最終更新日:2025/11/22
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own

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元となった辞書の項目

own

限定詞

自分自身の, それ自身の, 特有の

このボタンはなに?

彼は自分の車を持っている。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: own

品詞: 限定詞(形容詞的に使われる場合もあります)、動詞、代名詞的表現など

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: “belonging to oneself or itself; used to emphasize that something belongs to a person or thing mentioned”

  • 日本語: 「自分自身の〜」「自分・それ自体に属する」、もしくは「所有する・自分のものだ」と強調する際に使われます。

「own」は、誰かや何かが“まさに自分のもの”である、と強調するときに使われる単語です。たとえば「my own car(私自身の車)」といった形で、所有をはっきり示したい場面で使われます。「自分だけの」「自分で選んだ」などのニュアンスが込められます。

活用形

「own」は形容詞的・限定詞的な使い方の場合、特に活用形は変わりません。

ただし、動詞として「所有する」を意味するときは以下のように活用します。


  • 原形: own

  • 三人称単数現在形: owns

  • 過去形 / 過去分詞形: owned

  • 現在分詞 / 動名詞形: owning

他の品詞の例


  • 動詞: “to own something” → 「何かを所有する」

  • 名詞形: 「owner(持ち主)」「ownership(所有権)」などの派生語があります。

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 日常会話で「my own room」などの表現を使う場面が頻繁にある程度のレベルです。


2. 語構成と詳細な意味

「own」は明確な接頭辞や接尾辞を持たない、比較的短い語です。


  • 語幹: own

関連語・派生語


  • owner (名詞): 「持ち主」

  • ownership (名詞): 「所有権」

  • own up to (句動詞): 「(過ちなどを)認める」「白状する」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10選)


  1. my own room


    • (私自身の部屋)


  2. make your own decision


    • (自分で決断する)


  3. on my own


    • (一人で/自力で)


  4. take ownership of


    • (〜を自分のもの・責任として引き受ける)


  5. own brand


    • (自社ブランド、自分オリジナルのブランド)


  6. have a mind of one’s own


    • (自分自身の考えを持っている)


  7. own fault


    • (自分自身の過ち)


  8. write in one’s own words


    • (自分の言葉で書く)


  9. hold one’s own against


    • (〜に対して劣らない、互角にやり合う)


  10. do it at your own risk


    • (自己責任でやる)



3. 語源とニュアンス

語源


  • 「own」は古英語の“āgen”に由来し、“固有の、自分のもの”を意味していました。インド・ヨーロッパ祖語の「自己、自発性」などを表す要素が由来と言われています。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「own」は「強調」の役割を持ちます。単に「私の車」ではなく「私自身の車」といった具合に、所有をはっきりさせる・誇らしく思うニュアンスが加わります。

  • 口語・文章ともに頻繁に使われますが、フォーマル/カジュアルの差はさほど大きくありません。「on my own」のようなカジュアル寄りの表現や、ビジネス文書で「our own solution」のようにフォーマルに使うことも可能です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 限定詞/形容詞: 「my own car」のように、所有を示す代名詞や名詞のすぐ後に置いて「強調」する。

  2. 動詞 (to own): 「持っている、所有している」という意味で使われる。他動詞なので後ろに目的語を取る。


    • 例: “I own a house.”(私は家を所有している)


  3. イディオム・構文


    • on one’s own: 「一人で」、「自力で」

    • own up to: 「〜を認める」

    • hold one’s own: 「守り抜く、負けずにやっていく」


名詞としての機能はない


  • 「own」自体は名詞としては使われませんが、「owner」は名詞です。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I finally have my own place now.”


    • (やっと自分の部屋(家)を手に入れたよ。)


  2. “Could you please let me do it on my own?”


    • (自分でやりたいので、任せてくれる?)


  3. “Do you own a dog?”


    • (犬を飼っている?)


(2) ビジネスでの例文


  1. “Each employee should take ownership of their tasks.”


    • (それぞれの社員は、自分の仕事に責任を持つべきです。)


  2. “We plan to launch our own brand by next quarter.”


    • (次の四半期までに自社ブランドを立ち上げる予定です。)


  3. “He needs to own up to his mistake in the report.”


    • (彼は報告書のミスをちゃんと認める必要がある。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Each researcher is expected to develop his or her own hypothesis.”


    • (各研究者は独自の仮説を立てることが期待されています。)


  2. “Students must write the paper in their own words to avoid plagiarism.”


    • (学生は盗作を避けるために、自分自身の言葉でレポートを書かなければなりません。)


  3. “He has his own approach to analyzing data.”


    • (彼には独自のデータ分析手法があります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. personal(個人的な)


    • 「own」と似ていますが、「personal」は「個人的な」という広い意味で使われるのに対し、「own」は所有の強調を含みます。


  2. individual(個々の)


    • 所属や所有とは別に、一人ひとりを区別したいところを強調します。


  3. proprietary(所有者の、専売の)


    • ビジネスや技術文脈で、独占的に所有されていることを指すときによく使います。


反意語


  • someone else’s(他の誰かの)


    • 「私のもの」(my own) に対して「他の人のもの」を強調。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /oʊn/

    • イギリス英語: /əʊn/


  • 強勢(アクセント)


    • 「own」は1音節の単語で、通常この一音節自体にアクセントがあります。


  • よくある発音の間違い


    • /ɔːn/(「オン」と伸ばす)のようになったり、「エウン」のように母音がずれたりしやすいです。

    • アメリカ英語では「オウン」、イギリス英語では「オウン/オーン」に近い音になります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “own”のwを落として “on” と書いてしまうなど。

  2. 「my own room」と「my room」の違い:


    • “my own room”は強調を含み、「完全に自分だけの部屋」というニュアンスが強い。

    • “my room”はそのまま「私の部屋」。


  3. 同音異義語との混同


    • 同音異義語はとくにありませんが、発音が似た “one” /wʌn/ (数字の1) と混同しがちです。


  4. 試験対策(TOEIC、英検など):


    • 文法問題として「my own / his own」を使う選択肢が出たり、リーディングで所有強調を読み取る問題が出たりする可能性あり。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “own”は「‘O’の形」で大きく強調した (circle) を思い浮かべ、それが自分ここだけという囲いのようなイメージを描くと覚えやすいかもしれません。

  • 勉強テクニック: 「my own 〜」や「on my own」のように、チャンク(塊)で覚えるとスムーズです。

  • 「own up to」というフレーズもセットで覚えておくと「自分で責任を認める」とうまく関連が繋がります。


以上が、“own”の詳細な解説です。自分のものを強調するときによく使う、使いやすい単語ですので、上記のポイントを押さえてぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
own
意味(1)

自分自身のもの,わがもの

意味(2)

自分自身の,それ自身の,特有の

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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