英検などでも、会話文中の強調表現や感嘆セリフとして出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「real + ly」で、「現実のように、本当に」というイメージを持つと覚えやすいです。
- “really” を発音するときは、「リ(ア)リ」としっかり母音を意識するとクリアに伝わります。
- 勉強テクニック: 感嘆詞としての “Really?”をいつでも使ってみることで、自然と使い方に慣れます。驚いた時や興味を示したい時に、「Really?」と口にする練習をすると、記憶が定着しやすくなるでしょう。
以上が「really」の詳細解説になります。日常生活でもビジネスでも、相手の話に興味を示したい、あるいは自分の気持ちを強く伝えたいときに大変便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。
本当に,真に(truly)
実に,全く
《間投詞的に》そうですか,おやおや,へえ
実際に,現実に(actually)